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戸惑い2
『まあ、お前はまだ若い。一生懸命悩め!!』
『いや、りこも同じ歳じゃん!?』
『私はお前よりもまつ毛が長い。だから、お前よりも大人なのだ』
『いや、まつ毛を年輪みたいみたいに言われても!!』
『大人はそういうものなのだ。じゃあな鏡也!!しっかり寝ろよ!!』
『あ、うん。じゃあね、りこ』
元気な幼馴染はいつもと変わらない笑顔で別れを言った。
その顔を見ただけで、僕はなんだか嬉しくなった。
ほんの少し、夢を見ていただけで彼女が自分にとって、とても大事な人だと確認させられた。
今までは、どこか自分の気持ちを隠していた。
これ以上の関係を望むことが、これ以下の関係になることを恐れていたからだ。
けどいつかは二人とも大人になる。
僕は自分で思う以上に、時が進むのに早い。
だからせめて、この関係だけは壊したくない。
そんなエゴな思いが、僕が大人になれない理由だろうか??
『…重要な選択か』
夕暮れ空に向かい、そう呟いてみる。
僕は、まだ子供だ…。




