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「それではその伝言とやらを聞きましょう」
『暴食の理によろしく』
「それだけですか?」
『微睡みにて汝…いや、次なる幻影の少女を待とう』
一言目と二言目の内容に大分差がありますね。これは依頼主が二人いる可能性も視野に入れないと。
「えーと?」
「幻影の少女…まさかファントムガールズ?」
「なにそれ?」
「師匠が私達三人につけた集団としての名前」
『あ…一応言っとくが、依頼主は一人だった。これは俺にしか分からない暗号で残せた唯一の過去の俺からのメッセージだからな』
それは…まあ、この際信じておきますか。




