↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
73/92

第73話 図書館レイヴで、知識の暴走

~知識とビートの融合(※やめて)~

森の奥にある静寂の図書館。


七海は、宿屋をポンと建てて、読書の午後を楽しむつもりだった。


「……本の香りって、なんでこんなに落ち着くんだろ。今日は静かに過ごせそう」


館内は、木造の棚に囲まれ、風の音すら聞こえないほど静か。


司書の猫耳さんが、ふわりと微笑む。

「ようこそ。ここでは、心の声だけが響きます」


七海は、マグを手に、ページをめくる。


その瞬間――


パァァァァン!!


天井が光り、ズンドコリズムが図書館を揺らす。


「ナナミちゃーーーん!!知識フェス、開・催・だよぉぉぉ!!」


パリピ女神、爆誕。


肩にはDJ百科事典、背中にはスピーカー型書棚、そして手には光るしおりマイク。


「ちょっ……図書館だよ!?静かにしてよぉぉぉ!!」

「静か?NO!!知識は踊る!!本はビートに乗る!!ズン!ズン!ズン!ズン!」


女神が“しおりマイク”を振ると、棚から本が飛び出し、空中で回転しながら光り始める。


猫耳司書は、目を見開いて絶句。

「……これは、知識の暴走……!」


七海は、道具箱をポン。

静音フィールドとページ固定クリップを展開し、自分の周囲だけを読書空間に。


「……私は読む。世界は救えないけど、読書の静けさくらいは守りたい……」


女神は、図書館中央で“知識ビート”を炸裂させながら叫ぶ。

「この本、めっちゃバイブス!!哲学とパッションの融合ッ!!」


夜。フェスは無事(?)終了。

女神は「次は“鍾乳洞テクノ祭”だよぉぉぉ!!」と叫びながら地下へ消えていった。


図書館には、なぜか“光るしおり”が大量に残されていた。

七海は、マグを傾けてぽつり。


「……知識って、静かに染みるものだと思ってたけど……踊ることもあるんだね……いや、やっぱり静かがいい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。