太陽神ラー
「我をこんなつまらん大会に呼び寄せよって、主催者はこの大会が終わったら殺す!!」
「……、おい、待てよ。今は試合中だぜおっさん」
「我をこんなつまらん大会に呼び寄せよって、主催者はこの大会が終わったら殺す!!」
「……、おい、待てよ。今は試合中だぜおっさん」
「ゲシとか言ったな。そなたの熱量じゃどう転んでも我には敵わん。やめておけ」
「ふっ、確かに……熱量ではな!!」
夏至が高速で、ラーに接近、股間にキック。この大会では、特に禁止事項はない。
「き、きさま!!」
うずくまるラー。夏至は後ろに回り、カンチョー!!
「うぐっ」
どっ、会場が一転笑いが溢れる。
「生憎、俺は元々ヒールなもんでな、あと、熱を……。返してもらうぜ!!」
「ナニッ!?」
ラーの背中に馬乗りになり、夏至は熱を吸い始めた。
『おおっと!?形勢逆転か!?』
しかし……。
「何だ、この熱!?」
「ふ、汝には虚を付かれたが……。神にあだなすとは愚かな」
夏至は全身に火傷を負い、風が吹くだけでも全身に激痛が走る状態になった。
「汝、悔い、改めよ」
その夏至を一気に踏み潰した。
『審判! カウントを!!』
「あ、ハイ……。いや、これは、死んで……いる?ちょっと確認します!!」
審判が夏至を仰向けにすると、夏至の体は乾いた土のようにさらさらと飛んでいった。
「勝者晴れ男、基、太陽神ラー!!」
これで決勝戦の一人が決まった!!
さて、お次は寒さ対決。
『さぁ、決勝戦に残るのは誰だぁ!?』
雪女と大寒の娘だ。主人公(と、たまに言わないと皆から忘れ去られる)の小寒270は、この戦いに注目している。何故なら、寒さの属性である小寒は、寒さの強さが小寒より大寒の方が強いからだ。勉強になる。
小寒270はメジャーリーグ中継を見ている日本の子供のような気持ちになった。
「ファイっ!!」
『さぁ始まった寒さ対決。果たして勝ってラーとの暑さ対寒さになるのはどちらか!?』
先に大寒の娘が仕掛けた。
「寒波!」
冷気が刃となって、雪女を切り刻む。しかし。
「あーはっは。氷の結晶である私に【それ】は心地良い限り」
「そう……。やっぱり、使うしかないのね……。雪女、覚悟しなさい!」
大寒の娘は絶対零度魔法大寒式を使う気だ。
「いくわよ!!」
……。
「あら、何かするんじゃなかったの?」
なんと、力が尽きていた。発動できない!
大寒の娘は絶対零度魔法大寒式を使う気だ。
「いくわよ!!」
……。
「あら、何かするんじゃなかったの?」
なんと、力が尽きていた。発動できない!




