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異動ガチャ  作者: 泉北亭南風
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39 精神障がい者が働くということ

 ここ数年で「障害者差別解消法」等の法律が整備され、働く障がい者に対する「合理的配慮」が義務もしくは努力義務となった。そして一定規模以上の職場では、一定割合数の障がい者の雇用が義務付けられ、精神障がい者もそれに加わることとなった。


 当事者の働き方は、障がいがあることをオープンにする方法とオープンにしない(クローズド)にする方法の2種類がある。そして、就労移行支援事業所や就労継続支援事業所を利用し、ステップアップしていく方法も取れるようになっている。


 オープン、クローズド、就労支援・・・それぞれにメリットとデメリットがあるが、私自身は就労移行支援や就労継続支援を利用し、ステップアップしてオープン就労を選ぶのがいいように思っている。障がい者枠がある職場ならば、積極的にそれを利用すべきと思う。


 精神障がいがあると、現実的に健常者と同じような働き方をするのは無理である。そしてほぼ間違いなく体調の波があり、ストレス耐性は低い。クローズド・・・障がいの事実を隠して働き続けるとどうなるか・・・結果はおのずと見えてくる。


 そして、いくら「合理的配慮」がなされる職場であったとしても、現実問題として健常者集団の中で精神障がい者が立ち回るのは非常に厳しい。それは私自身が実感していることでもある。


 一度体調を崩すと回復に相当な時間とエネルギーを要するのも精神障がいの特徴である。世の中仕事よりも大事なことは山ほどある。仕事で体を壊し、それらもひっくるめて台無しにしてしまうのはもったいない。


 そして使える公的制度はどんどん使うべきである。精神障がい者向けの制度は最後発で立ち遅れてはいるが、ないよりはマシと思う。制度を利用するためには手帳が必要である。そういう意味で手帳取得は積極的に勧めたい。


 もしも環境が整うならば、フリーランスも良いかもしれない。精神障がい者の生活サイクルは今の日本社会の働き方、働かされ方にマッチしていないと思う。


 何にせよ、これまで培ってきたノウハウを必要とする人たちは必ずいるはずである。精神障がい者を取り巻く環境は非常に厳しいけれど、間違っても社会のお荷物なんかじゃない。必ず光り輝ける場所がある。私はそう信じ、毎日自分の適性に合った仕事や好きなことをして気楽に生きている。

次回最終回です。

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