↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
8/14

幕間の1 前半

幕間の1




==○月×日 1820kcal===

今日からダイエットのために日記兼カロリーノートを記すことにする。


日記で自己紹介というのもあれだけど、俺の中のパトス()が囁くから、

まずは自己紹介からはじめよう。

読みたくない奴?そんな奴はまず俺の日記を開くんじゃねえ。


俺の名前は朱雀院スザクイン 蓮夜レンヤ

24歳の新人サラリーマンだ。

仕事はとある家電メーカーで開発を担当している。

こんな名前なせいで就職に苦労したり、

女にしか見えない中性的な顔のせいで女に間違えられるのが悩みだ。

ああ、ちなみに彼女いない歴=年齢ってわけだ。

ちょっと青みがかったようなインディゴの髪に、同じく藍色の目をしてるんだ。

よく顔を真っ赤にして怒る同期の女に囲まれているのが最近のストレス源だな。

人がせっかく飯の席を取っておいてやったり、飲み会でおつまみをとったりしてるのに、

ちょっとコップ間違って間接キスしたくらいで顔を真っ赤にして怒るんだぜ?

新しいのに取り変えるって言ってんのに、いい!とかキレながら使い続けるし、わけわからねえよ。


実は俺には秘密がある。

なんととある財閥の会長の隠し子なんだ!

まあそんな俺だから綺麗な婚約者もいるだろうし、

今はもてなくてもちゃんと結婚はできるだろうさ。


まあ今働いてるのはそんな俺に似合わない会社だけど、

いつか財閥にいったときの予行練習と思えば耐えられるかな。

暫くはあの俺をちゃんと評価しない使えない上司の下で頑張るとするかな。


まあこんな俺だけど、今日から日記をつけることにする。

ちょっと腹筋が割れて見えなくなるくらいに肉がついちまったからな。

無理をしない程度にダイエットってわけだ。


==============








==○月×日 1580kcal===

今日は天使に出会った。

いや、女神だな。

突然真っ暗な壁?から突然現れて

「結婚してください!」とか言ってくるんだぜ!

正直結婚を申し込まれるってか女性に結婚を申し込まれるとか

初めて過ぎて興奮しまくっちまったよ。


なんて応えようか悩んでいるうちに、3分くらいかな?

突然女神の姿が見えなくなっちまったんだ。


そりゃあショックだったさ。

初めてだったからな。


今日は色々ショックだったからここまでにしとく。

=============





==○月×日 1600kcal===

女神は俺を見捨ててなかった!


あれから、真っ暗な壁から色々な女性が俺にプロポーズしてくれるようになった。


綺麗な声、可愛い声、色んな声がするってことは色んな女性から告白されてるってことだよな。


皆綺麗な手をしててちょっとビックリだ。


でも、いつもなんて答えようか悩んでいるうちに真っ暗な壁になっちまうんだ。


せめてちゃんと答えないとな。


さあ、今日はここまでだ。

=============







==○月×日 2300kcal===

今日は帰りにラーメンを食べたから少しカロリーオーバーだ。


それにしてもあれから数日、告白はひっきりなしだ。


毎日何十人にも告白されるなんてモテ期ってやつがきたんだな。



それにしても気持ち悪い奴がいるもんだ。

中二病とかってやつだな。

あんな奴が会社の先輩とかまじありえねえ。


俺みたいに特別な生まれじゃないから

妄想で誤魔化すとか哀れみを感じるぜ。

=============





==○月×日 1490kcal===

全く、せっかく人が気持ちよく女性たちから告白されてるのに気分わりい。


ほんのちょっと席を離れただけでギャーギャー言いやがって。


俺が財閥に行ったら、あんな奴ら即効でクビだな、クビ。


ま、俺が色んな女から告白されてんのが気に食わないんだろうな。


そうそう、その告白も今日から断るようにしてみたんだ。


選ばれた人間である俺に惚れるのはまあ当たり前だけどな。


でも、俺には俺につりあった女性がいるだろうしな。


ちゃんと断るようにしはじめた。


そしたら断ると真っ暗な壁に戻っちまうんだよな。


すぐに次のが来るんだけどさ。


さて、今日はここまでだな。

=============



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。