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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
61/124

61 ヌイグルミですよ?

6/13 あとがきに訂正文を入れました。

6/15、8/16 誤字の報告をいただきましたので修文しました。

すっかりお披露目のメインがサジックスと蛙の歌になってるけど、そもそもの王への献上品として準備したのはピンクフロッグのヌイグルミだし、歓心を買うだけならそれで十分だったはずだよな?

親父殿がものすごい食いつきを見せたせいで忘れそうになるけど、サジックス作成は俺が船旅での暇つぶし&ルナーを喜ばせるために用意した物だったはず。


お披露目後にシェイナちゃんにプレゼントするピンクフロッグのヌイグルミを準備しなきゃいけない事を、ぶっ倒れたせいですっかり忘れてた。

忘れてたはずなのに今朝、朝食後に後は魔石を縫い込むだけの状態でヌイグルミが届いた。

もちろん手配しておいてくれたのは親父殿だが。


「俺は別に良いんですが、予定より個数が多くないですか?」

「試しに作らせたら王都の仕立て屋の方が出来が良かったのでな。準備してきた数の倍の数を作成させた。魔石も有るからすまないが蛙の声を込めてくれ。王家への献上数は予定通りとして、シェイナに渡す物以外は話があれば今回のお披露目に参加する子女に売ればよい。ライト家の領地に居る仕立て屋を卑下するものではないが、王都の仕立て屋の方が腕は良いからな。王家より出来の良い品を他の家に配るわけにもいくまい。」


あ、大人の事情ってやつですね?

この場合は貴族の事情って言うのかもしれないけど。

確かに王都の仕立て屋が作ったピンクフロッグの方が形状が蛙に似てるし可愛いし、何より女の子受けしそうな感じだ。

でも、エントシーの仕立て屋に作ってもらったピンクフロッグも微妙な崩れ具合がいい味出してる。

ま、この世界で初めてのヌイグルミだし、リアルに近い形状の方が一般的に受け入れられ易いかもしれないな。

正直言って俺個人はエントシーの仕立て屋の作った方が好きだ。

が、その辺の判断はこの世界に生まれ育った親父殿の方が適格だろうからお任せだな。


「じゃ、とりあえずヌイグルミの個数分だけ魔石に音を込めますね。仕上げはどうするんですか?」

「本来であれば仕立て屋に頼みたいところだが、披露目前に話が流れるのも良くないので、ミアスが縫う予定だ。」


確かに最初のヌイグルミは形状こそ丸いクッションに手足が生えたようだったが、縫い目は綺麗だったもんな。


「・・・その辺はお任せします。リセムで話した通り、一つはお披露目の後にシェイナちゃんにあげることで問題ありませんね?」

「うむ。あまり不用意にばらまかなければどのように扱うかは製作者のお前が決めればよい。将来的にお前の資金になることだけは念頭に入れておけ。」


確かに金は天下の周り物って言うし、多いに越したことは無い。

いまだにヌイグルミ一個で一般の人の数年分の収入になるってのが実感できないけどさ。

前の世界じゃ自分の生活と趣味に費やせば貯金するのも大変な収入しかなかったし、縁の有る大金って言えば宝くじがあったった妄想しかない俺にはその大金が想像しかできないんだよね。


「お披露目が終わったら、“蛙の歌”を歌うヌイグルミってのはどうですかね?」

「うむ。あの歌もお披露目が終われば色々と波紋を呼ぶだろうから、それは良い案だと思うぞ。ヌイグルミはやはり王都の仕立て屋に作らせるか?」

「いえ、エントシーの仕立て屋が作ったものの方が味があって好きなんで、エントシーの仕立て屋に作ってもらいたいです。」

「うむ。王都の仕立て屋に作らせた方が売れると思うが、お前がそうしたいなら好きにするがいい。」

「わかりました。まだ体が本調子じゃないので魔石に音を込めたら、昼食まで休ませてもらいます。」

「・・・明日は大丈夫か?」

「あぁ・・・精神的にはダメですね。正直言えば今すぐ逃げ出したいです。ま、そういうわけにもいかないですし、せっかく練習したあの子たちの為にも頑張りますよ。」

「うむ。では魔石はここに置いておく。昼食はまた同じものでいいのか?」

「そうですね。昨日より緊張感がひどいので、無理やりでも流し込みたいのでもう少しゆるくしてもらってください。」

「うむ。」


何年も前の夏の休日、生まれたばかりの妹が甥っ子をつれて実家に来ると連絡がありました。

初めての甥っ子と言うこともあり、会うのが楽しみで片道10kmほどの距離を自転車で飛ばして大急ぎで実家へたどり着くと、そこには生後1か月のちっこいのがいました。

早速だっこさせてもらおうと思った瞬間、妹に「汗だくじゃん!シャワーを浴びて着替えてこないとダッコさせない!」と言い放たれたのは今でもいい思い出でで、よく笑い話として話題に出ます。

ちなみに、作者が甥っ子が生まれたのを知ったのもこの時の連絡で、親兄弟の誰一人として作者に話が来てないことに気が付いてなかったようで、電話で話を聞いた第一声が「え?いつ生まれたの?」でした。

今ではこれも笑い話ですが、出来れば出産を頑張った妹に生まれた直後におめでとうと言ってあげたかったと今でも思います。


※ あとがきの1行目は

誤「・・・生まれたばかりの妹が甥っ子をつれて実家に来る・・・」

正「・・・妹が生まれたばかりの甥っ子をつれて実家に来る・・・」

でした。あまりにも反響があったことと、本編に全く関係ないあとがきなことを理由に、文章はそのまま残しました。


先週の更新はここまでです。

次回の更新は6月16日10:00を予定しています。


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