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こだわりというか、わだかまりというか  作者: 白山月


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どうする?オークス?

一条哲也は秋華賞が好き


一条哲也は、ネットで3歳牝馬ひんばの情報を収集している。


僕はね、秋華賞が大好き気なんだ。

3歳女の子の中で、

桜花賞で1600mの最強を決める。

オークスで2400mの最強を決める。

秋華賞は、ちょうどその中間の距離2000mで最強を決める。



桜花賞とオークスの勝ち馬が違ったら、どちらが勝つか、それともそれ以外の馬が出てくるか、考えるだけでワクワクする。

人間に例えるなら、100mの金メダリストと200mの金メダリストが150mでどちらが強いか競うようなものだ。

---<次々距離が延びる牡馬ぼばクラシックとは別物だ>


「うーん、桜花賞とオークス、勝ち馬が別れたら・・・・どうしよう。」


背後で見ていた妻は思った。

「行き詰ってるな・・・・」

---夫は現実逃避するとき

---違うことに逃げない

---過去にも逃げない。

---いつも未来に現実逃避するのだ。


そろそろ、現実に戻してあげますか。

「おとうさん、今週末はオークスですね。」


一条哲也の思考が高速回転して現実に戻ってきた。


だまって、データをのぞき込んで分析(妄想)を続けた。


妻はやれやれという表情でため息をついた。


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