表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

60/92

第60話 森の奥で迷子のドラゴンと遭遇

~鼻炎注意!ドラゴンでも困るらしい~

森の奥、木漏れ日がゆらゆら揺れる小道を、七海はのんびり歩いていた。

ふと、草むらから「ぶえっくしゅん!」という大きなくしゃみが聞こえる。


「……ん?」


音のする方を見やると、小さなドラゴンが鼻をこすりながら、もぞもぞ動いている。

体長は子どもくらいで、目はうるうる。口から火をふわっと出すが、どうやら攻撃ではなく、ただの鼻炎のせいらしい。


「大丈夫…?」


七海はぽん、と道具箱を開けて取り出したのはティッシュと薬。

「これで鼻水も火も落ち着くはず」


ドラゴンはくしゃみをひとつして、ふぅーっとため息をついた。

七海はそっと薬を差し出すと、ドラゴンはぺろりと舐めて落ち着いた様子。


「ふぅ…これで一件落着かな」


子どもドラゴンは、安心したのか七海の足元にすり寄る。

「……いや、ドラゴンまで巻き込んで…でも平和だね」


七海は小さくため息をつきながら、マグを取り出してひと口すすった。

森の静けさの中、ドラゴンもまったりと七海の横に座っている。

なんだか今日も、世界は救わないけど、ちょっとだけ役に立てた気分だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