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目立たず静かに過ごしたい!  作者: 文月灯理
第二章 祭りだわっしょい神遊祭!
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やりすぎたかもしれない③

と、これが女性体になっている事情である。



とは言え、俺に逆神雫を演じきれるかというと自信がない。見た目は完全に女性だけど、なんせ男だし。周りの女性を参考にし、自分が演じやすい性格を選んだつもりだが、それでも心配になるのはどうしようもない。



……このナンパの人に応えることはできないけど、ちょっと自信をつけるために協力してもらおう。



「一人だが」



凛とした女性の声でポツリと言うと、男性はちょっと嬉しそうな感じになる。



「そうなんだ! 良かったら一緒に観ない?」



 それだけなら、まあ。いいか?



「こちらは構わないが、観客席は全席指定席だろう?」



 まだ試合前なので周りに人は少ないが、しばらくすれば満席になるだろう。



 要するに、一緒に観覧するのはいいけれど、何処で? ってことだ。



「それなら心配ないよ! 実はVIP席に友達がいてさ! 一番いい席で見られるぜ!」



 VIP席となるとその友達は神遊祭関係者か、それに通ずる人間だろう。それだと何かの拍子で正体がバレるかもしれないな。見知った顔とかいる可能性があるし。



「すまないが、あまりそういうのは得意でなくてな」



「……あ、大丈夫だよ! その友達は女の子だし、防犯カメラもついてるから!」



 ……ん? 何を言ってるんだこの人。



 よく分からないが、諦めるつもりがないことは分かった。こういう時女性ってどうするんだ?



「すまねえな兄ちゃん、ちょっとどいてくれや」



「あ、すいませ……っ!?」



どうしたものかと悩んでいると、野太い男性の声が聞こえた。通行の邪魔になっていたのだろう。

が、振り向いた男性が驚愕を露にしたのは、その男性が滅茶苦茶な大男だったからだ。



多分二メートルはあろう身長と、明らかに人間離れした筋肉。そりゃそんな男にいきなり声を掛けられたら驚くわな。格好もワイルドだしな。昔のマタギみたいだしな。



「あんがとよ」



 一言礼を言って、俺の左隣に座る。



「悪いが、断らせてもらう」



「あ、ああ……悪かったね」



 さっきの粘りはどこに行ったのか、やけにあっさりとその場を立ち去っていく男性。その理由は……この左隣にいる神様だろうな。



この大男は建御雷神。正真正銘本物の神霊であり、日本の雷神としてトップクラスの知名度を持つ。

建御雷神は《天津神》に分類されている。



天津神は高天原という神界に存在している神で人間界に顕現することはできないが、建御雷神が持つ神器《天鳥船》によってこちらとあちらを唯一移動できる神霊だ。



物質界であるこちらに来ると能力が制限され弱体化するが、それでも十分天災クラスの力がある。扱いには注意しなければならない。一応日本最強の武神でもあるわけだし。



けど、建御雷神の様子を見ると、俺が鳴神透だと気づいていないみたいだ。つまり神をも騙せるクオリティだと証明された訳だ。顔の方は男性体の時にも女性と間違われるから何も弄らなかったから心配だったけど杞憂だったな。



……それはそれとして、男として複雑なものがあるんだけど。



 それはさておきどうしようか。試合が始まるまで暇なんだけど。携帯を弄るのは良いと思うけど、目の調子がなー……。ちょっと安定しないんだよね。まだ身体の調整がうまくいってないっぽい。



 隣では建御雷神が缶ビール飲んでるし。お前酒癖悪いんだから控えろよ! ここで暴れられたら困るんだよ!



「あ、ここだ」



 俺が建御雷神を横目で睨んでると、右隣の人が来たようだ。



 ……って、あれ?



 ──兄さんじゃねえか!



 間違いない、あのペンキを丸ごと被ったような白髪とメガネは地球をいくら探しても兄さんしかいない。



 右に兄さん、左に建御雷神。



 これは……とんでもねえことになってきたぜ……っ! バレずに帰れるかな俺……!



緊張感で身体が震える。こんなん天照大神(あまてらす)に接見した時以来だぜ……。バレたら変態の烙印を押されてしまう。しかも義兄と神霊から。



とりあえずスマホ弄ってる体で俯けば顔を見られることはない。



「ん? 鳴神の(せがれ)じゃねえか?」



な……バレた!? 顔には出してないはずなのに!?



感情を表に出さないのは得意だったのに……流石は神、欺くなんて無理な話だったか。



「よく気づい──」



「あ、建御雷神さんじゃないですか! 奇遇ですね!」



あっぶねえええ!? 俺じゃなくて兄さんの方だった! ちょっと小声だったから気づかれてない! 助かった!



というか、兄さん建御雷神に気づけよ! こんなデカい図体見りゃ分かるでしょうに!



