ギャランドゥ
しかし、いくら叫んだところで現実は変わらなかった。
目の前にはおちゃらけた健とヤリラ2人がいるだけである。
LINEつながねw?
ヤリラがこんなことを言ってきたのである。
頭も顔面も偏差値20未満のヤリラと繋いだところでデメリットしかない。
テキトーなことをいってこの場を離れようと思った大和が口を開こうとした次の瞬間
え、いいよ
これ俺のQRコード 読み取って
なんと中宮もあっち側についてしまったのである。
なんでだよ
大和が小声で囁く。
いや別にLINE持ったところで住所とかばれるわけじゃないし一期一会やん
人見知りな中宮がこんなにも自分の考えを赤裸々に話したのは初めてである。
中宮の人生は14年前のハロウィンに遡る。
2011年10月31日
中宮は⭕️⭕️県B市の田舎で生まれる。
名前は 中宮 奏
とはいえ大和と健もB市出身なので特別変わっているわけでもないが中宮の学区は田舎のB市からみても廃れていた。
中宮は親が離婚しているので女手一つで育てられた.
そのため家には誰もいない日々が続いていた。
置いてあるのはカップラーメンとお惣菜と駄菓子屋で買ってきたココアシガレットくらいだった。
中宮は小さい頃ココアシガレットをタバコみたいに吸ってかっこつけることにハマっていた。
タバコのようにニコチンは入っていないが真似をしているという優越感こそ中宮にとってのなによりもの麻薬だった。
そんな家庭環境で育った中宮はいつしか人と話さなくなり友達は大和と健だけになっていた。
陽キャの大和と健とは遠く離れた存在なはずだった。
しかし小1ある日、中宮がいつも通り1人でココアシガレットを吸っていた時である。
お前何してんの?
百均のネックレスに金色の指輪、フェルトペンでかいたタトゥーをいれた大和と健が来たのだ。
中宮は直感的に防衛本能が作動し、自身のギャランドゥを見せつけた。
中宮は毛深いので小1のくせにケツ毛までモサモサのモサだった。
その時、戦闘が開始した。
大和、健VSギャランドゥ
ココアシガレットの煙と共に戦いの狼煙が空へと舞い上がった
ギャランドゥはへその毛のこと」




