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第一話「毒乙女ちゃん編」そのななっ!!

やっと半分くらいです!個人的にはもっとイチャイチャさせたい させたいけど・・・物語の趣旨が変わってくる。番外編も作るべきなのか悩みどころです。

私は戸惑った・・・いや、確かにここは職業安定所だ。しかし、彼女は異能力者である。それも相手の命にリスクを与える異能力なのだ。それほどまでに彼女は強力な生物兵器なのだ。


「あのぅ・・・大丈夫でしょうか・・?私も・・無理を言ってる事はわかってるんです・・・でも、どうしても・・・」茨さんはまた途切れそうな小声で話している。

白うささんの方を見ると腕を組み、考え込んでいるようだった。頭をフル稼働させてるのかウサ耳も今まで見たことのない速さでぴこぴこ動いてる。


白うささんはなんというのだろう?正直私は断るしかないと思う。あくまでここは職業を紹介する所であって自由に選べる場所ではない。

白うささんの考えがまとまったのか耳がぴーんっと伸びた。茨さんも不安なのかずっと下を俯いてもじもじしている。


「わかりましたっ!こちらも全力で当たらせてもらいます!」目をキラキラさせて、可愛い笑顔で耳をぴこぴこさせながら、白うささんは了解してしまったのだ。私は止めようとしたが・・・

「本当ですかっ!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!」

茨さんの歓喜に満ちた声が事務所に響き渡る。


白うささんは胸に拳をぽんっと当て任せなさいというポーズをとる。

もう駄目だ・・・これは止めようがなくなってしまった。

その後、茨さんの連絡先を聞き 彼女は防護服を着て事務所をでていった。来るときには見られなかった笑顔をしていた。


私は茨さんが帰ったあと白うささんに詰め寄った。

「白うささん!どうしてあんなこと言っちゃったんですか!確かに依頼者の希望を聞くのは大事だと思いますが、いくら何でも無理があります!」

白うささんは不思議そうな顔をして目をぱちくりさせていた。


「だって、桜さんここはお仕事を紹介する所ですよ?お仕事をするなら楽しくないといけません!楽しくないお仕事なんてつまらないです!」

白うささんはむふーと息をはくと自分のイスに座った。


「でも、白うささん絵本作家の仕事なんてあるわけないじゃないですか!!特殊な仕事しか元々ないのに!!」

「それなら大丈夫です!古来より有名な刑事の言葉があります!!」なんだろう・・・イヤな予感がする。とてつもなく恐ろしいことを言いそうな気がするこの小学生。


白うささんは耳をぴこぴこさ、自分の手で膝を叩きながら・・・

「なければ足で探せばいいのです!!捜査は足でするのです!!」

前言撤回やはり白うささんは小学生だ。

その後はとても大変な作業だった。付近のアニメスタジオや専門学校などに電話をし情報を集め、リストを作成し白うささんに渡した。


白うささんは一通りリストに目を通すと

「桜さんありがとー!!やっぱり桜さんはすごいです。憧れます!!」先ほどのように目をキラキラさせて言った。可愛いすぎるだろ・・・


白うささんの笑顔を見れるなら多少きつくても頑張れるかな・・・うん



第一話「毒乙女ちゃん編」そのはちっ!続く


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」


その後就業時間を過ぎ私が家に帰ろうとする時、白うささんから呼び止められた。

「あっ、桜さん明日はお休みですがお暇ですか?」白うささんが寂しそうな目で見つめている。

私は明日は特に予定をないことを告げると白うささんの顔がぱーっと明るくなり私の前を飛び跳ねた。


「じゃ、じゃあ明日一緒に遊びに行きましょうです!映画館のチケットもらったのですが、下の化け物とは行けないし何より一緒に行ってくれる人がいなかったんです・・・」白うささんの耳がぺたーんと倒れた。

ダメだ可愛すぎる。私は白うささんの頭をぽんぽんと撫でると


「じゃあ、明日一緒に行きましょうか?白うささんしっかりエスコートしてくださいね」そして私は無心のまま家に帰りつきベットに横たわった。そしてため込んでいた感情を一気に爆発させる。


・・・・って!!これってデートじゃない!なんなのあの子あんな目をウルウルさせてこっちを見て映画館に誘うって、ラブロマンス?ラブロマンスでもみるの!そのあとは、なんかオシャレなお店にいって食事とか・・・キャー!!

あ、服!服とか大丈夫かな!デート用の服とか持ってないよ・・もう、こんな事なら買っておけばよかった・・・どうすればいいのーー!!


私がベットで唸っていると電話がなった

誰だろう?こんな時間に私は抜けない妄想をなんとか抑え込み受話器をとった。


「ご用意いたしましょうか?」

ん?どこかで聞き覚えのある声・・・それに用意しましょうかって・・?

「あ、失礼いたしました。私異能力備品管理センターのものです。先日はお世話になりました。」

おいちょっとまて、なんで私の心を読んで電話をかけてきてる。盗聴器か?心でも読める盗聴器をしかけてんのか・・・


「あ、大丈夫ですよ?盗聴器なんてありませんのでまぁ、ヒントといたしましては・・・あなたの妄想が階段からダダ漏れだったと某ママ様が・・」

なるほどあの化け物か・・・あいつ・・いや今回はありがとうママ大好き。受話器の女性は尚も話続ける。


「明日の朝までにこちらで、桜様の洋服を用意させていただきます!」

んで、見返りはなんだ?変態の事だどうせ見返りを求めてるんだろう?


「いえ、大したことではありません!デート服と撮影機材を入れときますので・・・あとはお分かりですよね・・・?」

なるほど中々向こうも交渉上手のようだ・・・私は条件を飲むことにした。

「ありがとうございます!それでは明日の朝をお楽しみお過ごしくださいませ。おやすみなさいまし・・・」ガチャっと電話の切れた音がした。

こうして、私の人生の中で最も長い長い戦いの一日が始まろうとしていた。


番外編「白うさデート編」そのいちっ!に続く




お疲れ様でした。やっぱりデートイベントは是非もないよネ!!決して次回のネタがないわけじゃないんだ うん

おねショタ成分が足りなくなったというかなんというか・・・・

とにかくイチャイチャデートを書きたいんだっ!!

1回・・・1回だけ書きたい書かせてくれっ!!


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