表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移に憧れてたら魔王に憑依されてました  作者: 未望 ミライ
1章 新たな世界と出会い
9/12

第08話 洞窟の戦闘~決着 レオン&ムスアside

sideレオン & ムスア


「行ってくれたか…ミドリ。」

レオンは洞窟の出口を見て呟いた。

悲しかったが清清しい気持ちで見送れた。


「レオーン!余所見してて良いのかなぁー?」

私は直ぐにでも2人を追いたかったが、勿論ムスアが許してくれるはずがない。隙を見て逃げ出したいが…。


「【傀儡魔法 操り人形・剣士】」


レオンとムスアの間に生気がない人間が割り込んできた。


「人形!そいつを殺せ!」

人形は私と剣を合わせた。なんとも重い一撃。


「ぐっ…。人形と思って油断しておったわ。だが、私には遠く及ばぬわぁ!」


「【光魔法 光剣の裁断】」


人形を真っ二つにした…はずだったのだが、人形はギリギリで耐え凌ぎレオンに抱きついてきた。耐えられるとは思ってなかった。


「!?どういうことだ?!離せ!」

レオンは抱きついてきた人形を引き離そうとするが、剣士として生まれてきたせいなのか、力が強い。引き剥がそうとしても剥がせない。


「死ね。レオン。【剣士王】よ。」

ムスアは抱きついている人形もろともレオンに深々と剣を突き刺した。レオンはもちろん逃げられなかった。


「ムスア…。卑怯だぞ…。」

振り絞るように声を出した。


「【剣士王】の、お前に私が剣で勝てるわけがないでしょう?戦略ですよ戦略。武力で勝ろうとも知力では勝れませんでしたね。さらばです、レオン。じゃーねー。」

そうして、ムスアは剣を抜いた。人形は消え、レオンの死体だけが横たわっている。


「はぁ…。姫は逃げちゃったな。後はミドリ…。面白そうなやつだったな。次会うときが楽しみだなぁー。」

洞窟の出口を見ながら呟いた。


「楽しそうだな?ムスア。姫はどうしたんだ?まさか、居ないわけではないな?」

威厳のある声で問いかける。


「大丈夫ですよ。計画は随時進行中です。姫を拐えなかったのは残念ですが、私はレオンを殺すことがメインターゲットなので計画に狂いはないはずです。護衛が1人、しかもあの【剣士王】を打ち取ったとなれば十二分に私は役割を果たしましたね。」


「私としては姫も拐ってくれたら万々歳だったんだがな…。まぁいい。お前にはまだ働いて貰うぞ?」


「御命令とあらば。」

謎の人物とムスアは笑っていた。誰も居ない洞窟に笑い声が響いていた。


「では、私は帰るとしよう。ムスア、お前も帰って合図が来たらいつでも出れるように準備しておくように」

謎の人物は数人の護衛と一緒に帰っていった。ムスアも帰っていった。


レオンの死体が見つかったのは少し経ってからだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