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人物その1

 ここでは本編に登場する人物を紹介する。なお、異世界人の中には人よりも魔獣に近い存在もいるが、すべてここで紹介することとする。


 ◆ティファニア召喚者◆


 ミツキ……本編の主人公。年齢は十代後半から二十代前半ほど。どうやら現代日本からこの世界に召喚されたらしいが、召喚以前の記憶はすべて失っている。人が魔法を行使し、魔獣が跋扈(ばっこ)する世界においては無力な存在であるが、それでも必死に生き抜こうとする。体(顔の左目の下)に刻印されている番号は三二五番。異世界人としてのコードネームは当初なかったが、後に〝覚醒者〟とされている。


 トリヴィア……ミツキ同様ティファニアに召喚された女性の異世界人。整った容姿ながら、頭部の左右と両側頭部から後方に向かって四本の角が伸び、金属のような光沢を放つ髪は針のように太く硬い。肌は灰色で、目は瞳が白銀、結膜が深い藍色。体は人に近い造りだが、二メートルはあろうかという高身長で筋肉質。一見すると鬼や悪魔のような姿をしているが、性格は温厚で気さく。ただし敵対する相手には容赦なく攻撃する冷徹な一面もある。この物語におけるヒロインのひとりであり、この世界ではじめてまともなコミュニケーションが成立したミツキを気に入り、過酷な状況でも必死に生きようとする姿に惚れ込みなにかと手助けしてくれるようになる。また、とび抜けた戦闘能力の持ち主であり、圧倒的なフィジカルと、強力な魔法攻撃と治癒能力、常識離れした生命力を持っている。名前の由来はギリシャ神話の女神。肉体の刻印(左の胸元)番号は一〇二番。コードネームは〝瑠璃夜叉(るりやしゃ)〟。


 サクヤ……ミツキ、トリヴィアと同様、ティファニアに召喚された女性の異世界人で、物語のもうひとりのヒロイン。現実離れした美しさの少女のような容姿で、肌は純白で長い髪は白銀、唇と爪は血のように紅く、紫水晶をおもわせる瞳は怪しい光を放っている。額には第三の目があるが、普段は閉じていることが多く、術を使う際に開眼する。性格は冷酷かつ自己中心的。好奇心、探求心が強く、自分の興味の対象についての知識を得るためには、他人の命も含めどんな犠牲も(いと)わない。トリヴィアやオメガに比べると戦闘は得意ではないが、行使する〝外法〟という術は極めて汎用性が高く、彼女の智慧や機転も相俟(あいま)って、仲間たちの生存に欠かせない存在となる。ミツキとは早くから同盟関係を結ぶが、同時に彼のことを実験動物のように見ており、たびたび(もてあそ)ぶような行動をとる。名前の由来は日本語の新月の意。ミツキが自分(月)と相容れない存在という意味でそう名付けた。刻印はうなじに施され、番号は三九八番。コードネームは〝白瘴姫(はくしょうき)〟。


 オメガ……ミツキたち同様、異世界からティファニアに召喚された獣人。熱や炎を操る獣人で、二足歩行の犬のような姿をしており、全身が緋色の毛に覆われている。また身体能力も極めて高く、素早さについてはトリヴィアを(しの)ぐ。性格は粗暴で短気。他の異世界人と同じように、この世界の言語を解するが、人間の価値観にはなかなか理解を示そうとせず、たびたびトラブルを起こす。ミツキのことは当初取るに足らぬ存在と軽蔑していたが、彼が自分たちの生活を支えるようになったうえ、戦闘でもその実力を見せるようになることで、徐々に認めていく。体の刻印は足の裏にあり、番号は二七七番。コードネームは〝火焔獣(かえんじゅう)〟。


 ???……異世界からティファニアに召喚された人物で、ミツキたちと同様、闘技場での選抜を突破している。容姿は人間に近く、長身で黒髪を長く伸ばしており、肌の表面に刺青のような謎の文様が刻まれている。トリヴィアやオメガが怯えるほどの実力者だが……。肉体の刻印番号は二九番。コードネームは〝邪黒天(じゃこくてん)〟。


