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エンディング(挿し絵あり)



 僕の名前はロゼといいます。


 赤ワインと白ワインの樽の間に寝かされていたので、そんな名前になりました。


 今、イストメーア帝国の皇立学園で、語学や経済学を学んでいます。 

 周りはみんな優秀で、初めて習う難しい事ばかりだけれど、サウスシャディーダの第九王子殿下が下地を付けて下さっていたお陰で、着いて行く事が出来ています。


 学ぶ事はとても楽しいです。

 切磋琢磨できる友達も出来ました。

 学校ってこういう物だったんだと、日々新鮮な発見で一杯です。


 将来は、国を渡る仕事に就いて、色んな土地の色んな景色に触れられたらいいなと思っています。


 後見人の役人さんは、先日外務卿に就任なさいました。

 忙しい時間を割いて、僕を様々な場所に連れて行って下さいます。

 お礼に、毎日のメタボ体操に付き合ってあげています。



 おまけの人生のつもりでしたが、周りの人たちのお陰で、とても充実して過ごせています。

 毎日ちゃんと生きる事が出来ています。

 本当に感謝しかありません。


 ありがとう、ございました。



 ――とある朝、サウスシャディーダ、ノースフレイク、ウェストパレスの、小さなタブロイド紙にそっと寄稿された手記――




 ~Fin~








『あげる事』と『もらう事』はきっと一緒

『うばう事』と『失くす事』も、きっと一緒


挿絵(By みてみん)


   ***


お読みいただきありがとうございました。




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