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エピローグ

 かつて、アメジシスト王国に撒かれていた、【魔女の嫉妬】という、強大な魔力を持つ、美しい女性たちを過酷な運命へと誘っていた、最悪な呪いは、呪いに苦しむ少女と、その少女を想い続けた第二王子のお互いを愛する気持ちが原動力となり、その呪いはこの世から消え去ったのだ。

 それは、奇跡のような偶然の積み重ねで起こったとも言えるし、必然の出来事だっととも言われたが、少女や第二王子にとっては、今現在の幸せが全てだった。

 

 アメジシスト王国の第二王子は、長年想い続けた少女と心を通わせて、国中に祝福されて結婚をした。

 

 民は、運命の人を追い求め、世界までをも渡る壮大な恋物語に熱中した。

 第二王子と、呪われた乙女の物語は本や演劇となり、国中がその夢のような恋物語に夢中になったのだ。

 

 運命の人と出会い、結ばれるまでのハッピーエンドな物語を。

 

 そして、国中の人間は自分にも運命の人がいるのでは?と思うようになり、次第に政略結婚をする家も減っていった。そして、次第に恋愛結婚をする者たちが増えていくのだった。

 

 更に、第二王子の妻となった美しい乙女の活躍で、アメジシスト王国が抱えていたエネルギー問題も解決したのだ。

 そして、アメジシスト王国だけではなく、レオニルテーゼ大陸全土でその新エネルギーが普及し、大陸はかつてないほどに繁栄していったのだった。




『元の世界に戻るなんて聞いてない!』 おわり

これにて、完結です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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