お館様の天下
月の民との約束は果たされた。
お館様は月の民に五つの宝を渡し、月の民から強力な武器を譲り受けた。
さらに、月の民が味方についたと大々的に宣伝した。
多くの人間がお館様に寝返った。
お館様は結果として、大規模な戦をすることもなく天下を手に入れた。
「お館様おめでとう!」
「おめでとう!これでお館様の天下だね!」
「ああ、そなたらの母の仇も取ったぞ」
「ありがとう!お館様大好き!」
「お館様ありがとう!」
お館様が藤原兄妹の頭を撫でる。
「さて、これからの話だが」
「うん、なに?」
「そなたら双子と橘には、これからも私のそばにいて警護を頼みたい」
「いいよ!」
「もちろんいいよ!」
「お館様のご下命とあらば」
てっきり天下を取ればお館様や橘とも離れ離れだと思っていた藤原兄妹は、まだまだ一緒に居られると思いはしゃぐ。
「わーいわーい!」
「やったー!」
「はしゃぐなはしゃぐな」
藤原兄妹はこれからも、橘やお館様を巻き込んで毎日はしゃいで過ごすだろう。
そんな日々もいいなと思ってしまう橘やお館様もまた、いい笑顔を見せていた。
これからこの国は、お館様の元でより明るい未来を描けるだろう。
腐敗していた国は、新たな希望を掴んだのだ。
そんな国で、双子はただ自らの幸せを橘やお館様とともに満喫していく。
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