地獄の狩人
エカとかエリノアの情報ってある程度出した方がいいのかな?実力とか。 今回は戦闘です! というか、この物語は戦闘がメインです!!
ニラク共和国の西方領地 瘴気が漂い、魔力の流れが乱れ、人気もない。
ニラク共和国のに隣接するインフェルネス山岳地帯は『地獄の狩人』の生息地の一つだ。
そんな危険地帯でエカは飛行速度を落とし、地上を観察していた。
(魔力感知が使いにくいな...)
目を凝らすが木々で地上が上手く見えない。
しかしそれは、あくまで「視覚情報」のみの場合。
エカは特異体質である『銀眼』により、魔力の流れを細分化し常時、可視化することが出来る。
「....見つけた」
そこには報告にあった通り、10体の『地獄の狩人』が群れで行動していた。
その統率性と姿は名の通り「ラプトル」。
「あいつらって飛べるのかな?まあいいか」
エカは右手を広げ、前に突き出す。
「虚無砲撃」
それはエカの個体固有攻撃魔術。
魔力を「虚無」に変換することによって生まれるエネルギー、「虚無エネルギー」の魔力弾を放ち対象を滅ぼす砲撃魔術。
刹那、広げた手から黒紫の魔力光線が一閃放たれ、『地獄の狩人』に直撃する......はずだった。
「へぇ...やるじゃん」
視線の先には周りの個体をり一回りいや...それ以上に巨大な個体。おそらく、この群れの長なのだろう。魔力量も有象無象とは比べ物にならない。
『地獄の狩人』の長はエカの「虚無砲撃」が発射され、当たる直前に迎撃魔術を発動し、エカの魔術を消失させたのだ。
ギャアアア!!!
と『地獄の狩人』は威嚇の鳴き声を上げる。周りの木々がなぎ倒され、地が震える。
(さて、遠距離からちまちまやってもいいけど対応されるし...面白くないからな...)
とエカは思考を巡らす。
その時、地上では長を除く9体の『地獄の狩人』が炎系統攻撃魔術を展開したいた。
『狩炎烈火・滅』
それは『地獄の狩人』の種族固有魔術。
地上数十mのエカでも確実に感じ取れる、灼熱の炎。
遥か昔、一つの国家を一夜にして崩壊させたとされる魔獣の最大の攻撃魔法がエカに向かって放たれる...!
エカ「ふっ...」
エカの口元が緩む。
避けない。
ただ、空中で静止しているだけ。
轟轟轟轟ッッッ!!!
エカに魔術が直撃する――
地上の『地獄の狩人』は勝ちを確信した。
煙が明け、「獲物」の死体が落ちてくる――はずだった。
しかし、エカは無傷。服すらも傷ついていない。
キェェェェ!!?
『地獄の狩人』は驚愕...いや恐怖する。
今まで相対してきたどんな敵をも、葬ってきた魔術。
それが、全く通用しない。
その事実が信じられず、恐ろしかった。
エカの周囲には先ほど放たれた魔術が魔力の粒子となって散っていた。
すると、エカの前方の「空間」が割れる。
エカ「あ、割れた。それもそうか。あれだけの魔術だしね。」
『不滅の魔界』――
それはエカ・フェノールのが編み出した現代最強の防御魔術。
結界に触れた魔術は魔力から分解され分散し、無効化され、物理攻撃の衝撃を吸収し無効化する。精神攻撃や状態異常も無効化または軽減できる。
魔力を更に込めることで、強度を高めることが出来る。そして、念力や魂への直接攻撃も遮断することができる。
さらに、エカ・フェノールはこの結界を常時展開している。
この魔術はそれ程までに魔力のコスパが良い。
エカは敵を見据える。
(...「釣る」か)
エカは宙を蹴り地上へと舞い降りた。
「お前ら全員まとめてかかってきな、相手してやるよ」
エカは魔力を解放する。
その時『地獄の狩人』は理解した。
この場では自分たちは「狩る側」ではなく「狩られる側」なのだと。
結構いい感じにできた~~~! エカの銀眼については、今度新たな情報がでるかも...? 虚無砲撃の「対象を滅ぼす」っていうのは比喩表現的な感じです。
6話目お楽しみに~~




