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四課の獅子

東京都、警視庁。そこの組織犯罪対策部に一報が入った。

「主任、北京連合のメンバーの一人、鬼城雄真が神奈川県の天倉市で目撃されたとの情報が入りました。」

主任と呼ばれた女性は書類を受け取り自分の席に座るとその書類を見た。

その書類には鬼城雄真の行動が細かく書かれていた。その中に鬼城達がある女子高生をナンパしていたことまで書かれていた。その女子高生の名前を見た瞬間、女性は目を疑った。

「・・・桜!」

彼女は神室百合。暴力団などの反社会的勢力の取り締まりをする組織犯罪対策第四課に属し、女性ながら主任となったノンキャリアである。そして、神室桜の母親である。

「多分、目的は天倉市の手中に入れること。確か、桜の学校には・・・」

百合は暴力団の資料を調べた。すると、ある暴力団の資料に目が止まった。

「栄龍組。天倉市に拠点を置く暴力団。今まで目立った事件を起こしていないために要観察として処分された極道組織。その組長の息子が栄龍儀。桜と同じ学校に通っている。」

百合は資料を見ていくうちに険しい表情になった。

「小村、今すぐ天倉市に向かうわ。」

「え、主任。ま、待ってください!まだ、鬼城の目的などの詳しい情報はありません!このまま行くのは危険です!」

「だから行くのよ!このまま指を咥えて見ているつもりはないわ。」

「落ち着きたまえ、神室警部。」

急ごうとする百合をある男が止めた。

「山口警視正。」

「君の気持ちもよく分かる。娘さんがいる街に危険人物がやってきたんだ。親として心配するのは当たり前だ。」

「いや、そんな理由で行くつもりは・・・」

「天倉市は警視庁の管轄外だ。既に天倉署には連絡済みだ。こちらももしもの時にすぐ迎えるように手配はしている。今は朗報を待つのみだ。」

「・・・分かりました。」

山口に言われた百合はそのまま自分の席に戻って行った。

「さすがの四課の獅子も我が子が絡むと焦るものだな。」

「四課の獅子?」

「そうか。小村警部補はまだ知らなかったか。彼女は組織犯罪対策第四課に入ってからは凄まじい勢いでやくざを取り締まり、狙った相手は逃がさない様から四課の獅子と呼ばれやくざから恐れられている。それは、北京連合も同じだ。」

「凄いですね。」

小村は自分の席でため息をついている百合をずーっと見ていた。


一方、天倉市

自宅で龍儀は蛇谷から神室桜の情報を受け取っていた。

「神室桜。9月15日産まれのB型。上から93、57、89。よくここまで調べれたな。」

「いろいろな情報源があるんでね。」

「それで、父親は数年前に事故死。母親は警視庁組織犯罪対策第四課の神室百合って母親警察か。しかも、四課って。」

「運命って恐いねー。」

「陽雅翔。知ってた?」

「まぁ、神室百合は知ってたけど娘までは知らなかったわ。」

蛇谷は桜の情報を渡した後、教室に戻って行った。龍儀はずーっと桜の情報を見ていた。

「四課の獅子の娘か。」

龍儀は情報を見た後、空を見続けていた。

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