98 死神の王とエクスカリパー
「エクスカリパー!」
爺さんが炎剣を振りかぶって飛んでくる。
俺は鎌でこれを受け止め鍔迫り合いに持ち込む。
「その神器は私の主人の盗まれたものだ!返してもらう!」
「そんなの俺には関係ない!これは俺の所有物だ!」
俺が鎌の持ち手の下部を爺さんにぶつけると爺さんは一旦、離れた。
俺は鎌をしまい両手に『フリューゲルナイト』と『フリューゲルSP001』を出現させる。
爺さんが剣を振り下ろした。
すると剣に纏わりついていた炎が拡大し炎の大剣として俺を襲った。
「っらぁああああああああああ!!!」
『闇の結界』発動。
結界が炎の大剣を受け止めた。
しかしいまにも結界は破れそうである。
でも俺は時間稼ぎができればそれだけで十分だった。
『空間転移』発動。
俺は後ろに回り込み『フリューゲルSP001』の光線をいくつか直撃させる。
その時、俺のまわりを魔法陣が囲った。
俺は移動しながら『フリューゲルSP001』で炎の弾を撃ちぬいていく。
すべてを撃ち終わったときにはもう、俺の頭上に炎の大剣が迫ってきていた。
俺は接近しながら避け『フリューゲルSP001』の光線を直撃させる。
しかし爺さんはビクともしない。
俺は『フリューゲルSP001』での攻撃は無意味と判断し『フリューゲルSP001』をしまった。
俺は『フリューゲルナイト』を両手に、爺さんに突っ込んでいく。
それに対し爺さんはエクスカリパーを縦に持ちなにかを発動した。
エクスカリパーからなにかが波紋のように広がっていく。
その波紋が『フリューゲルナイト』に触れた瞬間、『フリューゲルナイト』から光が消えた。
「なっ…」
俺は茫然と刀身の消えた『フリューゲルナイト』を眺めていた。
しかしどうして消えたのか考える暇もないようだ。
「よそ見をするでない!少年!」
俺は爺さんに思いっきり殴られた。
俺が気を失って落下していく。
「ふっ…所詮、こんなものか…」
しかし爺さんの予想とは異なり俺は意識を取り戻すと空中で一回転し再び爺さんにむかっていった。
「諦めろ少年!君の実力じゃこの私は倒せない!」
「うるせぇ!」
『闇の咆哮』発動!
俺の目の前に魔法陣が展開されそこからブレスが発射された。
もちろん爺さんには当たらないがそれでもよかった。
俺が魔法陣の向きをいじりまくっているとすこしだが爺さんに直撃した。
『闇の弓矢』発動。
俺から放たれた弓矢の雨が爺さんに降り注いだ。
爺さんはこれを炎の大剣で一掃し俺にエクスカリパー片手に突進してきた。
俺は両手を横に突き出しそこから氷と土のブレードを出した。
それを途中から分岐させ爺さんめがけて飛ばす。
これには爺さんも予想外だったようでどのように回避すればいいかわからずそのまま回転して下に降下した。
「当たれぇえええええ!!!」
いくつかブレードが当たる。
先程の攻撃はともかくいまの攻撃で直撃したのが気に食わなかったようで怒り狂いながら突進してきた。
こいつも馬鹿か…
俺は鎌を取り出すとエクスカリパーを振りかざして突進してくる爺さんの胴を鎌で切断した。
これが勝敗が決した瞬間だった。