 ◆監督官◆


 レミリス・ティ・ルヴィンザッハ……ミツキたち異世界人の監督官を名乗る女性軍人。長いブロンドヘアの美女だが、目の下には常に濃いクマがあり、どこかくたびれた雰囲気を(かも)している。携行しているスキットルには強い蒸留酒が入っており、常に酒気を帯びていることからアルコール中毒者であるらしい。一方で、異常なまでに(きも)()わっており、その気になれば人間などひと(ひね)りできるはずの異世界人たちを、その胆力と駆け引きによって見事に従える。


 アリア……レミリス付きのメイド。褐色の肌で瞳は薄灰色、黒い髪は短く切り揃えている。抑揚(よくよう)に欠けるしゃべり方とポーカーフェイスゆえに、一見すると感情の希薄な人物と思われがちだが、時折真顔で冗談を飛ばすなど茶目っ気のある性格。主人であるレミリスに絶対の忠誠を誓っている一方、ミツキたちにも気を使い世話を焼いてくれる。実は〝血の祝福〟という希少な魔法の才の持ち主。


 ◆非市民区◆


 ボロス・ゾラ……ゾラ三姉弟の末弟。街の自警団のリーダーで、縄張りにしている地区の若者たちを束ねている。仲間想いだが余所者には厳しい。


 タイロス・ゾラ……ゾラ三姉弟の長兄で、ボロスの兄。地下格闘場のチャンピオンゆえ、仲間たちからは腕っぷしを頼りにされている。


 イリス・ゾラ……ゾラ三姉弟の長姉で、ボロスとタイロスの姉。非市民区で商売を営んでおり、顔が広い。仁義を重んじる、気風(きっぷ)の良い姉御肌(あねごはだ)


 ◆第17副王領(アタラティア)


 シャノールド・エ・ウィスタントン……第17副王領の副王。


 ヴィゼ・ドゥ・ヴァーゼラット……第17副王領、領国軍の将軍。尊大な性格の人物。


 ディセルバ……第17副王領、領国軍の准将。顔色の悪い苦労人。


 リーズ・ボナル……第17副王領、領国軍で斥候(せっこう)などを務める女性兵士。開拓村出身で、狩人でもあるため弓術に長ける。気さくな性格で、ミツキにもフランクに接する。


 レーナ・ボナル……第17副王領の開拓村で子どもたちを預かる施設を運営する女性。リーズの姉。温和な性格で子どもたちから慕われている。


 ペル・クロッソ……第17副王領の開拓村で子どもたちを預かる施設で暮らす孤児。


 ヤンブ・リゲル……ミツキたちよりも前に王都から第17副王領への応援として派遣された兵士のひとり。囚人兵で、以前は名の知られた盗賊だった。


 ◆ティファニア王都(第四章以降)◆


 ドロティア・ライティネン・エル・ティファニエラ……ティファニアの第一王女。王位継承権三位。子どものように無邪気な性格で、舌足らずなしゃべり方をする。〝人見の祝福〟という極めて希少な魔法の才の持ち主。


 セルヴィス・ライティネン・ヨズル・ティファニエラ……ティファニアの第一王子。王位継承権一位。年老いた父王に代わって内政を執り仕切っている。


 ヴァリウス・ライティネン・ヨズル・ティファニエラ……ティファニアの第二王子。王位継承権二位。軍人。王家直属の第一騎士団長で階級は将軍。


 メイルスト・ライティネン・ガラル・ティファニエラ……セルヴィスやドロティアたちの父で第二十六代国王。高齢ゆえ既に一線は退き、公務はすべて長子のセルヴィスに任せ、自らはカルティア人の亡命研究者とともに怪しい研究に手を染めている。



 サルヴァ・ディ・ダリウス……ドロティアが私物化している近衛第三部隊、通称第一王女親衛隊の隊長。ブロンドヘアーの美丈夫で、剣術、魔法、知略、あらゆる才覚を併せ持った傑物(けつぶつ)。ドロティアに絶対の忠誠を誓っている。


