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コツコツ貯めた私の戦闘ボーナスで『VRMMO』のトップティアの【女神】に!?  作者: うわのそら
episode IV ENDLESS×ONLINE完結編【ランカーバトル編】
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041 テキ/タイ


『あ、あれは!! ミサキさん!?』


「……ミサキめ。当然だけど勝ち上がってきたって訳ね……」


モニター越しからでも、伝わるミサキの余裕綽々そうな表情、そして彼女が纏っているその服装、それは『エンオン』をプレイしているユーザーなら一目でわかる現状最強装備『ドラグマローブ』その防具を付けている。


「ミサキ、今回相当ガチってきたな……ちょい、私達もこりゃまずいや……あはは」


「……ですね。でも、だ、大丈夫です! きっと。」


「うふふ、ステラちゃん随分自信満々じゃない。でも根拠はあるのかしらね」


横にいたアオがちょっと意地悪にステラにそう質問する。



「根拠……、は……無いですけど、きっと大丈夫です!!! 私達なら」


「おいおいごり押しな自信かよー、ふふっ。でもその自信私は嫌いじゃないよステラ」

かぷちーのもその意見に乗り、笑みを浮かべる。


「そーだよ!! いまのこのパーティ向かうとこ敵無しだ!! リゼ早く暴れたい!!」


──ばしっ!!


「きゃっ!!!」


「よぉーーく言ったー!!ステラちゃん!!」


「まあ、みんな落ち着こ。まずは噂のトップギルドの観戦で分析でも。」


「……ミサキのチームか。」


「げー、相変わらず彼女早いね〜ー」


──ビュンっ!!


かぷちーのが目を向けた先に映る高速で敵を翻弄しているミサキの姿。


「ねー、こっちだってば。ほらほら! こんなんじゃHPに1ダメージも入らないまま試合終わっちゃうよ」


「クソッ!! この女──……ッ!!」


ミサキは華奢な身体を素早く動かし、相手の斧使いの攻撃を軽くあしらう。


「捕まえられねぇ!! 皆!!援護を!!」


「了解──。」


「了解!!」


「はい!!」


斧使いを筆頭とするパーティメンバーが彼のコールで彼の援護に向かう。


隣に居た魔法使いの女がサポート魔法を放ち、彼のDEFを底上げする。


更に、後方にいた彼の相方であろう剣使いが斧使いのカバーに入り、ミサキと彼を分断する。


「ふーん。いいパーティだね。ゾクゾクするよー。うん、壊しがいがある。きゃはは」


「むぅ、ミサキ……悪趣味がすぎるぞ……」


「いーのいーの、こう言うのは()()()()()()


「ちっ、なめやがってぇえ!!! うぉおお!!」


DEF上昇さらに身体能力バフがかかった状態で斧の男渾身の一撃を彼女に与える為、全ての力を注いだ一点集中の近接攻撃を仕掛ける──が。



──ガキン!!


ミサキが球体状のカードスキルを展開し、防御に成功し、それに簡単に弾かれてしまう。



「なっ──!!」


「あはは、この程度の攻撃じゃ私は倒せないよ。もっと本気で来てね」



彼女がニヤリと微笑み、不気味なオーラが周りを包んだ。


──……ぐああああああああぁあ!!!


バタバタと倒れる斧使いパーティの5人。


ミサキ、彼女が1人で相手5人をあっという間に倒してしまったのである。


彼女と相手プレイヤー達のゲームプレイ時間はさして変わらないであろう、だが。ミサキは彼達とは違う近接戦闘センスがあり瞬間、相手パーティを壊滅させてしまった。


「ちぃー、なんだつまんない。少し手加減したのになア・レ・使えなかったな。まあいいや。対戦ありがとー。」




「おい、ミサキ……わたしの分も……残して欲しかったのだが……」


「あはは。ララごめんね、やっちゃったっ!!」


「……むぅ、こやつは……」


「お疲れ様ですミサキ様!! 5タテ!!感激しました。」


「どもーー、次もがんばろーね。ララ」


「勝負、付いたか。」


ミサキの単騎戦により、勝負が簡単に付いてしまう。


『戦闘終了──、勝利したプレイヤー達は控え室へ戻って下さい。次の戦闘は龍の双翼、そして大天空』


運営からのナレーションがフロア全体へ響き渡り、そう通知される。


「──えっ!!」


「……」


「ええええぇっ!! ほんとー!!」


「あらあら。」


まいらが真剣な顔をした後1人、準備室に戻り戦闘の準備を開始する。


「まいら、ついに対面ね。」


「──うん」


「心の準備は出来てる?」


アオはまいらの事を想い、献身的に寄り添った。


潤むまいらの瞳、その真剣な眼差しが彼女の本気さを物語っていた。


──『次回の戦闘開始時間は〜ー……』


アナウンスが入り、次の戦闘開始時間が通知される。



──そして戦闘開始時間が近づき『龍の双翼』パーティの準備が整い、集合するのであった。


「……それにしても、早い接敵ね。まいら」


「ええ、私も驚いてる。でもこっちには新進気鋭のダークホースステラが居るからねっ」


「はわわっ私ですか!?」


「へへーん、うちの最終兵器はつっよいよー〜」


「私は今回も期待してるわよ、ステラ」


そう言って、肩にリゼがしがみつく。


(私は、ここで変わるんだ……。)


(皆のために…………。)


「それでは皆さん──行きましょう!!!」

ステラはクランメンバーを勇気づけるように、いつもの小さな声とは打って変わって大声をあげる。


「ステラ……。」


「「おー!」」


5人はトップギルド、大天空と決着をつける為に足を踏み出す──。



「……──ふふっ、きたわね。まいら、ステラちゃん」


十戦華(テンス)同士の戦いが今、幕を上げる。

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