バーチャルゲーム、ゲームムーブ。
前回までのあらすじ
タローたちはダン副官の息子を探しに地下都市の北門を目指すのだった。
地下都市の北門に向かう途中
(タロー)みんなも作者も忘れているけど、僕たちまだ食事を食べてないよ!
どうするんだよ~、戻るにも時間を取られるし~...。
(マサル)あ!確かに忘れ去られていたな...、何をしているんだよこの物語を書いている作者は...。
(天の声)すみません、忘れていました!こういう時こその救済ですよね、えい!
すると、タローたちの手元に師団食を凝縮した塊が出てきたのだ。
(ダン副官)おっ!?なんだこれは!?魔法か何かか?
(マサル)気にしないでください、時々こーいう身勝手な事がありますので。
(ダン副官)そ、そうか。そうしておこう!
(フェイ)匂いはいいが、まずは味だべ。いただき、パクリッ...うん!この師団食の塊は中々おいしいべ。
(ワトソン)いただきまーす!モグッ...。これが、師団食の味ですか。お勉強になります!
(タロー)マジか!では、この世の神に感謝!いただきますー!パクッ...これは!いけるぞぉ!!!マサルも食べてみろよ。
(マサル)これはもう、いつも食べる宇宙食と見た目が変わらないんだが...。仕方ないか、いただきます。パクパクッ...なんだこの凝縮した濃厚な味わいはラーメンに近いな!うまいっ!
(エドガー特務副官)皆さん、美味しそうに食べますねー、俺にも少し分けさせてくれませんか?ラーメンとやらの味がどんな物か興味があるんだ。
エドガーは師団食の塊に興味が湧いたようだ。
(ダン副官)おい...エドガー、子供相手に...。
(エドガー特務副官)いいじゃないですか~、俺もラーメンとやらの味が気になるのでダンも本当は食べたいんだろう?
(ダン副官)そ、それは...!そうだ、食べたい!ラーメンなんて言葉は初めて聞く言葉だからな...!この地下都市じゃ、大体は同じものを食べるルーティンだけだからな。外に世界の食べ物には俺も興味があるぞぉ!キラキラッ...!(目を輝かせる)
(エドガー特務副官)はぁ、どっちが子供なのかだよ...キミは。ってことだから少し分けてくれないか?
(マサル)分かりました、では俺の分と...おい、タロー。お前の分も分けてやれ。
(タロー)あ?あーはいはい、よっと、パキッ(かじってない方の塊を割る)はい、ダンさん。
(ダン副官)おー!これが、ラーメンに似た味がする塊かぁ~!!ありがとうなぁ、カイン...。あ、タローくん。
(マサル)息子さんのお名前ですか、ダンさん。
(ダン副官)あぁ...そうだ...。
(エドガー特務副官)...。
(マサル)まぁ、この話は例の崖に着いてからにしましょう。
(ダン副官)ありがとう...、そうしてくれ。
タローたちは、話している内に地下都市の北門にたどり着いた。
(エドガー特務副官)おや、随分と列が並んでいるじゃないか。どうかしたのか聞いてくるよ。少しここで待っていてくれないか?ニコッ...。
(マサル)分かりました、エドガーさん。お気をつけて。
(タロー)なぁ~んか、結構ながぁ~い列だから時間が掛かりそうだよ~。あぁ、暇だな~。
(フェイ)、タロー、ゲームムーブを持ってきたからこれを頭に被って遊ばないだべか?
(タロー)お~!さすが天下のフェイ様だぜ!そこに痺れるぅ!憧れはしないけど!でも、ありがてぇ~!ワトソンもするか、これオンラインの対人モードもあるから全世界のプレイヤーをボコボコにしようぜぇ!
(ワトソン)あらぁ~!いいですね~、私の掌で皆さんを料理しましょうか!マサルさんもどうですか?
みんなでやれば楽しいですよ、いつもみたいにやりましょ~よ?
(マサル)いや、俺は...。って、おい!(ムーブオンを被らされる)
(ワトソン)はぁ~い!これでみんな揃いましたわ~!では、いきましょ~う!