 シュウザ・シャラカン……第一王女親衛隊の隊員。粗暴な口調の剣の達人。隊員の中では特にサルヴァと行動を共にすることが多い。祝福持ちではない。


 パヴァラ・ピカレクシス……第一王女親衛隊の副隊長。温和な性格で面倒見が良い。サルヴァの留守を預かることが多いため、必然的に別行動となりがち。爆破魔法を得意とする〝爆撃の祝福者〟。


 マルキ・シャビーユ……第一王女親衛隊の隊員。少年のような容姿で口調もあどけない。大気や土中から水を精製して操る〝湧水(ゆうすい)の祝福者〟。


 オギュールド・スノヴェル……第一王女親衛隊の隊員。ガタイの大きな体育会系熱血漢。地中のミネラルを使って岩を生み出す魔法を使う〝堅岩(けんがん)の祝福者〟。


 クロゼンダ・マニハ……第一王女親衛隊の隊員。無口でミステリアスな雰囲気を漂わせる。言葉をしゃべる際、少し間を開けてから話すのが癖。冷気を操る魔法を得意とする〝氷冷の祝福者〟。


 ヤネス・フェールマル……第一王女親衛隊の隊員。隊員の中ではインテリで、軍事よりも調略や交渉事を得意とする。祝福持ちではない。


 サエル・クルエ……第一王女親衛隊の隊員。比較的新参の隊員でサルヴァよりもパヴァラと行動することが多い。魔力の糸を操る〝糸の祝福者〟。


 ヴィセント・ファゴット……第一王女親衛隊の隊員。サエル同様、サルヴァよりもパヴァラと行動することが多い。音の魔法を得意とする〝音の祝福者〟。



 ディエック・リィ・ダヒデット……ティファニアの軍人。第二騎士団長で階級は将軍。現役の騎士ではティファニア最強と言われている。炎と超高熱の魔法を得意とする〝灼炎(しゃくえん)の祝福者〟。


 リズィ・モーヨン……カルティア人の研究者。本国からティファニアへ亡命後、王の下である実験に従事していた。王耀晶(ヴェリスティザイト)に並みならぬ関心を寄せている。


 ジエン・スーテル……ティファニア王都最寄りの転移塔の管理責任者。


 

 ◆民兵軍◆

 

 ジャメサ・カウズ……元剣闘士で剣の達人。三白眼に黒髪、浅黒い肌色の精悍(せいかん)な青年。寡黙(かもく)だが勝ち気な性格。闘技場では〝剣帝(けんてい)〟の異名で知られていた。


 ティスマス・イーキンス……元軍人の冒険者。下まつ毛が長く垂れ目で、ウェーブがかったアッシュブラウンの長髪を後ろでまとめた色男。軽薄そうに振る舞うが、その実思慮深い。槍と風魔法を得意としており、〝百華槍(ひゃっかそう)〟の異名を持つ。


 エウル・クーレット……第二十一副王領(サリミア)からやって来た狩人の若者。女性と見間違われるほどの優男で、弓の名手。民兵軍に参加する以前は、狩人の祖父とともにずっと闇地に潜り、魔獣を狩って暮らしていた。ジュランバー要塞でジャメサ、ティスマスと出会って以来、三人行動を共にすることが多い。


 シェジア・キーフェ……傭兵団〝血獣(ラヴィ・ヅィーヴェ)〟の頭目。側頭部を刈り上げたボブショートの髪を薄紫に染めた女で、切れ長の目に鼻筋の通った美形だが、額から右目を通って顎にかけ大きな傷が走っており、その傷に絡みつくようなデザインで(つた)と花のタトゥーが入れられている。また軍服を自分好みのデザインに改造しており、そこから覗く肌には彫紋魔法の入れ墨がびっしりと彫られている。女性ながら凄まじい戦闘能力の持ち主であり、〝龍骨鞭(バラウ・スケイラ)〟という特殊な得物を使いこなす。


 ファン・リズ……シェジアの部下で〝血獣(ラヴィ・ヅィーヴェ)〟唯一の魔導士。特に土系統の魔法を得意としている。グレージュの髪色の痩せぎすの女。魔道具の目利きで、破滅的なマゾヒストでもある。