「お久しぶりです! もう八年ぐらいですか」



「そうだったか? あんまり覚えてなくてよ」



「生きてる時間が違いますから仕方ないですよ」



 何故現人神でもない兄さんと建御雷神が知り合いなのか。それは鳴神家が代々雷神の現人神の役目を担っていたからである。



 とは言え、血筋で現人神になれるほど甘くはない。そんなことができるのは神々の血縁を持つ家だけだ。



 それを可能にしたのは、現人神の力を《神格刻印》という技法で受け継ぐ技術。



 だが、この《神格刻印》は現人神の子どもに受け継ぐことができないことが発覚。そのために取られた方法が《神格刻印》に耐えられる養子を受け入れることだ。その方法で鳴神家は雷神の現人神という地位を確立してきた。



 が、それに亀裂が走る。



 俺と兄さんを引き取った義理の両親──雷神の現人神、鳴神星司とその妻、鳴神千鶴が殺害された。



 犯人は今だ不明……とされている。だが動機は現場の状況から《神格刻印》であることが分かり、事実鳴神星司の身体から《神格刻印》の半分が消えていた。



犯人は確実に《神格刻印》を持ち、それに適応している人物であることは自明の理であるが、それに当てはまる人物が見つからず捜査は難航。異能を使った特殊捜査でも手がかりが一切発見されていない。



 俺も心当たりは無いか、第一発見者であり、二人が死亡した推定時刻は俺が二人の遺体を見つけた直後だった俺は犯人を見ていないか警察にきつく絞られた。



 昔のこともあってこのことをマスコミに叩かれ、誹謗中傷を受けたっけな。まだ中学三年生の頃だ。いじめにもあったし、二人の実の娘でもある三つ子の義妹には特に酷い扱いを受けた。まだ恨ん

でるんだろうな。



 そして半分残った《神格刻印》を兄さんが受け継いだ時に会ったそうな。半分だけじゃ現人神としての役目は果たせないので今だ雷神の現人神は空席になっている。



だが半分だけでも十分強い。それと、こういう状況だったので社長に誘われていた《三日月の共鳴》に中学卒業してすぐに入社した。



 と、俺が回想している間にも兄さんと建御雷神の話はヒートアップし終わりが見えない。というかお前ら、人を挟んで会話するんじゃねえ!



 叫びたかったが目立つのは嫌なのでただ縮こまるしかない。



「そういや、お前透とは連絡とってるのか?」



「いやあ、仕事で忙しいのであんまり。前に連絡が来ましたが」



「どんなよ?」



「仕事案件でした。というかそれ以外に連絡ないんですよね」



 ああ、風魔の里のことで便宜を図ってもらうようメールしたな。



「まあ、あいつらしいっちゃらしいな」



「今何やってんですかね。そういうのは全く連絡ないんですよ」



 女性になってまーす、なんて言えるわけないだろ。



「ん? あいつなら現人神やってるぞ」



「……ええ!?」



「ああ。雷神ではないけどな」



「じゃあ何の現人神を?」



「創造神。しかも自力で。ある意味鳴神家の家業を継いだ形になるのか?」



「……すっごいなあ」



 俺からしたら兄さんの方が凄いと思うけどな。日本三大組織の幹部じゃん。社会的地位は兄さんの方が上ぞ? 俺が現人神であったとしても、それを知ってる人なんて両手で数えられるし。



収入は……よく分からんが、多分兄さんの方が上だろ? 俺ただの零細企業の従業員だし。



「まあお前もよくやってるんじゃない?」



 おお、建御雷神がフォローしてる。唯我独尊の塊みたいなのが。



「……そうですかね? 最近妹達がすっごいよそよそしくて泣きそうなんですけど」



「最近っていつ頃だ?」



「中学に入ってからです」



「そりゃあれだ、思春期ってやつだろ。特にお前らは血が繋がってないんだし、過敏になってるだけだ。心配いらねえよ」



 なんか人生相談始まった。というか兄さん、それはね、貴方が《女難の魔眼》を持ってて、あいつらはそれの影響を受けているからですよ。



《女難の魔眼》とは、簡単に言えば女性トラブルを起こしやすくする魅了系統の異能。特徴なのは、

相手の精神に干渉する魅了系統のような洗脳じみた効果ではなく、相手に好意を持たせた上で自意識過剰状態にする。



つまり、軽いヤンデレ状態にするという修羅場待ったなしの迷惑すぎる魔眼なのだ。



しかも兄さんは俺とは違い正統派スタイリッシュイケメンなのでこれの被害が加速する。一時は女性恐怖症になってた。まあ刺されなかっただけましと言えよう。



それがとても不憫だったので魔眼封じの眼鏡をあげた。今も掛けているやつだ。それでも全て封じられる訳でもないし、接触する機会が多い人には効果が蓄積してしまうので……あいつらが影響下に置かれていても何らおかしくはない。



……お前ギャルゲーの主人公かよ!



