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Wショック・・・

ひろみは、えみをボーっと見ていた


そして


「あっ!」と思わず声を上げてしまった。


大塚が後輩の村瀬をつれて歩いているのが見えたからだった。


その声にえみは気付き、ひろみに視線を送った。


「あら、かわいいわね~、新しい彼女・・・・」


「ああ・・」


と中村が答える・・・


えっ~・・なにウソついてるの中村さん・・・とひろみが思っていると。


「相変わらず、うそが下手ね、りょうちゃん・・・」


と簡単にえみに切り返された・・・


一方


大塚と村瀬もひろみと中村に気づいていた。


「どうするの、けいたさん・・・」


「ちょっと待っててろ・・・話してくる・・・・」


大塚はひろみたちの方へむかった。


「ところで、彼女の名前は・・・」


えみが聞くと・


「田中ひろみです・・・」


ひろみは頭を下げ挨拶をした。


「神原えみ・・よろしく」


えみは手を差し伸べたお互い握手した。


「わたしたちライバルね・・・」


ぼそっとひろみの耳元でえみが言った。


「えっ・・・」


ひろみが何か言おうとした時


「ひろみ!!」


後ろから大塚の声がした。


声がした方を振り返る3人


「ひろみ!!なにしる・・・お前Kプロだからって・・・今日もか?」


「・・・・あんたには関係ないでしょ」


ひろみも言葉を詰まられせながら言い返した。


「中村さんも、中村さんですね。Kプロを口実に・・ひろみに近づくんですか?」


大塚は、中村に言い寄った


しかし


中村の一言はあまりにも間抜けだった


「ところで、きみは誰だ。」


大塚はその間抜けな一言に切れた。


「第一工業部の大塚だ・・・」


「ああ? あの大塚君か・・・」


中村は意味深なことを言い話を続けた


「ところで今日は日曜日だ。われわれがどう過ごそうと関係ない。」


「関係ない?・・・大ありだよ・・・俺の彼女に手をだすなんて・・・いい度胸をしているな!」


少し声を大塚は荒げた・・・


「ふーん、何人もいる彼女の一人の間違いじゃないの・・・・さっきも

うちの部の後輩と歩いていたような気がしたけど・・・」


中村はつい本当のことを言ってしまった。


「なに!、貴様みたいな彼女もいないオタク野郎に・・・」


大塚が言った瞬間、


今度は


えみが切れた。


「彼女ならここにいるわよ・・」


えみが話し中村の肩に手を回した。


大塚は、何だこの女と見ると、


ものすごい美女が立っていた・・・・


「本当に彼女か?」


と聞くと


「そうよ・・・」


えみは、中村にキスをした・・・


この光景には、ひろみはもちろん大塚も驚いた。


そして、


一番驚いたのは、ほかならぬ中村だった。


キスが終わって・・・


「どう?」


えみが聞く・・・


「じゃぁ、何でひろみがいるんだ・・・」


大塚が言う


「わたし、忙しいの・・・だから親友のひろみにりょうちゃんの服を買って、

ここに連れてくるようにお願いしたの ねぇ、ひろみちゃん!・・」


えみはひろみの方を見た。


「はい、えみさん!!」


「じゃぁ、もうひろみは、いいでしょう。」


大塚が聞くと


「だめよ・・・まだ付き合ってもらうんだから・・・私達のために・・・」


とうとう


大塚は、文句を言うことも出来なくなった。


「いい加減に・・・目の前から消えたら・・・」


えみが言う。


大塚は何も言えずに立ち去った。


戻ってきた大塚に村瀬が言った。


「相手がわるいですよ。」


「俺が中村の相手にならないとでも・・」


「ちがいます。彼女です・・・彼女、最近人気モデルの神原えみですよ。」


「えっ・・・」と大塚は驚いた。


一方


ひろみは心中穏やかでなかった・・・


元恋人同士のキスシーンを


しかも


目の前で・・・


しかも


ものすごく自然で


逆に見とれてしまうほどだった・・


「あら~てれちゃって~」


えみは、中村をいじっていた。


「あの~」


ひろみが声をかけた時、


えみは何かに気づいて


すぐにひろみに近づき腕を組んだ。


「あの。あの・・・」


驚いたひろみは、次の言葉が出なくなった。


そして


えみはやさしく


「だめよ・・・折角、助けてあげたのに・・・」


と耳元でささやいた。


気をよくしたえみは


「さて、立ち話もなんだから・・・どこか行かない・・・わたし、ひさしぶりにりょうちゃんの一曲を聴きたいんだけど・・・・」


「でも今日は・・」


中村が言おうとすると


えみは、ひろみと腕を組んだまま、中村の腕もくんで、


「折角、キスもしたのに・・・本当にひさしぶりの再会なのに?」


「わかった。俺のうちまでは遠いから、・・・」


「じゃぁ、ソウルね?」


えみが言う


「そうだ・・・」


「すみません。ソウルって行くんですか?」


全く理解できないひろみは、思わず聞いてしまった。


二人はひろみを見た。


そして


えみが


「それは、ついてのお楽しみ・・・」


三人はタクシーに乗り込んだ。

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