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101C 「・・・・・・じゃあ、始めよっか?お兄ちゃん?」

「うん」


暫く、時間が経ち、ソルフィちゃんを宥めすかしたので、始める事にした。4人で、夢の世界で生き続けるという選択を選ぶ事を。


「さっきはすいませんね。でも、お兄さんの事だから譲れなかったんですよ・・・これからもよろしくお願いします。ソルフィさん」


「ええ、こちらこそ、お兄様の事はソルフィも一緒ですわ。でも、死を選ぶのなら、ソルフィは側室に留まるつもりはありませんの。お兄様を陥落させて、ソルフィが正妻の地位につかせて戴きますわ!」


「んなぁ!それとこれは話が別ですよ!私が正妻です!私が!!」


何やら、二人で競り合っている様だ。しかし、その競り合い方は先ほどの命のやり取りとは違う、可愛げのあるものだった。


「何、二人で盛り上がっているのかなあ、正妻は私だよ?ねっ、お兄ちゃん?」


「ケンカするなよ。千尋ちゃんも千歳ちゃんもソルフィちゃんも、正妻だよ。これからも、ずっとずっと」


僕がそう言うと3人は僕に近づき抱きつく。


「お兄ちゃん~~!」


「お兄さん~~!くんくん!!」


「お兄様~~!!はぁはぁ!」


今から、僕は完全に封印され、そしてソルフィちゃんは死ぬ。そんな大事をしなきゃならないのに、この3人の嫁達は、蒸気を上げて僕を抱きしめる。本当に、子供か?君たちは・・・。


「はいはい、後で、いっぱい抱きしめ合うから、後でね、皆」


僕は3人を引き剥がした。


「・・・・・・千尋ちゃん、千歳ちゃん、ソルフィちゃん・・・・・・、これからはずっと、一緒だ・・・ずっとずっと・・・。だから、今からする事は、契り。永遠に、4人で居続ける為の契り。こんな、男の為に嫁になってくれて有難う・・・。僕は・・・千尋ちゃんと千歳ちゃんとソルフィちゃんを永遠に愛し続ける・・・それを、今、約束します・・・」


僕は、3人の顔を見て、決意を述べた。


「私も、お兄ちゃんを、ずっと、ずぅ~と、あ・・・愛し続けるよ!。ずっと、ずっと・・・。それは、約束します!・・・だから、これからもよろしくねお兄ちゃん」


「お兄さん、騎士としての私も、お兄さんの従兄弟の普通の女子高生としての私も、全部お兄さんに捧げます。お兄さんを、ずっと愛し続けると誓います。だから、よろしくお願いします、お兄さん」


「ソルフィの人生、光りが無く辛い事ばかりでしたの。お兄様こそが、ソルフィにとっての光。お兄様の前ではソルフィは純粋であれました。お兄様を未来永劫愛し続けます。これからも永遠に傍に居て下さいませ。」


千尋ちゃんと千歳ちゃんとソルフィちゃんからの、決意を聞いた。


後は、事を済ませるだけだった。


「・・・じゃあ、まずは、お兄さんと私か千尋さんのどちらかがキスしないといけない訳ですけど、千尋さんからで良いですよ?」


「・・・えっ!良いの?」


「はい、千尋さんの次はソルフィさん。で、最後は私って事になりますけど・・・・・・その代わり、一番熱いキスをしてくれたら、それで良いな・・・と」


千歳ちゃんが千尋ちゃんにウィンクする。


「・・・分かった・・・有難うね、千歳さん・・・!」


千尋ちゃんは顔を綻ばせて喜んだ。千尋ちゃんに譲った千歳ちゃんも、僕とキスする事に喜ぶ千尋ちゃんも、ただ素直に可憐に見えて、こんな子達とこれからずっと暮らしていけると思うの、胸が熱くなった。


順番が決まった事だし、千尋ちゃんの肩に両手を置いて、準備をする。


・・・・・いい歳こいて女性経験の無い僕は、情けないぐらい緊張している。


「・・・・・じゃあ、お兄ちゃん・・・するね、私としたら、すぐに・・・」


「ソルフィとですわ。ソルフィの魂がお兄様の夢から離れる前に、すぐに」


すぐ傍にソルフィちゃんが、僕を捕まえて、準備をしている。


「終わったら、私と、のんびり、熱いキスをしましょう、お兄さん」


ニコニコ微笑む千歳ちゃん。


もう、後1分もしない内に、僕らは、僕が意識がある限り、永遠の同棲が始まるのだ。


「うん・・・・・・じゃあ、千尋ちゃん・・・・・・・・目を閉じて・・・・・・」


僕の言葉に、千尋ちゃんは、目を瞑る。


僕の体を抱きしめているソルフィちゃんの腕が少し力まるのを感じる。・・・・・嫉妬・・・・・かもしれない。


僕は、千尋ちゃんとキスをして、間髪いれずに、ソルフィちゃんとキスをした。

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