いや、お前エロゲーの主人公だろ!



どうせお前あれだろ、書類持った職場の女性と廊下の角でぶつかって反動で眼鏡取れてそれを気付かずに書類拾って相手はうっかり魔眼見られて影響受けちゃってなんやかんやあって惚れられて似たようなこと繰り返して量産してハーレム主人公の出来上がりって寸法だろ!?



はー……。ここまで思考速度上がったの久しぶりかもしれない。とても疲れた。ジュース買ってこよ。



二人の視界に入らないようそそくさと立ち去ることに成功し、購買に行くと人が多いので自販機を探すが一向に見つからない。どうしよう。しかも周りから何か声が聞こえるし……俺何かしました? 



何言ってるのか聞き取れないから余計不安なんだけど。



その後もジュースを探し彷徨っていると聞こえてくるひそひそ声と視線。



 ……もう帰ろうかな。心折れてきた。



 ということで家に帰ることにした。音無君には悪いけど、君の健闘は画面越しで応援させてもらうことにするよ。メンタル弱くてごめんなさい。



 ……で決勝戦。結果は音無君の勝利。随分苦戦していたけどね。



 相手は倉敷達也という人だった。



 苦戦していたのは、彼の異能が音無君と同じパワー型で、向こうの方が上手だったから。



 それでも勝てたのは音無君が相手の異能の弱点を見つけたことが大きい。あれだけの洞察力があれば現人神として責務を全うできるだろう。決めるのは建御雷神だから俺がとやかく言うことじゃないんだけどね。



 まあ、個人的には呪具の性能が確認できて満足ですよ。ちゃんと想定内の機能を果たしていたし、音無君も使い慣れていたからか上手い具合に馴染んでいた。これで呪具の問い合わせが増えるかもな。



優勝者インタビューが映ったテレビを消した。俺が消したのではなく、それをしたのは紅葉だった。



「おいおい、勝手に消すなよ」



「いいじゃない。どうせそんなもの観たって何か変わらないでしょ? あんなので喜ぶのは親かメディアぐらいのもんよ」



「そりゃそうだけどさ」



 インタビューなんて興味がない人間には蛇足でしかない。かくいう俺も興味なんてない。音無君が出てるから仕方なく観ているだけだし。



「それよりご飯よ」



「え、もうそんな時間か?」



 時計を見ると午後五時三十分ちょっと。



「普段より早いな」



「いいのよ。あんた明日戦うんでしょ? さっさと食べて寝なさい」



「……もしかして心配されてる?」



「……っ! あ、あたしじゃなくて夜鶴とか翡翠がよ!? あたしは別にあんたがどうなってもいいんだからね! 忘れるんじゃないわよ!?」



と、怒鳴りながらどっか行った。相変わらず嫌われてるなー俺。あんなに顔を赤くしちゃって。紅葉の今までの事から考えると当然ちゃあ当然か。



……ドタドタドタッ!



 バンッ!



 何か知らんが紅葉が凄い勢いで戻ってきた。



「何かあった?」



 息を切らしている紅葉に尋ねると、



「あ、あんたっ! 女だったの!?」



……え、今?



「どうしたんだいきなり」



「どうしたのこうしたもないわよ! あんた女だったの!?」



「いえ男ですけど」



 戸籍だって男になってるし。



「でもあんた、どっからどう見ても女じゃない! 声とか、髪とか、身体とか!」



「確かに今はそうだけど……」



「くっ、これじゃアタシの計画が……」



 計画? 何だそれ。詳しく。



「こうしちゃいられないわ。計画の練り直しよ!」



「ちょ、ま」



 紅葉の謎の計画を聞く前にまたどっか行った。



 ……式神トーナメントのあと徐々に変化して、誰も特に何も言わなかったからてっきり気づいてるものだと思っていたが。



 まさか俺が女性体になってることに誰も気づいてない? 



