熱血矯正官 絵里香
人間関係が苦手な人にありがちなこと
・ぶっきらぼうな態度を取ってしまい、後で落ち込む
・1日に何人と喋れたかカウントする
・ネットでは割とえげつない事を言う
・ネットでバカクソ叩かれたら現実世界で超不機嫌になる
・自己承認欲求が高すぎる
・メッチャ仲良い人となら無言でも全然平気だが、そこそこ仲良い程度なら無言が怖いので多少スベってでも会話続けがち
・相手が喋り掛けてくるのを待ってるけど、喋り掛けられてもあんま面白い事を言えないから、やっぱり喋りかけてこんといてってなる
・ニュースとドラマは絶対見ない
・デブ
・メガネ
・吃りがち
・カラオケはそこそこ得意
・高校(大学)デビューしよっかなー、やっぱ辞めとこ、ってなる
・会話が長く続いたのは自分の話が上手いからだと思う(相手が聞き上手なだけなのに)
・頭が悪い
やっべえ、ダンジョンが転移した場所がまさかの教会っぽい建物の中だぜ。しかも地面の下にできるかと思いきや、普通に露出してるし。…ホラ、シスターっぽい人がビックリし過ぎて口開いたまま固まってるじゃん。
取り敢えずダンジョンを魔素化させて吸収する。
「お邪魔しました」
「また来るわね」
俺と絵里香は教会から出て行った。
教会を出ると、そこには長閑な空気が流れる田舎村が広がっていた。そして周りを見回すと、視界の殆どが畑で埋め尽くされた。
こっちの世界で10年が経過すると、地球では1年が経過する、って言われてたからもっと発展してるかと思ったんだけど、どうやら一回文明崩壊を起こしたな?
そんなことを考えながら村の中を歩き回る俺達。
「◯△▽◇¥@£$×?」
そんな俺達に10歳ぐらいの少年が話し掛けてきた。だが、何を言ってるのかが分からない。…魔素を用いて、俺達と少年の脳にパスを繋ぐ。コレで考えは伝わるはずだ
『何の用だ?』
『うお、頭の中で声が聞こえる!兄ちゃん、なんかのスキル使ったんか?』
『ああ、そうだ。ところで何の用だ?』
『うおおおお、すんげええええ!!』
俺達は少年の前から立ち去った。
「◯▲◁◆◇×◯¥&@#*$?」
今度は爺さんが話し掛けてきた。また、パスを繋ぐ。
『何の用だ?』
『うおっ、お主「念話」のスキルを使っておるな?』
使ってません。
『ああ、その通りだ。ところで何の用だ?』
『フォッフォッフォッ、この村長に分からんことは無いわい!』
俺達は爺さんの前から立ち去った。
ところで、さっきから俺が全部対応してるけど、コレには意味がある。魅力ブッパの絵里香が話すと、こんな田舎に住んでいる人達は皆、絵里香の美貌と美声に魅了される。それを防ぐために俺が全て対応してるのだ。
………とまあ色々言ってるけど絵里香が、
「そういえばアンタって変わりたいって思ったんでしょ?だったらアンタの見知った人が居ないこの環境で変わる為に努力なさい!」的なことを言ってきたので、先ずは見知らぬ人と会話する事から始めたわけだ。
アツい、アツすぎるよ絵里香さん!クールな顔してるのにここまで熱血とかもうギャグじゃん!!
その後のシスター
教会の中で白目を剥いて倒れているシスター。
そんなシスターを心配して声を掛ける神父。
「どうしたんですか、シスタークレア?何かありましたか?」
...へんじがない、ただのしかばねのようだ。
10分後、シスターが目を覚ました。
「おお。目が覚めましたか、シスタークレア。一体何があったというのです?心配していたのですよ」
クレアは辺りをキョロキョロ見回して何かを探しているようだ。
そして何もないことを確認すると、キリッとした顔で一言、
「しーんぱーーいないさ〜〜!!」
以後、クレアは自身を小東ピューマと呼ばせるようになったとかならなかったとか。




