魅惑のツンデレ美少女風ヒロイン・乃雅
新田恵美を思わせる華やかな美貌と、少し意地っぱりで愛くるしいツンデレな性格が魅力のヒロイン・乃雅。
幼少期の数々のドラマを経て、自らの美しさを開花させた彼女のミステリアスな佇まいは、観る者を惹きつけて離しません。
作品中では、彼女の繊細な表情や美しいシルエットが印象的に描かれており、クラシカルな映像表現とともにその魅力を存分に堪能することができます。一度見たら忘れられない存在感を放つ、1980年代の名作映像作品です。
発売時期: 1988年1月
出演: 阿野乃雅
収録時間: 120分(L-500βⅡ)
製作:HH企画
台本:『阿野乃雅・1988年冬の告白』
【登場人物】
インタビュアー(インタビュ意):不躾だがどこか憎めない、昭和の突撃レポーター風の男性。
阿野乃雅(乃雅):21歳。可憐な美貌を持つツンデレ気質の男の娘。
【本編】
〇スタジオ(ラブホテル風ロケ部屋)
照明が薄暗く焚かれた部屋。ピンク色のソファー(長椅子)に座る乃雅。
カメラ、彼女のアップから引いて全体を映す。
インタビュ意:
「まずね、このビデオのパッケージを見て『本物の女の子だ』と思って買っちゃった人が、絶対に2・3人は居ると思うんだよね。
そういう人たちのために説明しておきたいんだけど……阿野乃雅さんって、どういう人なんですか?」
乃雅:
(少し首をかしげて、ツンとした表情で)
「……男の娘です。」
インタビュ意:
「男の娘、ねぇ。男の人が女の格好をしてるってこと? ニューハーフとは違うの?」
乃雅:
(少し声を張って反論するように)
「私、ニューハーフじゃないよ! 男の娘だもん。
……色々あって、男の象徴はもう無いけど。」
インタビュ意:
「ちなみに、今おいくつなんですか?」
乃雅:
「21歳。」
インタビュ意:
「21歳ね。
じゃあさ、いつ頃からそういう風になったのか、覚えてる?」
乃雅:
(遠くを見る目になり、ぽつりと)
「……9歳の時。事故に遭ったの。」
インタビュ意:
「えっ、事故? どういうこと?」
乃雅:
「学校の帰り道、すぐ近くで『バーン!』って物すごい音がして。
気がついたら病院のベッドの上。
お医者さんに『もう大事なところが無いよ』って言われたの。
トラックのタイヤがバーストして、その破片が直撃しちゃって……。」
インタビュ意:
「えぇ……じゃあ、病院のカルテとかにも?」
乃雅:
「うん。
写真も見せてもらったけど、
全部なくなってて……カテーテルが通されてた。」
インタビュ意:
「そんな壮絶な体験があったんだ……。
じゃあ、それからの生活はかなり大変だったんじゃない?」
乃雅:
「大変っていうか……その後、学生の時にもいろいろあったしね。
塾の帰りに知らない人に突然引っ張られて、大変な目に遭ったり。」
インタビュ意:
「え、それって……襲われたってこと?」
乃雅:
「そう。
言葉にするのも嫌だけど……まだ子どもだったし、ショックでそのまま失神しちゃって。
だから私、自分の意思で誰かと愛し合ったことなんて、一度もないの。」
インタビュ意:
「なるほどね……。事故といい、その後の事件といい、壮絶な人生を
送ってきたわけだ。……ちょっと、身体の状態を見せてもらうことはできる?」
乃雅:
(少し視線を泳がせ、ためらいつつも意を決して立ち上がり、指定の場所に座る)
「……いいよ。」
〇カメラ、乃雅の足元から腰元へと寄っていく。
インタビュ意:
(身を乗り出して感嘆の声を上げる)
「わー……あー、本当だ。
本当に男の象徴が無い。
っていうか、女の子の割れ目とも違うんだね。
毛も生えてなくて。
全体的にツルッとしていて……。」
乃雅:
(少し耳まで赤くして、恥ずかしそうに視線を外す)
インタビュ意:
「なるほど、ここに事故の痕がすーっと残ってて……これが尿道口なんだね。
膣があるわけじゃないから、本当に独特な身体なんだ。」
乃雅:
「そう。
……だから、今日撮影するこの作品が、
私にとって本当の意味での『最初の経験』になるかもしれないの。」
インタビュ意:
(カメラに向かって深く頷き)
「なるほど……。
この美貌の裏に隠された切ない過去と、唯一無二の身体。
これは一見の価値ありですね。」
(画面フェードアウト)
インタビュ意:
「なんかさ、その……体が変わっちゃってからの学校生活で、
印象に残ってるエピソードとかってある?」
乃雅:
(少し考えてから)
「んー
……高校二年の時にちょっとした事件があって、
男子部から女子部に異動になったことかな。」
インタビュ意:
「えーっ、事件? どういうこと?」
乃雅:
「クラスメイトが、私の体のことにすごく興味を持っていたみたいで……。
ある日、男子トイレの個室に入ろうとしたら、
急に腕を掴まれて倒されて、ズボンと下着を脱がされちゃったの。」
インタビュ意:
「うわ、それはひどいな……。」
乃雅:
「それで……そのことがクラス中に一気に広まっちゃって。
親まで学校に呼び出されて、
結局『お前はもう女子部に行け』って先生に言われて編入することになったの。
お母さんは『女の子になれた』って喜んでたけど……。」
インタビュ意:
「なるほどね……それで女子部に編入か。
ちなみにその高校って、男女共学じゃなかったの?」
乃雅:
「当時は、私たちが卒業するまでは男子部と女子部で校舎やクラスが完全に分かれてたの。
共学になったのは、私たちが卒業した後の世代からかな。」
インタビュ意:
「へぇ……じゃあ高校二年までは、ずっと男子として過ごしてたんだ。
それまでは周りにバレなかったの?」
乃雅:
「うん。
実は小学生の時にも、
同じようにトイレの個室に入るときに捕まって脱がされそうになったことがあるんだけど……
その頃は医療用のエピテーゼ(人工のパーツ)をつけていたから、
なんとか誤魔化せてたんだよね。」
インタビュ意:
「女子部に移動してみてどうだった?
