あとがき
ここまで『忘れられた六つ目の神器に選ばれました 〜人見知りな闇の少女と毒舌黒猫の学園英雄譚〜』をお読みいただき、本当にありがとうございました。
全330話。ついに完結です。
人見知りで、自分に自信がなく、誰かに声を掛けることさえ怖かったアリシア。
そんな彼女が、闇の神器《黒月》に選ばれ、毒舌な黒猫ノアと出会ったところから、この物語は始まりました。
最初は何もかもが怖くて、立ち止まってしまうことも多かったアリシアですが、メリルをはじめとする仲間たちと出会い、数え切れないほどの経験を重ねながら、少しずつ自分の気持ちを言葉にできるようになっていきました。
誰かを助けること。
誰かに助けてもらうこと。
分からないことを、分からないと認めること。
そして、自分の人生を、自分の意思で選ぶこと。
この物語で描きたかったのは、単に強い力を手に入れた少女の英雄譚ではありません。
怖がりなままでも、人は少しずつ前へ進める。
そんな小さな成長の積み重ねでした。
ノアの毒舌に振り回されながらも、少しずつ笑顔を増やしていくアリシア。
仲間たちと過ごした学園生活や、時には困難に向き合い、誰かの気持ちを大切にしようと悩んだ時間。
その一つ一つを、最後まで描き続けることができました。
330話という長い物語をここまで続けられたこと、そして何より、ここまで読んでくださった皆様がいることを、本当に嬉しく思っています。
毎日のように読みに来てくださった方。
途中から作品を見つけてくださった方。
ブックマークやフォロー、評価、応援、感想などで支えてくださった方。
そして、最後まで静かに見守ってくださった方。
皆様の一つ一つの応援が、執筆を続ける大きな励みになりました。
本当にありがとうございます。
アリシアたちの物語は、ここで一つの区切りを迎えます。
けれど、彼女たちの世界での日常が終わるわけではありません。
きっと明日も、アリシアは少し緊張しながら教室へ向かい、メリルと笑い合い、ノアにからかわれるのでしょう。
そして、以前よりほんの少しだけ勇気を出して、自分の進みたい道を選んでいくのだと思います。
そんな彼女の未来を、読者の皆様にも温かく想像していただけたら幸いです。
最後になりますが、私は現在も恋愛、異世界ファンタジー、学園ものなど、さまざまな長編小説を執筆・公開しています。
本作を楽しんでいただけた方は、ぜひほかの作品ものぞいていただけると嬉しいです。
作品によって雰囲気や主人公の性格は異なりますが、それぞれの登場人物が悩み、笑い、自分なりの幸せを見つけていく物語を、これからも大切に書いていきたいと思っています。
もし本作を少しでも「面白かった」「最後まで読んでよかった」と感じていただけましたら、評価やレビュー、感想などで応援していただけると、とても励みになります。
皆様の応援は、これから新しい物語を書き続けるための大きな力になります。
長い長い330話の旅に、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
アリシアとノア、そして仲間たちの物語が、皆様の心に少しでも残ってくれたなら、作者としてこれ以上嬉しいことはありません。
また、別の物語でお会いできることを楽しみにしています。
最後まで読んでくださったすべての皆様へ、心からの感謝を込めて。
本当に、本当にありがとうございました。




