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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
42/124

42 魔石の使い方 PART2

「なんで魔石に付与する時に呪文を唱えたんですか?普通に属性付与をした場合と何が違うんですかね?」

「うむ。魔石への付与の方法には大まかに3種類ほどある。」


ほーん?


「1種類目が、お前が普段やっているように普通に付与した場合だ。付与する者は属性のみを付与するため、魔石の使用者は自ら魔石の起動に必要な分の魔力を込める必要がある。この場合、付与した者や属性にもよるが、代替の場合は使用者が込めた魔力を消費しきるまで一定の効果が発揮される。例えれば光属性のみを付与した魔石であれば、一定時間、魔力が切れるまで同じ光量で光り続ける。使用方法としては照明等に使う。」


ほほーん?


「2種類目として、呪文と魔力を同時に付与するものだ。この場合、必要な魔力は呪文を唱えた者が事前に魔石へ蓄える。そして、次の魔力が込められるのをキーとして発動するため、使用者の消費する魔力は微々たるものだ。また、呪文によって込められた魔力の方向性を決めることが出来る。先ほどの閃光であれば、使用者の前方向に閃光を放つよう調整してある。なお、使っているのが呪文を唱えた者の魔力なので、基本的に使い捨てなのも特徴だ。使用方法は先ほど話した通り戦闘等、瞬間的な出力が必要な場合に使用する。」


ほほほーん?


「最後に、属性と呪文のみ付与するものだ。これはまず単体としては使用せず、魔道具の一部として使用する。いくつかの魔石の組み合わせや素材等の効果により複合的な効果を生み出す道具だ。代表的なものが火と水の魔石を組み合わせ、魔力を込めた際に一定量のお湯が発生する“魔法瓶”が有名だ。ただし、必要な素材が希少価値の高い物が多く、また、専用の魔法陣を描ける者も少ないため非常に高価な道具だ。」


なるほどね~。


「では、俺の音魔法も呪文を唱えれば方向性が決められるんですかね?」

「そうとも言える。」



「私の調べた限りでは過去から現在に至るまで、音魔法を使うのはお前だけだ。光魔法のように既に呪文が存在している属性と違って、呪文もお前が一から作らなければ存在しない。」

「え?」

「現在でも必要に応じて新しい呪文は生み出されているが、それには呪文学を修める必要がある。」


ジュモンガク?


「主に呪文言語とその文法。ただ呪文を並べれば効果が発揮するわけではなく、必ず入れなければならない文章等、約束事が多い。」


ブンポウ?


「ただし、音のみを表す言語が無い可能性がある。風属性の魔法で一部音を消す等の呪文があるから、そこを皮切りに呪文を作成していかなければなるまい。」


オトノミヲアラワスゲンゴガナイ?


「何にせよ、お前の為の呪文はお前が一から作らなければ1つも存在しないと言うことだ。」


どうやらお袋は、初心者でも可能な使用方法を俺に教えてくれたらしい。

ま、残りの二つを教えてもらってても呪文が無いんだけどね。

orz


今後は次回投稿日以外にも、ちょっとあとがきを書いていこうかと思います。


親父殿のチートっぷりは今後も加速していく予定です。

ちなみに作者は学生時代に英語が赤点ギリギリの成績でした。

英語の文法とかいまだによくわかりませんが、かつてロシアの人とお互いに片言の英語(ほぼ単語)で無理やり仕事をしたことがあります。

お互いに単語での会話だと逆に通じるようです。


明日も10時に投稿されます。

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