18.悪の手先 その八 連絡
-学校 昼休み-
校内放送で高橋に呼び出される。
『1-7 柊!進路相談室 Bに来なさい!繰り返す。
1-7 柊!!今すぐ、進路相談室 Bに来なさい!』
林が笑う。
『今度は何したんや?』
『古典の小テストが0点だった事くらいしか思い当たらん。』
僕は、頭を掻きながら、席を立つ。
前で宇梶があきれている。
2013年 現在、古典なんぞ分かって何になるんだよ。
古典だけに成績コテンコテン。
お後がよろしいようで。
-進路相談室 B-
『失礼しま~す。』
ノックもせず、僕は室内に入る。
『満点を取れとは言わんが0点はないぞ、柊!』
『すみません。』
反省を全く込めず、僕は高橋に答える。
『まぁ、いろいろと忙しいのは分かるが。
どうだ、その後は?』
『そっちは結構、動きがありますね。
銃器、ナイフ、術の教本の支給がありました。
銃は、ワルサーPPKというやつです。
銃本体のみの支給で、
弾丸、マガジンは戦闘毎に渡してくれるようです。
戦闘メンバーに平田という女が加わりました。
茶髪、草津校の女です。
武器を使用するのか、術者なのかは不明です。
後、草津市水道局センターが白鞘の施設です。
地下が訓練施設になっています。』
『ふむ、随分と信用されているようじゃないか。』
『そうなんですかね?
どんどん前線に配置されそうで怖いですよ。』
『黒連でも白鞘に新しい術者が現れたと話題になっているぞ。』
『うげぇ。賞金首みたいでやだなぁ。
極力、狙わせないようにさせて下さいよ。
まだ、死にたくないっす。』
『もちろんだ。』
『信用してますよ。』
『そうそう、危険手当てだ。』
高橋が茶色の封筒を渡してきた。
中を見ると。10万円入っていた。
『羽振りいいっすね。どうもです。』
『あまり派手に使うな。出所が怪しまれる。』
『分かりました。こっそり使います。』
『賢明だ。もう一点、連絡がある。
最近、中国人の組織が動いている。
外国人、特にアジア系の人間には近づくな。』
『術者ですか?』
『術者もいるようだ。
黒連及び白鞘に裏切り者がいる可能性がある。』
『僕が言うのも何ですけど、他人は信用ならんっつー事ですか。』
『柊は、俺とカラス以外とコンタクトを取るな。
立場を話すとややこしくなる。』
『門脇さんや遠藤さんもNGって事ですか。』
『そうしてくれ。』
『了解です。』
僕は、封筒を学生服の内ポケットに入れ進路相談室を出た。
中国人ねぇ。触らぬ神にたたりなし。
くわばらくわばら。
さーて、帰りにガンダムのプラモデルでも買うか!
そういえば、B’zのLIVE BDも出たな。
あっ、スマホに機種変更しよう!。
スキップしながら、僕は廊下を進む。
楽しくなってきたぞ。




