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【完結】転生極道は異世界でも家族をつくりたい  作者: 鎌宮 和明
第1章《出会い》ローレライ海賊団討伐編
37/423

憧れに追い付くために グレンvsネイリス

ゼロン、ミリファ撃破後のルリカとディーネのステータス


《ルリカ・フィリルティア Lv125》

HP 12000/12000 MP 2250/2250

AT 1120 DF 600 SP 650

アビリティ[慈愛]

自分を含む仲間と認めた者のDFを倍にし、全ての魔法ダメージを軽減させる


《ディーネ・アクエリス Lv99》

HP 8659/8659 MP 788/788

AT 951 DF 456 SP 1197

アビリティ[無し]


リチェリアとギルガザムネが戦いを繰り広げている間

遊撃船内でグレンはネイリスと闘っていた。ネイリスは服に多くのナイフを仕込んでおり、グレンの隙をついて切ったり、投げたりして攻撃を続けた。グレンはネイリスの攻撃に防戦一方となり、腕や頬に切り傷を負った。

「そんなガッチガチのおりこうさん剣術じゃあ私に勝てないよ。」

ネイリスの蹴りをまともにくらい倒れるグレン。近くにいたゴルディが援護に向かうが海賊に阻まれた。

倒れても立ち上がるグレンはネイリスに再び剣を向けた。しかし、疲労や痛みの蓄積のせいで思うように剣が動かせなかった。

(馬鹿正直な剣筋に分かりやすい足運び。実戦経験の少ない典型的な道場剣術ね。)

ネイリスは一気に迫った後、グレンの目にナイフを刺そうとしたが間一髪でグレンはナイフを避け、ナイフは目の下をかすった。

「お、反射神経や動体視力は意外といい方かな。でも、それだけじゃあ駄目なんだよねぇ。」

(この人、強い。ライオットとは違う強さ、動きが読めない。こんな時、龍儀さんなら・・・)



ヘイサゼオンを出た後

「龍儀さんっていろんな戦い方があるんですね。」

「うん、凄かったよ。」

「はい。武器を盗られても戦い続ける姿がカッコ良かったです。」

「まぁな。武器がなくなるなんてよくあることだからな。武器がなければ、身の回りにあるものは何でも武器にしてたがやっぱり最後に頼れる武器はこいつだな。」

そう言って龍儀は拳を出した。グレンもライカも少し不思議そうに見た。

「そういえば、リューギってどこから来たの?」

「ここから遠いところ。もう戻ることがないところからだ。」

「そこでも、あんな戦い方していたの?」

「あぁ、昔から変わらない。一番信用できるのは己の身体だったよ。」

「最後に頼れる武器は己の身体・・・僕にできるかなぁ?」

グレンは静かに拳を見つめた。


一回目の交渉が終わった夜

「ラッガーさん!」

「ん?」

「お願いがあります!僕に戦い方を教えてください!」

「え、教えてくれって俺は剣なんか使えねぇぞ。」

「いえ、剣ではなく拳を使う戦い方を教えてください。」

「いきなりどうした?」

「僕は戦う龍儀さんの背中を見てきました。龍儀さんは剣がなくても諦めず、前に進んで戦い続ける姿に憧れたんです。でも、この前の戦いで僕の剣は全く通じなかったんです。だから、剣以外の戦い方を知りたいです。龍儀さんの、憧れた龍儀さんの背中に追い付くために強くなりたいです!」

「よぅし!その熱い思いには答えねぇとな!しかし、決戦の日まで時間がないからきついのになるがいいな!」

「はい!」

グレンは昔を思い出し、拳を握ってラッガーにお願いをするのだった。



そして、今

グレンの動きが鈍くなったのを見て、ネイリスはグレンの剣を蹴り飛ばした。グレンの後ろに刺さる剣。

(さぁ、取りに行きなさい。その時、後ろから刺して終わりよ。)

ネイリスが両手にナイフを持ち、グレンに迫った瞬間、グレンはネイリスに右ストレートをお見舞いした。

両手でガードしつつネイリスは後ろに下がった。

(え、何今の!?まぐれ?)

ネイリスが動揺しているとグレンがボクシングのファイティングポーズをとりながら近づいてネイリスの腹にフックを決めた。

(確か、ライオットはこういう動きでした。そして、龍儀さんの動きは。)

ライオット戦での屈辱を思い出しながらグレンはライオットを真似て近づいた後、ネイリスに正拳突きを決めた。攻撃をまともにくらいよろけるネイリス。

「ちょ、ちょっと待って!嘘でしょ!?なんでさっきまでおりこうさん剣術だったのにいきなり荒っぽい戦い方になったの!」

「これが今の僕です!」

「意味わかんない!」

ネイリスは慌ててナイフで反撃するが動揺しているせいで動きが鈍っていた。グレンはネイリスの攻撃を見切りながらジャブやフックをネイリスに当てた。

「動きが違いすぎる。これヤバいかも。」

ネイリスは不利とみると隠し持っていた煙玉を爆発させた。辺り一面に煙が充満したのを見て逃げようとした時、風が煙を払った。ゴルディが海賊と戦いながら風魔法を使ったのだ。

「行きな、グレン!」

「はい!」

そのまま、グレンはネイリスに向かって突っ込んでいく。ネイリスも氷の盾を作って防御をした。

(龍儀さん、ラッガーさん。見ていてください。憧れの人達から学んだ僕を!)



アクアライトへ向かう途中の森での休憩中

龍儀の動きに興味を持ったグレンは龍儀に質問をした。

「龍儀さん。それって何ですか?」

「ん、あぁ。空手だ。」

「空手?」

「武器を使わず己の身体で戦う武術だ。」

そう言って龍儀は正拳突きをグレン達に見せた。

「なんかカッコいい!」

「そうね。」

「俺がいたところじゃあ、結構流行ってたけどここじゃあまり見ないな。」

「確かに、剣や魔法があるからそういうのは見ないわね。」

「でも、ヘイサゼオンではカッコ良かったです。龍儀さん、僕も空手は出来ますか?」

「さぁな。そういうのはやってみないとわからん。でも、やりたいと思えばできるさ。」

「はい!」



ラッガーの特訓中

「なるほど、空手か。面白いな。」

グレンが龍儀の空手を真似て正拳突きをラッガーに見せていた。

「はい。龍儀さんは武器がなくても戦えるようにってよく練習してました。」

「それじゃあ、俺はその空手に俺流の動きを取り入れてやる。」

「本物ですか!」

「おぅ!熱い男の熱い技だ!これでお前も龍儀や俺みたいな熱い男になれるぜ!」

「分かりました!」

両手に炎を纏ったラッガーがグレンに指導した。



「これが、龍儀さんとラッガーさんから学んだ僕の技!」

グレンの右腕が炎に包まれその熱で氷の盾が溶け始めた。

「嘘、何よそれ!」

「僕が憧れた人達の技です。」

《バーニングインパクト》

グレンは炎を纏ったまま正拳突きを繰り出し、氷の盾を破壊し両腕でガードしているネイリスに命中した。

おもいっきり吹っ飛んだネイリスは壁に激突し、そのまま気絶した。

その様子を見ていた仲間が躊躇した隙にゴルディが海賊達を一掃した。

「モルガン。若者はどんどん強くなってるぞ。俺達も頑張っていかんとな。」

右手を高らかに挙げ、グレンは勝利のポーズをとった。

ネイリスのステータス


《ネイリス・トボルグ Lv81》

HP 7492/7492 MP 439/439

AT 769 DF 435 SP 972

アビリティ[疾走]

脚力が倍になる

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