 ソニファ・アギッツォーラ……ドロティアが〝人見の祝福〟で見出し、サルヴァにスカウトされて従軍している才媛(さいえん)。事務能力にて才能を発揮する。間延びした口調が特徴。


 テオ・ジョエル……ドロティアが〝人見の祝福〟で見出し、サルヴァにスカウトされた青年。元より軍人だったが兵士としての素養に欠けるため後方で冷や飯を食らっていた。組織運営の才能があり、登場時にはミツキの秘書官という役職を与えられている。通称〝眼鏡君〟。


 ヴォリス・ドゥ・ヴァーゼラット……第17副王領(アタラティア)からの援軍を指揮している青年将校。ヴァーゼラット将軍の息子だが、父親とは対照的に篤実(とくじつ)な人物。


 カナル・フーリッツ・シケル……元大将軍。ティファニアでは英雄視されている老将。大分昔に引退し領地にて余生を送っていたが、ティファニアの危機に際してサルヴァから民兵軍への参加を打診される。


 ディル・キュルレ……ドロティアが〝人見の祝福〟で見出し、サルヴァにスカウトされた従軍魔導技官。元転移塔管理者。温和で理知的な性格。



 ◆その他のティファニア人◆


 ルィエ・ヌビエット・ダンキ……第十二副王領(アシミア)の副王。



 ディナト・オロー……かつてティファニアが行ったという大規模な闇地の探索任務に従事した軍人。レミリスと深いかかわりがある。



 ジェラル・ディ・ダリウス……高位貴族の子弟。放蕩者。本編では既に死んでいる。


 ヴァンス・ズィラ・ダリウス……ダリウス家の当主。息子に先立たれて悲嘆にくれている。



 ゲシェタール・ベル・ゼブルグ……第二十四副王領(プルマリア)のゼブルグ領という地域を治める貴族。かつて王国軍の軍事顧問を務めたほど優秀な魔法戦士だが、若い女を(さら)っては拷問にかける猟奇的な趣味の持ち主。


 アルティーシャ・ベル・ゼブルグ……ゲシェタールの娘。父の罪を知りながら何もできない己を責め、希死念慮(きしねんりょ)に囚われている。



 ◆ブシュロネア◆


 アスル・グークス……ブシュロネア軍第一街道先発隊副長。ベテランの兵士であり、ミツキと激闘を繰り広げることとなる。


 〝巨凱(きょがい)〟……ブシュロネアの異世界人。凄まじい戦闘能力と頑強な肉体を持つ。そのコードネームの通り巨体を分厚い鎧に包んでいる。得物は大槍と戦斧。


 〝閉じ込める者〟〝影斬(かげきり)〟〝鎌蜥蜴(かまとかげ)〟……いずれもブシュロネアの異世界人。



 ◆ブリュゴーリュ◆


 〝鉄騎蟲(てっきちゅう)〟……ブリュゴーリュの異世界人。巨大な鎧のような上半身に、虫のゲジゲジのような下半身を持つ。極めて硬い外殻に覆われているため、攻撃を通すことは至難。圧倒的な質量にものをいわせた突進力と格闘戦能力で敵を粉砕する。


 〝無限嬢(むげんじょう)〟……ブリュゴーリュの異世界人。一見するとドレスを(まと)った少女のような姿だが、ドレスの内から甲殻類の手足のような関節肢(かんせつし)を際限なく生やし、どこまでも伸ばすことができる。


 〝雪兎(ゆきうさぎ)〟……ブリュゴーリュの異世界人。タキシードを着たウサギ面の獣人で、冷気を操る。慇懃(いんぎん)な口調で話し、ブリュゴーリュ王に絶対の忠誠を誓っている。

 

 〝千軍妃(せんぐんき)〟……ブリュゴーリュの異世界人。波のように激しくうねった浅葱(あさぎ)色の長髪と、鮮血のような赤い肌に葉脈のような青い模様が無数に走っている女性。ふたつの目の中には、黄金色に輝く複数の瞳があり、それらは結膜の上を滑るように動きまわっている。他の強力な異世界人をも大きく凌ぐ力の持ち主で、その正体は異世界の亜神。