何か印象に残ってるエピソードとかある?」
乃雅:
(少し考えてから)
「んー ……女子部に移った時、
お母さんから生理用のナプキンを渡されたんだけど……
使い方が全然わからなくて。
私にはそういう『女の子の日』とか無いから、
初めて渡されても困っちゃって、
クラスの女の子に聞きに行ったの。」
インタビュ意:
「んー、それで?」
乃雅:
「『ナプキンの使い方教えて』って聞いたら、
教えてくれたその子も、
実はまだ女の子の日が来たことがない子だったみたいで。
でも、一生懸命教えてくれたんだよね。」
インタビュ意:
「へえ……それで?」
乃雅:
「なんか、取り換える時に『オリモノがいっぱい出てくるね』って言われて……。」
インタビュ意:
「んー、それでどうなったの?」
乃雅:
「『今日もオリモノいっぱい出てるね』って言われながら……。
それから毎日、その子にナプキンをチェックされるようになっちゃった。」
インタビュ意:
「乃雅ちゃんさ、実際こうやって身体が変わっちゃってからって、
どんな感じなのかな?」
乃雅:
(少し考えてから)
「んー……あんまり深く考えたことないけど……。
あ、そういえば男子部から私と一緒に女子部に移った子が二人いるんだけど、
その子が言ってたの。
『男性の身体だとビデとか上手く使えないよね』って。」
インタビュ意:
「へぇ、女子トイレの設備の話?」
乃雅:
「そう。
女子トイレってビデ機能が付いてたりするじゃない?
確かに、用を足した後にビデを使うとすごくスッキリして気持ち良いんだよね。
そういう日常のちょっとした使い勝手は、今の身体ならではかも。」
インタビュ意:
「えーっ! 乃雅ちゃん以外にも、
男子部から女子部に移動になった子が居たの!?」
乃雅:
「うん。
一人の子はね、ずっと自分でも男の子だと思って生活してたらしいんだけど……
ある日、授業中にお腹がすごく痛くなっちゃって、救急車で病院に運ばれたの。」
インタビュ意:
「急病で? それでどうなったの?」
乃雅:
「病院で調べたら、実はお腹の中に子宮も卵巣もあって……
腹痛の原因は『生理』だったんだって。
身体の内部が女の子だったことが分かったから、
それで女子部に異動になったの。」
インタビュ意:
「すごい話だな……! じゃあ、もう一人の子は?」
乃雅:
「もう一人の子は私のお友達で、
身体は男の子だけど心が女の子のニューハーフの子。
その子も自分らしく過ごしたいってことで、
私たちと一緒に女子部へ移動することになったんだよね。」
インタビュ意:
「そのニューハーフの子は……
じゃあ、まだ男性器がついたままだったってこと?」
乃雅:
「そうだよ! 病院で診断書を書いてもらって、
それを学校に提出して女子部に来たみたい。」
インタビュ意:
「へぇ……学校側も診断書で認めたんだ。」
乃雅:
「うん。
でも、服の上から目立つことがあるからって、
専用のテープや接着剤で後ろに固定する『タック』っていう処理をしてて。
私も時々それを手伝ってあげたことがあるの。」
インタビュ意:
「へぇー!
