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《ボス30日目》 金色の覇王

━━━━━とっ言うわけで、続きが書けるかどうかわからないので、6~29話位すっ飛ばした物語を書きました。


 6話~も書くかも知れませんが、おそらく当分先になるのでごめんなさいm(__)m また、書きたい事までダイジェストすら無しで、すっ飛ばすかも知れません。


 モンスター達が一撃で一掃されて行く、その光景を目の当たりにしてナギは背筋がゾッとするのを感じている。


「フロストデビルなんぞ移動を阻害する阿呆をこの(オレ)が捨て置くと思ったか? (オレ)の唯一認めた(エルキドゥ)から話は聞いてはいたが……ふん、奴がシグルドになると、ほざいた時は腹筋大崩壊しかけたが、よもや、見て見ぬふりは出来んな。 ギルドマスターがギルドを棄て、(オレ)が直々に手掛けてやった和装までも手放した、そこまでして追う女、貴様が奴にとって勝利をもたらす者(シグルドリーヴァ)かどうか、この(オレ)が見極めてやろう!!」


「ギルマスで和装……アイツかぁ~(マジで迷惑ぅ〰️それより、この人って……)」

「何を呆けておる!」


 黄金の鎧を着たプレイヤーの鋭い一撃がナギを襲う。


「えっ!?ぐぅっ、やっぱり速い!」


 嘘よ!ヘビーアーマーの超重量装備でこの移動と攻撃速度とあり得ない!? しかもこのスキルって!!


「ほう、先程モンスターを蹴散らした動きを見ていたとはいえ、(オレ)の初撃をこうも容易く受け流すか!ブリュンヒルデよ! さすがに戦女(ワルキューレ)共を従えるだけのことはある。ふふははははは!」


「いや、私は誰も従えた事ありませんが、むしろソロですが!! シグルドとかブリュンヒルデとかアンタの頭の中、何かわいてるんじゃない?」


「ふっ、何をぬかす謙遜するな! 巷の女共は貴様を御姉様と呼び慕っておるわ!」


「何ソレ!? 恥っず!!」


「今頃、始まりの街では(オレ)貴様(オマエ)のPVPを観戦に酒場はプレイヤーでごった返しているであろうて!」


「クッソー、確かに百回も防衛した私が悪いかもしれないけど、チャンピオンクラス(・・・・・・・・・)を刺客に送って来るってどうよ!!」


「では行くぞ! この一撃で終わらせてやるわ!」


「あのモーション!? 嘘でしょ!!」


『世界を裂くは我が乖離剣、受けよ! エヌマ・エリシュ((カリ))ィ~』


「あぶなっ!変だとは思ってたけどソレ大剣じゃなくて重槍(ヘビーランス)じゃない!? 何がエヌマ・エリシュよ!重槍奥技『ランサドール・アベル』じゃあない!!」


「ぐっ!中々にはっきりと言うではないか!! しょうがあるまいて!武器の形が変えれぬ以上、(オレ)の乖離剣に近付けるには『重槍(コレ)』しかあるまい!!! しかし、良くぞ今の一撃を躱した!ノーマルプレイヤーとして見れば大した動体視力とスキルの知識だ。 よくお勉強をしているようだ誉めて遣わす。」


「はぁ?バカにしてるわね!調子に乗ってじゃあないわよ英雄王モドキ!多刃槍モード『グレイブ』」


 ナギがとった低い居合い抜きの様に構えたスキルモーションから放たれたのは、『八廻弄槍(ヤタホコユケシ)太刀掻(タチカキ)』四方八方にグレイブをぶん回すスキル。


「この局面で大振りなど、正気を失ったか? ましてはそのスキルは貴様の姿には合わぬ。」


「やっぱり……貴方のその装備!ヘビーアーマーじゃあ無いわね!!」


 すかさず、ナギはグレイブモードのままで英雄王モドキに斬りかかる。


「ほう、そうかそれで大振り……その通りだ!中々見えているでわないか! まさしく、(オレ)の鎧は軽装だ!オブジェクトをふんだん重ねる事によって、王の財宝の一つである、この鎧を作り上げた!」


 激しいぶつかり合いが行われているが、両者武器防御を上手く発動しているので致命傷は受けていない。


「ヘビーランスにライトアーマー、成金がムカつく小細工入れてんじゃあないわよ!! (何とか防御の範囲内におさめているけど、確実に武器の性能で負けているから、やや削られ方が早いっ、このままだと不味い)」


「戯け、(オレ)はただ望む姿を生成したに過ぎん、勝手に勘違いした貴様が悪い。そして、終わりだ!」


 ナギが思考した隙を見逃さす。ランスを衝き出す英雄王モドキだが、ナギの姿はそこにはいない。


「何っ!?…アクティブフィードバックだと!槍を地へ突き立てて遥か上空へ回避、システム内存在しないスキル!」


━━━━説明しょう! アクティブフィードバックとはゲーム無いでは存在しないスキルや移動行動、回避行動が、突然発現する現象、他のゲームのキャラが使う技や現実(リアル)の経験が突発的に発動されるバグだ! 運営曰く、『原因は不明ですが何かそれはそれで面白いのでそのままにしておきたいと思います。』との事だ!━━━━━


