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第九十九話

無事にマシロを救出した俺達。宿屋に戻り部屋にマシロを寝かしてユウ先輩の帰りを待つ。

少ししたらユウ先輩が戻ってきた。思ってたより早かったな。


「ユウ先輩、思ってたより帰りが早かったっすね」


「ああ、バビルサが思ってたより弱かったからな。あと、ホグジラが予想より強くなったのもあるな」


「それで、終わったのですか?」


「後始末はホグジラに任せてきた。それよりもマシロはどうだった?」


「マシロちゃんは魔法で眠らされてるだけでした。今は介助して部屋で休んでいますよ」


「なら、明日話を聞くか。えーと、モイラとガーターとマンバよ」


「なんですか?」


「今回、手を貸してくれてありがとうな。お前達のお陰で助かったぜ」


「何を言っているのですか?困った時はお互い様ですよ」


「ええ、それに私達、何もしていませんしね」


「ぶっちゃけユウ達だけでも問題無かっただろうしな」


「それでも貴方達に助けて貰ったのには違いありません」


「本当に助かったっす!」


「もういいですよ!それでこれからどうしますか?」


「ヒバカリはこの街にはいなかったのか?」


「ええ、この三日間、探しましたがいませんでした」


「なら、明日この街を出て次の街に行くか?目的は達成したし」


「そうですね。では明日出発しましょうか。まあ、マシロちゃんの体調次第ではありますけどね」


「それはそうか」


なんて話をしていたら階段からマシロが降りてきた。


「師匠〜、私いつから寝てましてか?銭湯までは記憶があるんですが〜そこからあんまり記憶ないんです〜」


眠そうな顔をして目を擦りながらマシロが階段を降りてくる。よかった、特に問題無さそうだな。


「ユウ先輩、どうするっすか?マシロに今日の事話すっすか?」


「流石に内緒事には出来ないだろう。後で俺が話をしておく。マシロー、後で俺が部屋に行くから大人しく待っとけー!」


「ふぁ〜、分かりました〜」


マシロは引き返して部屋に戻っていく。


「多分そろそろホグジラが戻ってくる。それが終われば話てやろう。寝てたら明日でもいいしな」


俺達が明日の予定を立てていたら、ホグジラが戻ってきた。


「お話し中に失礼します。師匠、全て終わらせてきました」


「おう、お疲れ。バビルサはどうした?殺ったのか?」


「いえ、国に引き渡してきました。やっていたのは普通に犯罪なので」


「・・・お前はそれでいいのか?」


「俺は別にアイツの事などどうでもいいので。師匠こそ、これで良かったですか?」


「マシロに怪我でもおわせてたら殺ったけど、無事だったしな。もういいだろう」


「そう言えば姉弟子は何処に?」


「部屋で休んでる。今から今日の事を説明に行くつもりだ」


「・・・師匠、俺も一緒に行ってもいいですか?姉弟子に謝りたいので」


「分かった。ただ、寝てたら明日にするぞ」


「分かりました」


そんな二人のやりとりを見ていたモイラさんが、ホグジラさんに話かけた。


「貴方、本当にホグジラですか?こんなに丁寧に対応しているなんて!」


「モイラか。確かに以前の俺ならこんな風に接する事は無かっただろうな」


「なら何故、ユウに丁寧に接するのですか?」


「お前も知っている通り、俺は魔力が全く使えなかった。ステータスには魔力の表記があるのにだ!それを他人に馬鹿にされ続けた。俺はそんな奴等を黙らす為に身体を鍛えてぶっ飛ばしてきた。強さを示す為にな。しかし、師匠はそんな俺の悩みを解決してくれたんだ。尊敬しないはずが無いだろう」


「私に絡んで来たのは?」


「お前が強いのは分かっていた。お前に勝てば周りの奴等も黙ると思っていた。まあ、結果は負け。だったけどな」


「引き分けではないのですか?」


「魔力を使わないお前に引き分けたのだ。使われていたら負けていただろう」


「貴方が負けを認めるとは。ユウはホグジラさんの価値観まで変えてしまったのですね」


「師匠の強さを見てしまったら、自分がちっぽけに見えてな。意地を張るのが馬鹿らしくなったのだ。さて、もういいか?今から師匠と姉弟子に会いに行ってくる」


「ええ、どうぞ」


ユウ先輩とホグジラさんがマシロの部屋へと向かっている。その姿を見送りながらモイラさんが呟く。


「まさかホグジラさんがあそこまで変わるとは。ユウは凄いですね」


「そうっすね。とりま今日は解散するっすかね」


「ええ、明日の為にゆっくり休みましょう」


俺達は解散して、ゆっくりと休んだ。

次の日、ゆっくりと朝ご飯を俺達は食べていた。ユウ先輩、昨日の事をマシロに話出来たみたいだ。マシロ事態は余り気にはしてないみたいだった。今も元気に朝ご飯を食べている。

のどかな朝ご飯を食べていると、見知った巨体が近付いて来た。ホグジラさんだ!