じゃあ、さっきの『ビデが使えない』って言ってたのはその子のこと?」
乃雅:
「そう。
タックして固定すると、
ちょうどビデのお湯が当たる位置に尿道口が来るようになるんだって。
位置的にお尻の穴の少し前になるから、
私と同じような配置になって洗いやすくなるみたいなんだよね。」
インタビュ意:
「他に、
身体が変わっちゃってから『ここが違うな』って感じたこととかある?」
乃雅:
(首をかしげて考え込みながら)
「んー……『朝立ち』をしないことかな。」
インタビュ意:
「えー? どういうこと?」
乃雅:
「私、幼い頃に事故に遭ったから、
そういう現象を経験したことがなくて全然ピンと来ないんだよね。
でも、
一緒に女子部へ来たニューハーフの子が『あれってすごく大変なんだよ』って教えてくれて。」
インタビュ意:
「へぇ、その子が言ってたんだ。」
乃雅:
「うん。
特にテープでぎゅっと固定して寝たりした時にそれが起きちゃうと、
引っ張られてすごく痛いんだって。
『痛くて目が覚めることもある』って話を聞いて、
私にはそういう苦労はないんだなって思った。」
乃雅:
「それにね、
可愛い水着を気兼ねなく着られるのも良かったことかな。
男性の身体のそのままだと、
ビキニとかハイレグみたいなデザインを着るのってすごく大変みたいだから。」
インタビュ意:
「あー、はみ出しちゃったり形が出ちゃったりするからね。」
乃雅:
「そうそう。
でも……私、胸が全然なくてペタペタだから。
普段はブラジャーの中にパッドをたくさん入れて誤魔化してるんだけどね……。」
インタビュ意:
「ちなみに、女性ホルモンの投与とか、そういった医療的なケアは受けてないの?」
乃雅:
「高校二年の時、
例のナプキンの使い方を教えてくれた子と同じ病院に通ってた時期があるんだけど……。
その子は生まれつき身体も女の子だったから、
ホルモン治療を受けて大きくて綺麗な胸になってたの。
でも私……自分はどうしたいのか、ずっと迷っていて、
結局まだ何にも手をつけていないんだよね。」
インタビュ意:
「乃雅ちゃんは、普段は何をしてる人なの? お仕事とか学校とか。」
乃雅:
「今は大学生だよ。」
インタビュ意:
「へぇ、大学生なんだ! ちなみに何を専攻してるの?」
乃雅:
「人工精子の研究……あっ、ダメだ! これ言ったら大学で身バレしちゃう!」
インタビュ意:
「あはは(笑)! かなり専門的な研究をしてるんだね。」
乃雅:
(少し照れくさそうに)
「うん……まあ、医学部で産婦人科の分野を専攻して勉強してるんだよね。」
インタビュ意:
「人工精子の研究って、具体的にはどういうことなの?」
乃雅:
「えーっとね……血液の細胞とかから人工的に精子を作り出して、
それを受精させてちゃんと命が育っていくか、
赤ちゃんが誕生できるかを検証する研究なの。」
インタビュ意:
「自分の血液から精子を作る……!? それって、
生殖医療の歴史がガラッと変わるようなすごい研究じゃない。」
乃雅:
(少し得意げに、でも真剣な眼差しで)
「うん。
さまざまな理由で子どもを持つことが難しい人たちの選択肢を広げられるかもしれないし……
私にとっても、すごく意味のある大切な研究なんだよね。」
乃雅:
「私、事故で大事なところも全部なくなっちゃったから……
自分の力じゃ子供なんて作れないでしょ?」
インタビュ意:
「……うん。」
乃雅:
(少し遠くを見つめながら、静かに)
「でもね……『もし自分にも子供が作れたらいいな』って、心のどこかでずっと思っていて。
その思いを大学の教授に話したら『じゃあ、一緒にその可能性を研究してみないか』って言われて
……それがきっかけで始めたの。」
インタビュ意:
(静かに頷きながら)
「なるほどね……。
自分の過去や運命とまっすぐ向き合った結果が、その研究に繋がっているんだね。」
乃雅:
(少し照れくさそうに笑って)
「うん。だから私、この道で頑張っていきたいなって思ってるんだ。」
(フェードアウト)
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台本:『阿野乃雅・1988年冬の告白』ラストシーン(クランクアップ)
【本編】
〇スタジオ(撮影終了後)
照明が少し明るくなり、撮影を終えてほっとした表情を見せる乃雅。
インタビュ意:
「今日の撮影、全体を通してどうだった?」
乃雅:
(ふっと柔らかく笑って)
「うん、すごく楽しかった。」
インタビュ意:
「相手の男優さんはどうだった?
乃雅ちゃんにとっては、これが実質『初めての経験』になったわけだけど。」
乃雅:
「うん……男優さん、すごく優しく接してくれたよ。
『すごく綺麗に処理されてるんだね』って驚かれちゃった。」
インタビュ意:
(満足そうに頷いてカメラに向き直り)
「なるほど。
波乱万丈な過去を乗り越え、未来へ向かって歩む乃雅ちゃんの貴重な姿をお届けしました。
……はい、今日は本当にありがとうございました!」
乃雅:
(カメラに向かって丁寧に一礼する)
「ありがとうございました。」
(スタッフの拍手とともに、画面完全フェードアウト・エンドロールへ)




