34 シャーマン
「そして私達、時空管理局が主に相手にする改変者は、もう一つのタイプ。情報跳躍・タイムリープ・時間跳躍ともという、記憶などの情報だけを転送させた者達です。」
「それらは人間だけでなく、例えばAIであったりもします。情報の時空間転送は、物質の移動や転送に比べ非常に簡単です。彼らはこの時代の人の脳などに、記憶や人格を電波信号に変換して転送させます。これによって起きるのが、いわゆる『悪魔憑き』や『シャーマン』による『神がかり』の状態です。」
「ですから、情報跳躍者は悪魔憑きやシャーマンと呼ばれます。私や山形さんは、このシャーマンに分類されます。シャーマンと悪魔憑きの違いは、正直、倫理的な立ち位置だけにしかありません。悪魔召還と呼ばれる儀式でシャーマンになる場合もあれば、神降ろしと呼ばれる行為で悪魔憑きになる場合もあります。簡単には区別がつきません。どちらにしても両方とも、電波系です。」
記憶だけの時空跳躍者が、悪魔憑きやシャーマンね。
ちょっと設定盛り過ぎだな。
「予言者の多くが、脳内で声を聞いたりしたのも、大抵は情報跳躍が原因です。まさに、その為の技術ですから。過去の予言者等の脳内で、天使と悪魔が戦ったりしますね。ああいったものの一部も実は、我々時空管利局の仕事なのです。」
「欧米では教会のエクソシスト等に扮して、悪魔と戦う事が仕事だと公言するシャーマンもいます。日本であれば、陰陽師や神主等がそれにあたりますね。そういった仕組みは、世界各国でさまざまな形をとりながら、長い歴史の間ずっと続けられてきました。」
なるほど、宗教系は全部時空跳躍のせいにしちゃおうってストーリーな訳か。
でも、ほとんどの宗教は人類の幸福よりむしろ、不幸の原因だと思うのだが。
「時空管理局にとって、宗教は非常に重要なものです。道徳観念の維持、新たなシャーマンの確保、情報交換の場。私達では対抗できない大悪魔との対決の為に、天使達に忠誠を誓わなくてはなりませんが、その忠誠の証明を宗教として果たす場合もあります。天使達の作る歴史は時に残酷ですが、大悪魔のように時空のエネルギー窃取のみが目的であったりはしないので、この時空を滅ぼそうとしたりはしません。」
ちょっと待って、だから、風呂敷広げすぎでしょっての。
大規模設定の設定のオンパレードじゃないか。
最初に言ってた、大統領暗殺はどこいったの?




