表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂った針は戻らない  作者: 暦海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/242

久谷舞香

 ――あれは、数日前のこと。



『……あの、ひょっとして……由良ゆら恭一きょういちさん、でしょうか?』


『…………へっ?』


 突如、久谷くたにさんが倒れた日の放課後――どうしたものかと、彼女のご自宅近辺をうろうろしていたその頃。

 怪しい者ではありません――そんな相当に苦しい僕の主張に被さる形で、控えめに尋ねる端麗な女性。初めまして、ではあるけれど……ある美少女を鮮明に思わせるその容姿から、彼女がどういう人か流石に分からないはずもなく。


 ともあれ、少し慌てつつ彼女の問いに肯定の意を示す僕。すると、安堵したように微笑む女性。それから、徐に口を開いて――



『……彩香さいかから、話は聞いています。初めまして、由良恭一さん。私は久谷舞香(まいか)――これ以上の紹介は不要かもしれませんが、六つ歳上うえの彩香の姉です』



 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