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第二話 凶器

俺の名前は石川池早九いしかわちはやく

埼玉県警刑事部の刑事だ。


通称、自称、せっかち刑事。


とにかく、早く帰りたい。


なのに、今日も事件が俺を呼ぶ。


「先輩こっちです。凶器はバールのようなものです。」


「バール。」


「は?」


「バールのようなものは、みんなバール。」


「防犯カメラには、はっきりとは写ってないんですけども?」


「バール。バールのようなものがバール以外だったの見たことない。」


「はぁ……」


「よし!帰るぞ!」


俺はさっさと帰宅する。


スーパーのタイムセールに行かなくちゃ。


5:29


俺はスーパーに飛び込んだ。


時間はまだ間に合っているぞぉぉぉ


『売り切れ』


「くそぉぉぉ、敵は時間だけじゃないのかよぉぉぉ……」


明日は、もっと早く帰りたい。

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