「師匠、少し早かったですか?」


「いや、大丈夫だ。お前飯は食べたか?」


「勿論です師匠。いい場所も見つけてあります」


「分かった。コレを食べ終わったら出かけるぞ。マシロ、あとダイも手伝ってくれ」


「へ?俺もっすか?何するっすか?」


「俺達は今日この街を去るからな。最後にホグジラに技を教えてやろうと思ってな」


「その手伝いっすか?いいっすよ、面白そうだし」


「師匠!私は何を手伝ったらいいですか?」


「マシロは俺の弟子だからな。お前にも見せておきたいんだよ」


「分かりました師匠!しっかり見ておきます!」


「私もご一緒してもいいですか?」


「別にいいが、面白いもんでもないぞモイラ?」


「大丈夫です。私が見てみたいだけですので。ガーターとマンバはどうします?」


「私達は遠慮しときます」


「俺達で準備しとくわ。ゆっくりしてきな」


「ノリはどうする?」


「私も遠慮しときますね。宿屋の退去準備をしときますね」


「じゃあ任せた。行くぞ、ホグジラ案内してくれ」


「はい!では案内します!」


俺達はホグジラさんの案内で街を出て、広い平野に着いた。


「師匠!ここならどうですか?」


「ああ、いい広さだ。よし、ダイ!お前の力でデカイ岩を作ってくれ。なるべく硬い大岩を!」


「デカくて硬い大岩っすね。了解っす!」


俺はユウ先輩の指示の大岩を作った!魔力を込めているから普通の岩よりも硬いハズだ!


「よし、ホグジラ。コレを攻撃してみろ。硬さを確認だ」


「分かりました!ハァーーー!」


ホグジラさんが大岩に斧で攻撃するが弾かれる!

流石俺の作った大岩だ!なんともないぜ!


「グッ!コレは本当に硬いですね!」


「ユウ、私も試してみていいですか?」


「いいぞ、モイラ」


「では、いきます!」


モイラさんが蛇腹剣で攻撃しても傷すらつかなかった!俺の作った大岩硬すぎ!


「硬いですね。それでコレをどうするんですか?」


「今からコレを破壊する。その技をよく見ておけよ」


ユウ先輩が大岩の前に立つ。そして右手に魔力を貯める、貯める、まだ貯める?ちょっとユウ先輩どれだけ貯めるんだ?これって!


「見とけよ!コレがお前に教える必殺技!巨大な魔力の一撃ビックバンインパクトだ!」


ユウ先輩が魔力を込めた右腕で大岩を殴った瞬間、凄い爆発音が聞こえた!激しい土煙が上がり、目を閉じた!ゆっくり目を開けるとユウ先輩の前にあった大岩が砕け散っていた。俺が作った大岩が!ってかあの技って!


「もう、ユウ先輩を仕留めるのにライフルだと役不足っすね」


「俺を倒したきゃ戦車でも持ってきな!」


やっぱりあのキャラの技か!俺とユウ先輩は目配せをした後、ハイタッチをする!そんな俺達を他所に他の三人は茫然としていた。ユウ先輩の破壊力に驚いているみたいだ。


「さ、流石師匠だ!あの硬い大岩をこんな簡単に!」


「いやはや、驚きすぎて声が出ませんでしたよ」


「師匠流石です!カッコいいです!」


「ってかユウ先輩、簡単に壊しすぎっすよ!ちょっと俺ショックっす!」


「まあ、これくらいはな!それよりもホグジラ!どうだ?やれそうか?」


「やってみせますよ師匠!せっかく師匠が教えてくれた技なんだ!必ず使える様にしてみますよ!」


「おう、頑張れよ!さあ、用事も終わったし、そろそろ戻るか!お前達、先に帰ってくれ。俺はホグジラに少し話がある」


「分かったっす!先に戻ってるっすよ!」


「早く帰ってきて下さいよ」


「師匠!失礼します!」


俺達は先に宿屋に戻る事にした。ユウ先輩、ホグジラさんに何を話すんだろ。

その後、一時間ぐらいしてユウ先輩が戻ってきた。二人ともボロボロだったけど。対決でもしてたのかな?

しかし、いよいよこのエクスブラックともお別れだ。

次の街では、何も問題なく過ごしたいな。

日本に還る為のアイテムもゲットしないとな!

あと少し頑張るぞい!




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