表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神獣の犠牲  作者: 水瀬白龍
本編
3/14

記憶

『愛しているわ』——彼女は言っていた。

『愛しているよ』——彼も言っていた。


 赤の炎の中、彼女はそれを唐突に思い出す。知っているのだ。私は愛されている。

 私は彼等に誰よりも、愛されているのだ。


 だから熱かった。熱いのだ。

 体を包もうとしているこの炎が、あまりにも熱い。

 愛の力で、熱い。

 ほら、もうすぐ赤の炎が私達に辿り着く。愛が私にたどり着く。

 赤い。熱い。赤い。熱い。赤い。熱い。赤い。熱い。——熱い。

 少女はそこにたった一人で立っていた。


 ——愛しています。

 愛しています。私も愛しているのです。ねぇ、母上、父上。だから、私は決心したのです。

 貴方達が『  』にならないように、私はこの世界で生き抜きましょう。


 さようなら、母上、父上。

 永遠に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