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54 死神さんの天罰

「レファドンだと?」

「ああ」

俺は部屋を出た。

「お前も来るか?」

「もちろん行くがなにをしに?」

「国王を殺しに」

「は?」

「だから王を殺しに」

ラスターは思った。

こいつはなにを言っているのだ、と。

この世界では最上位神の許可なしに生物を殺してはいけないというルールがあると聞いた。

それなのにこの男は今から殺しに行くという。

一体この男は何者なのだ。

ラスターは目の前の男の後に続いた。



船は無事にレファドンに着いた。

本当は箒で行きたかったんだけどラスターが船で行こうと言ったから結局、船で行くことにした。

それにしても…

「この船、快適すぎだろ」

「ですよねー」

シャルもあまりの気持ちよさにくつろいでいる。

「マルティネス様、もう着いたぞ」

ラスターが無理矢理引っ張っていこうとする。

「あー。行きたくねー」

「そう言わないでくれよー。というかマルティネス様が国王を…」

「わかってるって。よいしょっ」

俺は座っていたソファーを立った。

「おいシャル、行くぞ」

「わかりましたよっ」

シャルも準備が整ったようなので早速行くことにした。

「出口は?」

「ここだ」

ラスターが壁を指さす。

え?ここ?

壁にぽっかりと穴が開いた。

「さあ行くぞっ」

「ちょっ、うわぁああああああ」

「きゃぁあああああああ」

ラスターは俺とシャルを空に放り投げた。

ラスター、貴様自分が翼を持ってるからって他のやつも同じだと思うなよっ。

まぁ持ってるけどっ。

俺は箒を取り出した。

シャルも同様に取り出す。

俺は追いついたラスターに声をかけた。

「ラスター!貴様あとでお仕置きだからなっ!」

「すまないっ!いつもの癖でな!」

俺は下のほうに見える城にむかって加速した。

ラスターにやる前に国王にお仕置きしなきゃな。

俺は門の前に着地する。

そして門を『風の咆哮』でぶち壊した。

「おい貴様!」

門番二人が俺に攻撃態勢をとる。

『死滅の邪眼』発動。

門番たちはその場で倒れた。

死因とか関係ない。

ただの「死」だ。

こりゃいつか「慈悲なき神」とか言われそうだなぁ。

俺は中に入っていく。

その後いくつか階段を上ると大きな廊下が見えてきた。

俺は迷わず直進する。

しばらくすると大きな扉が現れた。

俺は両手でそれを押し開けた。

勢いが強すぎて扉が壁にぶつかりバーンッ!と音が鳴った。

「ハロー。炎の国の国王さんよ」

魔術『完全掌握』発動。

この魔術のヤバいところは目に映るものを思いのままにすることができることである。

使い方によっては大虐殺も行える。

俺は国王の臣下を次々に殺していった。

『死滅の邪眼』と同様に死因などないただの「死」である。

国王の最後の臣下が倒れた時には国王の顔は真っ青だった。

「貴様は俺の許可なく多くの人を殺した。異世界で好き勝手に暴れてくれたらしいじゃないか。失望したぜ」

「ち、違う!わわわわ私は!」

俺は国王の顎をくいっと上げた。

「なにが違う?貴様は道を誤った。俺とランスの『最上位神の誓約』を守れぬ王などいらない」

俺は『冥土送り』を発動させる。

「死ね」

国王がずぷずぷと沈んでいく。

「嫌だっ。私は死にたくないっ死にたくなあああい!!!!」

往生際が悪いな。

ラスターはその様子を青ざめた顔で見つめていた。

国王が消えると俺はラスターのほうを向く。

スキル『権利付与』発動。

「ラスター、貴様を最上位神の権限をもって新たなこの国の王に命ずる。名前は変えてもよい。いいか?」

「ああ」

「ついでに俺の眷属神になれ。これらのことを誓うというなら誓うと言え」

「誓う」

「わかった」

ここに炎の国改め神聖フリューゲル王国の王が誕生した。


《スキル『権利付与』が自動発動しました。称号『始祖』を獲得しました。スキル『召喚』が追加されました》









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