ジョジョーーーっ!!
コレで一章は終わりです
My AIによると、どうやら明日、俺はこの狭間の空間から強制転移させられるようだ。
そして、皆気になる絵里香はというと…宣言通りに毎日このダンジョンにやって来た。そして毎日色々な話をしていく中で、俺が特異進化者であることや俺にも固有能力があることがバレた。まあ、出会って2日目のことだったが。
また、絵里香は俺に着いてくることになった。
なんでも、家族以外と話してこんなに疲れなかったのは初めてらしい。
それに俺と絵里香の息が異常なまでにピッタリだったのだ。ダンジョンに転移した時の反応や、絵里香がその当時の神から付与された『導きの精霊』に「Good boy」から『よし君』と名付けたセンスまで、それはもう俺とピッタリだったのだ。
そしてそれも、絵里香が俺に着いてくる要因の一つとなったようだ。
まあ俺も絵里香相手には全く緊張しなかったし、別に着いてくるのはいいんだけどね。但し、一つだけ条件を付けさせてもらうことにした。
それは、
「全ての『導きの妖精』を絵里香の中に戻す」
ということだ。
もう大体分かってると思うけど、俺と絵里香は同一人物と言っても過言ではない。それは別世界線での双子であるとかそういったことでは無く、遺伝情報的観点から見ても、男と女かの違いしか無いぐらいに同じなのだ。性別以外に違う事と言えば、絵里香は美に、そして俺は知に、それぞれのステータスをガン振りしてる事ぐらいである。
その為、俺と絵里香は素の部分が似ている、否、同じなのだ。ということは、一緒に居ても全く面白みがない。だって、二人でいても、結局は自分一人と同じ事だ、って分かるからだ。なので俺は賭けに出る事にした。
『導きの妖精』は100億年以上も様々なダンジョンマスターに仕えてきたわけだから、それぞれがそれぞれの価値観を得たと思ったのだ。
そして、様々な価値観を得た『導きの妖精』をその身に戻すことで、絵里香の価値観も変化するのではないか?と考えたわけだ。
そして見事、絵里香の価値観は変わった。
ただ、様々な人格がその身に宿ったことで、人格の統一に時間がかかりそうだったのだが、ちょうど今日、それも完成したようだ。
そういえば、『My AI』とは何ぞや?と思うかも知れないが、コレは俺が、絵里香に『導きの妖精』を各ダンジョンマスターから引き上げさせた代わりに、ダンジョンマスターに与えるために作ったスキルだ。
ぶっちゃけ、『導きの妖精』と大して性能は変わらないが、ダンジョンマスターの好みの声で説明をしてくれる為、ヤツらは全員満足するだろう。因みに俺は老若男女のどれとでも聞こえる無機質な声にした。
―――転移まであと1分
俺はこのダンジョンに来てからの日々を思い返していた。
……特にいい思い出はなかったな。実際引きこもってただけだし。
でも、このダンジョンに来て俺は変わった。
「おれは人間をやめたぞ!」
このダンジョンが光り始める。どうやら本当に転移するようだ。でも、俺と絵里香には
「そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ。ハイ、オッパ「いいいいいいいいいいやああああああああああああああ」」
狭間の世界から俺たちは消えた。
誰も読んで無いと思うけど一応書いときます
更新頻度下がります
待ってろーーーー、キャンパスライファアアアアアアーーー!!(3年目)