「これは!?」


 ナギは突然、空中に跳ね上がって、自身でも驚きが隠せないでいる。


「……興醒めだわ! その様な力を持ちながらこの様な廃墟に留まる事を望むとは……(オレ)は帰る。」


「ふざけんじゃねぇよ金ピカ!!」「何勝手に帰ろうとしてんだ!」


「聞けぇい!雑種共!! 今の奴の動きを見ても何もわからん、蒙昧な貴様らに貸す力など(オレ)は持ちあわせておらん! よって、奴が今ここで死ぬべき命では無いとこの(オレ)が決めた!」


 そう、叫ぶが早いか手にしていたヘビーランスを仕舞い、その両の手に黄金に輝くダガー装備し天を差して掲げる。


(オレ)の名は明殺者(ブライトアサシン)、BABELの王『メソポ・タミアン』だ!覚えておくがいい!! 天井にて貴様を待つ!!」


「はあ?何言ってるのよ、アンタ!! 私はこの装備を着続けたいんだって言ってるでしょ!」


 スタッっと、華麗に地に降りたナギが透かさずツッコミをいれるが、フッっと鼻を鳴らしドヤ顔でナギの話しを無視するメソポ・タミアン。


「何勝手に帰ろうとしてんだ!そいつ倒してから消えやがれ!」


「んっ?(オレ)何時(いつ)口を開く事を許した?雑種、特に貴様と貴様!! 装備を見ればわかる、レイド戦にて分配率有利にしよう等と舐めるなよVRMMO、より多くのドロップアイテムを掠め盗り至福を肥やそうとするとは愚の骨頂! 貴様らの様な雑種がこの(オレ)を使おうなど百億万年早い戯け!!」


 そう言うと同時に、スキルモーションをとったメソポ・タミアンはパーティーに向けて無数のダガーを投げつける。


 睡眠、麻痺、毒様々な状態異常がほぼ全てのレイドに参加したプレイヤー達を襲う。


「Dモードに挑戦出来ぬノーマルプレイヤーの耐性なぞ所詮この程度! (オレ)の宝具を拝めただけでも有難いと思うがいい!」


「行っちゃった……何だったの、あの人? でも、再現率高過ぎで奈月さん見てたら発狂してたわね。 私はプロトアーサーが良かったな。でっと、」


 残ったプレイヤーの睨み付けるナギ。


「ヒィッ」誰が出しかわからない悲鳴の様な声と共に一方的な痛みの無い殺戮が行われた。



━━━━━━はじまりの街━━━━━


「ふふふ、心薙、ちゃんと観てるわよ貴女の勇姿! そして、あんな完成度のキャラを()せられたら、(アドニス)に構っている暇なんてないじゃ無い……私はルヴィア……いや、バゼットで行こうかしら? アカ残してて良かった~何か、燃えてきた!」




━━━━━━その後の夜、とある居酒屋━━━━━


「タッちゃん!やべぇーよ!あの子、キャラデザもコスとマッチしてたし、イラストレーター魂を擽るぜ!」


「あっん、何が言いてぇ~んだ!この野郎!」


「つまりは惚れた!!」


「ふっざけんじゃねぇー、テッちゃんのせいで俺完全にナギすゎんに嫌われただろうが!! 彼女よりも強くなる為にギルドに費やしていた時間を対ナギすゎん戦の装備作成とトレーニングに回した事まで喋りやがて! 確実にギルメンの誰かは観てんだろうが、せっかくそれっぽい理由付けてギルマスを無理言って、しのぶっち交代してもらったのに! どうすんだよ!ノリノリで英雄王演じやがって!」


「まあまあ、そんなにキレるなよ! タッちゃん俺が完璧主義なの知ってるだろ、意外と難しいんだぜ!ギルならこういう時どういう言葉を返すのか考えて闘うのってさぁ♪」


「知るか!あーどうすんだよ本当に……妹から聞くにナギすゎん、先行き不透明な動画サイト投稿者に偏見を持っている様だし、ゲーム攻略サイト運営者に協力する以外に金を稼げる方法が見当たらねぇ〰️、他のサイトより早く載せないと怒られっからあんまりやりたく無いし、色々なゲームをやるとトレーニングの時間が取れなくなるだよなぁー」


「そうかそうか、じゃあちゃんと働いてる俺が一歩リードだなって!」


 ぐっと睨み付けるタッちゃん(百花桜蘭元ギルマス)。


「っと冗談はさて置き、話しながらプレイするのは相当ムズい、それでも彼女もまたガンガンツッコミながら、俺について来ていた彼女は絶対!上がって来るよ上に!」


「そんな事、わかってんだよ!! だから忙しいでサブキャラ鍛えんだろうが、あっ、そうだテッちゃん予定変更プロサー仕様のデザインに変更で!!」


「おいおい、デザインの変更は高くつくぜ、親友! あっ、あと今まで作ってたオブジェクトの代金もよろしくね。」


「あ……あぁ!!わかってんだよ!金ってのはいくらあっても足りねぇなハァー」


「まっ、ともあれ彼女は可哀想だけど、いつまでもこのままじゃいられない、そろそろ動く頃だよね。」


「ああ、そうだな……場合によっては動くぞ!!テッちゃん!」


「オッケー!」


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