表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢カレンのシナリオ改変、あれ?他にも転生者がいる??  作者: BIRD


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
3/37

ep03:悪役令嬢は魔法が得意

(……わ、なにこの魔法特化な能力値……)


 カレンに転生した私は、2歳になった。

 何気なく心の中で「ステータス」と言ってみたら、自分のステータスが見られることに気づいた。

 ゲーム内では明かされなかった悪役令嬢カレンの能力値は、少々偏ったものになっている。


 能力の初期値は、こんな感じ。


 体力 F(-)

 魔力 D

 筋力 F(-)

 知力 D

 命中 F

 速度 F


 Fというのは、その年齢での平均値。

 F(-)というのは、平均未満。

 カレンの体力と筋力は、普通の人よりも劣っているらしい。


(……歩けるようになるまで長いと思ったら、筋力が低かったのね)


 赤ちゃんは1歳くらいで歩けるようになるのに、カレンに転生した私が歩けるようになったのは、1歳半を過ぎてからだった。

 多くの赤ちゃんたちが8~9ヶ月で始める「つかまり立ち」も、1歳2ヶ月を過ぎてからようやくできた。

 ハイハイできるようになったのも生後10ヶ月を過ぎていたし、運動能力の発達が遅い気がする。


(ハイハイよりも喋る方が早かったのは、知力が高かったからなのね)


 知力Dは平均よりもかなり高い。

 私は生後半年くらいで簡単な二語文を話せるようになった。

 平均的な赤ちゃんの二語文は1歳半以降なので、言語の発達の速さに周囲の人々が驚いていた。

 2歳の今は普通に会話ができて、文字の読み書きもできる。


「素晴らしいぞ、カレン」

「カレン、あなたは天才ね」


 両親は、いつも私をベタ褒めしてくれる。

 ゲームでは5歳以前のカレンと両親の様子については語られていなかったけれど、きっとこんな風に溺愛して褒めちぎっていたのかもしれない。

 なのに、聖女ルナを養女に迎えてからのミシオン公爵は、カレンにほとんど構わなくなってしまう。

 だから、ゲームのカレンは不満を募らせて、ルナに嫌がらせを始めたのね。


 私は、褒められても控えめに微笑んで「ありがとうございます」と応えることにした。

 褒めてもらえるのは今だけ。自分を天才だと思い込んで努力をしない子に育てば、落ちこぼれる未来しかない。

 能力値はその人の環境によって変化していくので、今後上下する可能性もある。

 例えば、筋力が低くても筋トレしていれば高くなるし、知力が高くても勉強をサボっていたら低くなるの。


(ゲームの主人公よりも、初期から使える魔法が多い……闇魔法なんて、魔力消費が高いのに)


 カレンは、魔力と知力に特化した、魔導士向きのステータスを持っていた。

 魔力が高ければ、使える魔法が多くなる。

 知力が高ければ、魔法の威力や効果が高くなり、コントロールも上手くなる。

 カレンの属性は、闇・火・風。

 そのすべての初級魔法が、今すぐ使える状態だった。


(もしも断罪されて公爵家から出ることになっても、魔導士として生きていけるようにしよう)


 私は、カレンの魔法の才能を、更に伸ばすことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