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結。

………。


………。


………。


 そして今。


 風が吹きすさぶビルの屋上で。


 自分が何に対して怯えていたのか

 その理由が、もう分からなくなっていく。

 なにが正しいのか、わからなくなっていく。


 青白い顔で──『言われた通り』今日、ここを飛び降りる。

 そうすれば私は「次の世界」に行けるらしい。

 そのままゆっくりと前に倒れ込むように

 鉄柵を背に地面に向かって。

 飛び降りた。


 摩天楼の光が視界に流れる。

 空気と風圧は氷のように冷えて。

 ビル風に揺られ、地面に向かう。


 高速でスライドする流れる窓ガラスに。

 逆さまになった──狂気と恐怖が、混ざりあった笑みが。

 張り付いている私の顔が反射する。


 内臓が浮くような浮遊感。

 もうすぐ──全部終わる。


 刹那が永久に感じられる落下。

 視界の全てをアスファルトが埋め尽くし

 地面に体が触れるその一瞬。


 そして。


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