 ……まあいいか、別に。何か不都合があるわけでもなし。



「透様が女の子って本当ですか!?」



あったわ不都合。というか不都合が来た。



「何だよもう」



「きゃーっ! 本当に女の子になってます!」



 やたらと騒ぐ夜鶴の後を、他の式神がついてくるようにやってきた。



「これは驚いた。紅葉の言う通り女性のようだね」



「でしょ!?」



 紫苑がまじまじと俺を見て、紅葉はそれに激しく同意した。お前か広めたのは。



「透さん……よね?」



 さっきまでご飯を作っていた翡翠が疑うような声で尋ねた。



「ああ、正真正銘鳴神透さんですよ」



 茶化して言う。



「そうよね。顔も一緒だものね」



 そう言うと、翡翠は再びキッチンへ戻る。紅葉と紫苑もそれについていった。



 さて、後は……。



「引くわー」



 余りにも無遠慮な一言。



「おい金鈴」



「いやー……女装が趣味だったの? 流石のあたしにも分からんかったわー」



「趣味じゃねえ仕事だ」



「女装の仕事?」



「いや違うけど……」



「そんなことはどうでもいいです! すっごい可愛いです透様!」



「夜鶴引っ付くな」



 これはちゃんと説明しないといかんな。



 夜鶴を引き剥がしてこれまでの経緯を説明する。



「いやそれで女装って……」



 厳密には女装じゃなく性転換だけどな。



「仕方ないだろ。今回は宣伝目的だから姿を隠すにも宣伝にも、こっちのほうがいいだろ」



「それはそうかもしれないけどさ」



納得のいかない金鈴だが、金鈴が納得しなくても結果は変わらない。受け入れてもらうしかない。



 金鈴は渋々食卓の椅子に座る。いやお前手伝わないんかい。



「透様!」



「何?」



 興奮冷めやらぬといった感じの夜鶴が詰め寄る。



「女の子になってることについては理解しました。けれど、女性を名乗るには足りないものがありま

す!」



「なん……だと……?」



 それは困る。女性になりきらねば正体が見破られるかもしれない。



「スタイルは確かに女性的です。しかし、内面はどうでしょうか!」



「なっ……」



「透様の事です。私たちを観察してどうにかしようとしたのでしょう。だけどそれは真似であって、透様自身が女性になっていないのです!」



「いや俺は女性になりたいわけじゃ……」



「そこ! 《俺》じゃなくて《私》でしょう!」



「は、はい」



 余りの剣幕に押されてしまう。



「と、いうことで、まずは衣服をどうにかしましょう」



「衣服? それ内面とどういう関係が……」



「透様、衣服を舐めてはいけません。きちんとした装いは心境を変化させます。例えば、透様の《暗黒鎧衣》を着ている時は身が引き締まるでしょう?」



「た、確かに」



 《暗黒鎧衣》を着ていると緊張感が増すような感じがあるが、あれはそういうことだったのか。



「なのに何ですか。どうして上下ともジャージなんですか!?」



「動くときにはジャージだろ」



それだけじゃない。ジャージは使いどころを選ばない。流石に式典とかには使えないが、最近では機能性だけでなくファッション性の高いジャージもある。普段使いでも十分だ。



他にも、パジャマ代わりとしても機能するし、男女関係なく着れる点で言えば、ユニセックスの先取りと言ってもいい。



 俺はこれ以上素晴らしい衣服を知らない。



「ちゃんと女性らしい服装をしてください。例えばスカートとか……あっ、今私が着てるのとかどうです?」



「どうです? じゃねえよ。どこに着用済みの服を着る奴がいるんだよ」



「……古着屋……行ってみます?」



「俺……私が言いたいのはそういうことじゃなくて、どこに式神の服を着る主がいるんだよ」



「ここに爆誕っ!」



「しないから」



 全く、デリカシーの欠片もない。年頃の男子高校生(二十三歳)に女の子の服を着させるとか恥ずかしいじゃないか。



「まあ、私の服は置いといて、スカートぐらい履いてた方がいいと思います」



夜鶴の言う通り、万全を期すならスカートを履いた方がいいというのは分かる。俺も選択肢の一つとして考えたぐらいだし。



「でもなあ……戦闘になるからロングスカートは動きにくそうだし」



「ならミニとかでいいじゃないですか。もし恥ずかしいならプリーツスカートでも……」



「いやそれだと下着見えちゃうじゃん。流石に男物の下着がスカートから見えたら言い訳のしようがないし」



その言葉に夜鶴が侮蔑の表情みたいな、何とも言えない顔をする



「……透様、一つお伺いしますが……下着は男物ですか?」



「そうだけど。他に何がある──」



「それはいけません!」



 急に真剣な眼差しになる夜鶴。



「女性になりきるなら下着も女物にしなければ! ……って、ことは!」



むにゅん。



「おわっ……急に触るな」



「この感触……ノーブラですか! その格好で外出たんですか!?」



「そうだけど」



「式神会議ー!」



 夜鶴の謎の号令に他の式神たちが円陣を組んだ。



「えっ何それ」



「説明しよう! 式神会議とはその場に居合わせた式神で開催される会議の事である!」



「急にどうした金鈴。なぜ説明口調になってるんだ」


「外野は黙ってろ」



「説明し出したのお前じゃん!」



こんな理不尽なことがあっていいのか。



式神たちは何を話し合っているのか。多分小声で話しているので聞き取れない。《念話》を使ってないから割り込みもできない。



俺はただソファに座っているしかなかった。


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