遠隔操作がナンボのもんじゃい
よしおくんは一昨日の魔法談義を経て、魔法が使えるようになってるよ!
あの後自分のテントに戻って練習してたんだろうね
いつの間にか今日の野営地に着いていたようだ。
「運転ありがとうございます」
「良いのよ、そんなこと」
「今日も訓練すんのか?」
「いえ、今日は魔法について考えてみます」
「えっ、何それ?私も聞きたいです、兄さん」
「うーん。まあいいでしょう」
「やった。ありがとうございますわ、兄さん!」
「私も聞いていいですか?」
「サーシャさんもですか。まあ良いですけど」
「ありがとうございます」
―――テント(ユーリ・サーシャ)
「では、今日は呪文を唱える以外の魔法の発動の仕方を模索してみましょう」
「えっ?呪文以外にも魔法を発動させられるんですか?」
「ですから今日はそれが出来るか考えてみましょう、という事なんですが…
ユーリさんは今日の議題が分かってますか?」
「ええ。分かってますよ、兄さん」
「それは良かった。では何か思いついたらどんどん発表していきましょう。まずは10分間、自分だけで考えてみましょう」
―――10分後
「皆さん。何か思いつきましたか?
取り敢えず私から発表したいと思います。
私が考えた方法は、絵を描く、ということです。手順としては、絵に描いた魔法を発動させるキーワードを決め、その後に筆に魔力を込めながら紙に絵を描くのです。これで終わりです。これが出来るとしたら、魔法が使えない人でも魔法を使えるようになって便利だと思うのですが…」
「兄さん、もしかしてスクロールのこと言ってる?スクロールはもう有るよ?」
「……そうですか」
「ふふふ、パパイヤさんって世間知らずなんですね」
うるせえ、○ね。
「すみません。自分のことばかりで周りを気にしたことがありませんでした」
「私は思いつきませんでした。すみません、兄さん」
「私も魔法は専門外なので……すみません」
お前ら思いついてもないのに俺を馬鹿にしたのか…ええ神経しとるわ。
「では、こんなのはどうでしょう?」
そう言って俺は手に魔力を溜めて……投げた。そして魔力の塊がある程度離れたのが見えたら、『小火』を発動させた。
ボウッ
「す、すごい。どうやってやったんですか?今の?」
「今のは遠隔操作ですね。今私は魔力の塊を投げましたが、実はあの塊と私の手の間には糸のように細い魔力の繋がりがあるんですよ。それを伝せて魔法を発動させるんです」
「すごい。すごいですわよ、兄さん」
「こんな方法があるとは思いませんでした!」
こうして2回目の魔法談義は終わった。尚、サーシャはよく分かってないみたいだったがどうでもいい。
テントで思い出したけど、テントは2つあって、(エリ・よし)(ユー・サー)の2組で使ってます。
アレンは外で寝袋ですね。
ア「なあ、パパイヤさん。俺もテントで寝たいんだけど。あっ、女子3人でテント1つ、男2人でテント1つっていう分け方出来んじゃん!そうしようぜ!!」
よ「(死ねよクソガキ。お前のためのテントじゃねーよ、ボケ)それは無理です」
こんなやり取りがあった。
あと、アレンが2日目の昼にやたらウザかったのは、車の中でアレンハーレムが出来たことによるよしおへの優越感のせいですね。その中に顔を見たことはないとはいえ、声からでも分かるぐらい美人のエリカも入っていましたし。
もちろん、我らがよしおは魔素の揺れからこの感情を読み取ってましたし、それをエリカには伝えてますよ。要するにチクり。