 

 〝翼槍(よくそう)〟……ブリュゴーリュの異世界人。天使のように背中に翼を生やした男性。飛翔することが可能で、上空から槍を構えて急降下する戦法を好んで用いる。上記の異世界人たちよりも戦闘能力に劣るため、ある国の偵察任務を命じられていた。


 〝青猫(せいびょう)〟……ブリュゴーリュの異世界人。青い毛に覆われた猫のような獣人。〝翼槍〟とともにある他国の偵察を命じられていた。

 

 エカロ・チリーネフ……カルティア人の亡命研究者。ビゼロワの王宮で官吏(かんり)を務めており、王に心酔している。

 

 ブリュゴーリュ王……ビゼロワの城の天守に玉座を構えている。ビゼロワの住民からは熱烈な支持を受けている。


 マリル・キャバルペ……フィオーレで孤児院院長を務めている神聖精霊派の尼僧。


 アマディオ・サファス……ブリュゴーリュ北部領主連盟の盟主を務める温和な老人。



 ◆ディエビア連邦新政府軍◆


 アキヒト……日本人らしき異世界人の青年。現代知識を駆使してディエビア連邦の革命軍を助け、その指導者にまつりあげられる。ダイアス王を打倒後は、ダイアスに新政権を樹立しその指導者的立場におさまっている。コードネームは〝革命者〟。


 ヒカリ……日本人らしき異世界人の女性。アキヒトの近くで彼を支えている。特筆する能力はないものの、その人徳から他の異世界人や革命軍の仲間に慕われている。


 トモエ……日本の戦国時代あたりの武芸者を想わせる異世界人の女性。アキヒトの護衛を務め、凄まじい剣腕を誇る。性格は、義侠心が強く真面目だが融通の利かないところもある。コードネームは〝剣侠(けんきょう)〟。


 フレデリカ……アメリカ西部開拓時代のガンスリンガーを想わせる女性。銃の名手でマリが拳銃とライフルの再現に成功してからは銃士隊を率いて革命戦争を戦い抜いた。粗野な性格ながら仲間想いの一面もある。コードネームは〝銃狂(じゅうきょう)〟。


 マリ・ジュヴィラメリン……革命軍の魔導技師長。ディエビア連邦南部に位置するガドルという国の出身で、若い頃から魔道具の発明において非凡な才能を発揮していたが、その発明が政権を揺るがすことを怖れた権力者によって、強引な手段で国の魔道研究機関に雇われたうえ、僻地(へきち)の研究所の閑職(かんしょく)に追いやられ飼い殺しにされていた。しかし革命軍が政権を打倒したことにより自由の身となり、アキヒトによってその才能を見出され、革命軍に参加。アキヒトから教えられる異世界の発明品をこの世界の技術で次々と再現し、革命軍の勝利に大きく貢献して来た。


 エリズルーイ・フラン……通称エリザ。ダイアスに亡命したカルティア人の研究者だったが、異世界人の召喚後、ダイアス王が自分たちまで捕らえて売り物にしようとしたことで逃走。革命軍に参加する。研究者だがそれ以上に魔法の天才であり、短縮詠唱や多重詠唱といった高度な技術、短転移魔法などの難易度の高い魔法を自在に使いこなす。その能力を評価され、革命軍では魔導士部隊を統率している。


 ディマ・ゲスパー……元ダイアス宰相だが、革命軍と内通し情報を流していた。革命後はダイアスの新政府軍で参謀に抜擢(ばってき)されている。


 ディアン・ファイエク……ディエビア連邦新政府軍歩兵部隊長。本編の戦いでは南方方面軍前線指揮官を任されている。アキヒトとは革命軍時代からの付き合いで厚く信頼している。


