【ここまでのドラマギ】①『ストーリー要約』編
『ここまでのドラマギ』
第一章をお読みくださった皆様、ご愛読まことにありがとうございます。
第二章を読み進めるにあたってなにかと便利なよう以下に要点や解説を記載して参ります。
第一章のネタバレ要素を含みますので、読了後にお読みください。
なお、以下はおさらいにつき読み飛ばしていただいてもかまいません。
①『ストーリー要約』
②『世界観ポイント解説』
③『キャラクター紹介』
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①『ストーリー要約』
【ザラメの目的】
被災者「甘草 心桜」(11)は天才錬金術師ザラメ・トリスマギストスとして親友シオリンこと白姫宮 詩織(11)とゲームをプレイ中、ゲーム世界に閉じ込められる。
異変発生時に自分を守るために死亡した詩織のプレイヤーキャラクターシオリンをタイムリミットまでに蘇生させなければ、彼女は“削除”されてしまう。
観測者らとの交流で『死者蘇生の秘法』をさがして冒険することをザラメは決意した。
【新月の審判】
ゲーム内時間にして異変より約二週間後、観測者登録数が上位1%のプレイヤーには脱出の機会、下位1%のプレイヤーは削除されることを運営が通達する。
そして死亡状態のプレイヤーは行動不能かつ観測登録を新規に行うことができない。
意欲的なプレイヤーはゲーム内での活躍によって登録数を集めて上位1%を目指して冒険を行い、消極的なプレイヤーは避難所などを設けて外部からの救助を待っている。
【観測者との交流】
主人公ザラメは不特定多数の観測者との交流を心の支えにしていた。
観測者は舞台上では「小妖精」として冒険者に随伴してコメントを行うことができる。
貴重な情報源であり良き相談者になりうる観測者。
そのひとりである「あなた」はザラメに当初より寄り添い、支援をつづける。
何者でもない「あなた」はこの物語のもうひとりの語り部である。
【Xシフターと死亡状態】
ドラコマギアオンラインは異変以前には死亡状態が存在しない仕様だった。
Xシフターと呼ばれる変異個体のNPCやエネミー、そして一部のXシフター化したプレイヤーは例外的にプレイヤーを殺害・死亡させることが可能である。
戦闘不能=死亡 ではなく、さらに“トドメ”を刺すことで殺害が可能と目される。
ザラメたちが遭遇したXシフターは『上位20%のXシフターは脱出の機会が与えられる』ことを示唆する。
Xシフターは運営により通常のプレイヤーとは異なる勝利条件を与えられて、それを実行する未だ謎めいた存在である。
その仕様は、同じプレイヤー同士に殺し合いを強いる残酷なデスゲームといえる。
Xシフターは『lv.X』表記になりネームやステータスが隠匿・変化している。
Xシフターはゲーム本来の仕様を逸脱した、イレギュラーな殺人者たちである。
【黒騎士の経緯】
黒騎士は当初はじまりの港で救助や自警活動を行い、緊急時の助け合いに尽力していた。
しかしその最中、Xシフターによる連続殺人が発生、その謎を追っていた。
観測者である「あなた」の説得により、黒騎士はザラメの過酷な旅に助力することに。
黒騎士は憧れの推しキャラ「ガルト様」を模したプレイヤーキャラクターであり、非常時だからこそ推しに恥じない在り方を模索している。
なぜレベル9の上位勢が初心者エリアにいたのか、どんな素性かは今のところ不明。
PCはイケメンだがじつは「ガルト様推し」な女性と察せられる。
【銀剣の殺人鬼】
はじまりの港にて四人のプレイヤーを殺害した神出鬼没のXシフター。
一般のプレイヤーと同じく冒険の書を所有しており、正体を隠して潜伏していた。
公開状態であれば観測者は彼らの観測が通常通りでき、アーカイブの確認もできる。
非公開状態の時に暗躍して、孤立した単独のプレイヤーを暗殺していたようである。
ザラメと黒騎士とは因縁があり、船上にて再び相まみえことになった。
【ユキチの経緯】
ユキチははじまりの港での異変発生後、ネモフィラ率いる冒険者パーティに加入する。
中学一年生の少年という素性らしく、ゲーム内では初心者卒業組(レベル5)である。
早期脱出を目指すネモフィラのパーティは新天地への移動を決意、乗船する。
しかし船上で新戦力をパーティ入りさせるいざこざの中でユキチは自ら辞すことに。
その後ザラメ達に助けられ、共闘の末、親しくなる。
【クラン結成】
船上での戦いの後、生存したプレイヤー9名はクランを結成する運びになった。
クラン名は「死者蘇生の秘法をさがして」。
団長は漆黒の重騎士、副団長はユキチ。
そしてザラメは生徒会長になった。
構成メンバーは上記三名を除いて、以下の通り。
【黒騎士隊】
①「漆黒の重騎士」[戦士/レベル9/ライカン]
②「ザラメ・トリスマギストス」[錬金術師/レベル4/ホムンクルス]
③「ドンカッツ・アガテール」[戦士/レベル4/ドワーフ]
④「エビテン・アガテール」[神官/レベル4/ドワーフ]
【ユキチ隊】
①「ユキチ][操霊術師/レベル5/スノーマン]
②「ネモフィラ」[武闘家/レベル6/ライカン]
③「ガルグイユ」[戦士/レベル6/サラマンドール(火竜人)]
④「セフィー] [射手/レベル5/エルフ]
⑤「ドット] [戦士/レベル6/人間]
なおパーティ編成は主に
「ザラメ・黒騎士、アガテール夫妻は同一PTに編成する」
「PTには必ず一名の知力担当を配置する」
という都合を踏まえた結果、バランスを重視してこのようになった。
【第二帝都へ】
推奨レベル7「第二帝都パインフラット」が次なる舞台である。
そこはザラメの故郷、そして家族と過ごした記憶の断片の手掛かり。
家族「シロップ・トリスマギストス」「キャンディス・トリスマギストス」
シナリオ自動生成機能「ドラマリオネット」によって作られたと想定される家族。
ザラメは錬金術とホムンクルスの秘密を頼りに、死者蘇生の秘法をさがしていた。




