第13話 このユニットはヤリマンからの対象にならない
「あ!家理さん講義の時間ですわ!」
鐘望さんがシュバピーーーン!と、目を光らせて、
満先輩の手を引っ張って走り出した。
「あぁ!!そうだった!!いかなきゃ~~~!!一番合戦くん、また後でね~~!!」
満先輩は大きな胸を揺らしながら立ち去っていった。
ハハハ…と、僕は満先輩たちが去ったのを見送っていた。
鐘望さんのあの様子にはとても驚かされ、
あまりの驚きにお金持ちってすごいんだな…アニメみたいだ、
としか思い浮かばなかった。
ネット上では
「おい!?例の赤ちゃん姉貴の動画どうなった!?」
「運営め!動画を消しやがって…。俺の生きがいが…」
「うぇ~~~ん!!ママ~~~!!動画をかえちて~~~!」
「消すと増えます。ってあれ、上げられないし、俺のアカウントがなくなってる」
など、ネットがすごい勢いで話題になっている。
さて、これからどうしようかな…とりあえず、食堂にでも向かうかな。
僕は食堂で時間をつぶすことにした。
食堂は学生の味方の値段でいいよなぁ。
日替わりの『豚のしょうが焼き定食』300円を選び、席についた。
僕はスクエニのカードゲーム「ドラゴンクエストライバルズ」の
攻略動画で上げる予定の新環境のデッキの調整をAIとやりながら
昨晩からの出来事を思い返していた
信じられないようなできごとの連続だった。
満先輩のMADがネットに駆け巡ったのが
昨晩で今日の昼には解決している、鐘望さんの財力すごいよなぁ…。
お金さえあれば大概のことは解決できるんだね。
すごい…といえば、ゼシカのおっぱいと、初期のころのアグロデッキの勢いすごかったよなぁ。
メラゾーマとかも凶悪だったけど『亡者のひとだま』の『このユニットは効果の対象にならない』特殊能力はズルイぐらい強かった。
『このユニットは効果の対象にならない』か…。
満先輩にとって、僕は恋人の対象にならないのかな…。
ゼシカの揺れるおっぱいを眺めていたら、
僕は満先輩のゆれる大きなおっぱいを思い出していた。
っと、そこに満先輩からLINEがきた。
「祐君!さっきはごめんね!これ送るから許してくれよな~!あと、今回は色々助けてくれてありがと☆」
LINEを開くと、メッセージと共に満先輩が海辺の水着姿で
上目遣いでウィンクして、胸の谷間を両腕で挟み込んで
大きなおっぱいを更に強調している画像が送られてきた。
な!なんて、画像を送ってくるんだ!?先輩は…!!
僕はそんな先輩に振り回されながらも、いたずらな笑顔を見ていたら
許せてしまうそんな気がしていた。