 エメル・ナルデ……ディエビア連邦新政府軍歩兵部隊長。本編の戦いでは北方方面軍前線指揮官。


 ニコ・ラープザン……ディエビア連邦新政府軍の魔導技官。技師としての腕前は確かだが、やや思慮に欠けるところがあり、他人とのコミュニケーションは苦手としている。


 ヴィラ・タナファン……ディエビア連邦新政府軍、魔導師部隊の副官。


 グレンデル……巨人の異世界人。


 ヴィーラ……クラゲと人の中間のような姿の異世界人。不定形で物理攻撃が通じない。グレンデルやエンプーサと違い人語を話すことができる。


 エンプーサ……カマキリと人の中間のような姿の異世界人。



 ◆バーンクライブ◆


 アルハーン・リ・ディア・バーンクライブス……現バーンクライブ王。十代後半程度の年若い男で、緑の瞳に褐色の肌、頭髪は黄色に近いブロンドで癖がやや強く、緩めのツイストパーマをかけているような髪質。一見すると軽薄そうな態度で、享楽的な性質のようだが、それらはすべて演技であり、腹の底の読めない人物。父である前王の圧政を覆し、万民が平等に暮らせる社会の実現を目指している。ただしその手段は苛烈で、自国の発展のためには身内の粛清(しゅくせい)、他国に対しての脅しや侵略行為も辞さない。


 ファナ・ローラル……アルハーンの護衛で、深紅の瞳と青白い肌色、純白の髪を後頭部で編み上げた、長身の女。前王の配下が非人道的な実験によって生み出した〝人造祝福者〟唯一の生き残り。口をきくことができず、常に温和な笑みを浮かべている。自らの肉体を食らった魔獣に変化させる〝餓獣の祝福者〟。


 ベルレ・ダンドール……バーンクライブの将軍。(いわお)のような体躯(たいく)の五十代後半から六十代前半程の男。アルハーンの信望厚く、ある重要な作戦の総司令官を任される。


 カイニー・リューセン……竜騎兵隊の隊長でタフな軍人。アルハーンの命により〝王命(ゼル)黒閃鉄騎団(グラーヴェン)〟という精鋭部隊の隊長を任される。


 ヴァン・スベルメル……〝王命・黒閃鉄騎団〟にてカイニーの補佐官を務める兵士。特筆する能力はないものの、常に冷静で判断力に優れる。


 フリーヴァル・ズィ・マレナ・バーンクライブス……バーンクライブ先々代の王。国の領土を五倍以上にまで広げた中輿の祖というべき傑物だが、周辺国を尽く平らげたことから〝簒奪(さんだつ)王〟との異名で呼ばれる。


 エレーヴォル・キル・ディア・バーンクライブス……バーンクライブ先代の王。父王が複数の国を吸収した結果、さまざまな民族と文化が入り乱れた国を治めるため強行的な政策をとり、反抗勢力は尽く討ち滅ぼしたことから後に〝虐殺王〟と呼ばれている。魔法至上主義者であり、魔法の才を持たぬ者は無条件で社会の底辺に落とすという政治システムを確立。異民族には同化政策をとった。最後は非業の死を遂げている。


 アドニオ・カナヴァル……闇地捜索隊員のひとり。魔視持ち。


 ハバムス・ケトル……闇地捜索隊員のひとり。治癒魔法使い。


 

 アトリー・ゴーマ………ヴラーヴェに派遣されたバーンクライブ軍の兵士。一兵卒に過ぎないが、修羅場を潜ってきたことで高い生存能力を身に着けている。


 レクサ・カッザ………アトリーたちの班に随伴(ずいはん)する技術士官。


 ヴァナド・ウィリッジ……アトリーたちの班のベテラン兵士。


 ティキ・サーマ……アトリーたちの班の年若い兵士。班のムードメーカー。


 ワナー・ニドルー……アトリーたちの歩兵班班長。本編では既に戦死している。


 ジャコス・ミザー……アトリーたちが合流した班の班長。階級は兵曹。



 シャリアノ・ワズ……バーンクライブの魔導士で戦争研究家。故人。リール・ラルと部下の会話の中に登場。



 ◆カルティア◆


 リズィ・モーヨン……〝ティファニア王都〟を参照。


 エカロ・チリーネフ……〝ブリュゴーリュ〟を参照。


 エリズルーイ・フラン……〝ディエビア連邦新政府軍〟を参照。


 ■■の■■■……この■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■であり、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

 

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