(ダン副官)おい、みんなどうしたんだ。何を被っているんだ?
(タロー)あ、ダンさんの分もあるかーフェイ?
(フェイ)予備はまだあるから、一緒に遊べるべ。ほらっ!
(タロー)よし、来た!ダンさん、お顔を失礼します!よっと。
(ダン副官)って、タローくん!何をぉ!!スポッ(マシュマロのような形をした白い被り物のムーブオン被る)うぅん...!?これはどこなのだ?戦場の様な荒野に出たぞ!
(タロー)すみません、説明をするのでロビーという部屋に入ってきてください。ロビーというのはですね...。(説明中)
タローが説明している間にエドガー特務副官が戻ってきた。
(エドガー特務副官)いやー、みんな待たせてすまない。特別に通っていいっt!?これはどういう状況なんだ...みなさん謎の被り物をしていますね...。
(マサル)やべぇ...、おいみんなエドガーさんが戻ってきたぞ!もう、ゲームを止めるか?
(フェイ)エドガーさんも仲間に入ればいいべ、ほらっ。(予備のムーブオンをマサルに渡す)
(マサル)そういう事なので頭を少し借ります...。
(エドガー特務副官)ちょ、ちょっとどうしたんだいマサルくん~?わぁ!(ナカーマになる)
ん?ここは!?戦場か!どういう事だ、さっきまで地下都市に居たはずなのに!
(マサル)すみません、エドガーさんにも説明しますね。ごにょ、ごにょ。(説明中)
15分後
(ダン副官)なるほど、ここは仮想の戦場なんだな。だから、倒しても相手は本当には死なないんだな..。分かったやろう!興味が湧いてきたぞぉ!
(エドガー特務副官)へ~、仮想空間で遊ぶゲームなのですか!面白そうじゃないか、俺の腕を試してあげるよ!
(マサル)では、6人で1チームでのマッチングに設定して...、いざ戦場へ!
(タロー)うぉおおお!皆殺しじゃあ!!
(フェイ)勢いだけはいいけど、いつも先に倒れるのはタローだべ。だからオラたちで援護するべ!
(ワトソン)皆さんが倒れても最後は私がチャンピオンになりますので安心してくださいね~!
(ダン副官)ここが、仮想世界の戦場か...冷や汗がでてきたぜ...。
(エドガー特務副官)すごい、これが仮想空間だなんてな...。これは技術を教えてもらいたいですね...。
3時間後
(タロー)あぁ~、やっぱりワトソンが良いとこ取りしていきやがる...。これがランカーの実力か...。
(ワトソン)みなさん、まだまだですね~!もっと、私を楽しませてください!
(フェイ)運よく最後まで、生き残れたけどワトソンのキル数に痺れるぅ!憧れるぅ!べ。
(ダン副官)いきなり、殴られた...。怖い、怖い。そして、画面が真っ暗になったかと思えば仲間たちの応援に回っていた...。
(エドガー特務副官)これは、練習が必要ですね...。途中までは順調だったのですが...、やられてしまいました。悔しい...!
(マサル)では、皆さん。お疲れさまでした、被り物を外してください。
タローたちは、ムーブオンを外した。
(タロー)疲れた、でももう、列は無いな。よし!行くぞぉ、みんなぁ!!!
(マサル)お前は、隊長ではないだろう。
(タロー)じゃあ、もう行こうぜマサルさんよ~!
(マサル)ったく...、先にやられたにしては元気な奴だな...。
(エドガー特務副官)俺たちがこんな被り物をしていたら、周りはびっくりしただろうな...。もし、仲間たちに見つかっていたらどんな目で見られていたか...。
(ダン副官)確かに...、ただのサボりにしか見えないからな...。
(フェイ)あーそういう所は安心してほしいべ、ゲームオンを被りロビーから仮想のステージに行くとオラたちの姿だけが掻き消える仕組みになっているべ。
(エドガー特務副官)そ、それは!すごいですね、俺にも技術を教えてくださいよ~フェイくん。
(フェイ)部品さえそろえる事が出来れば、オラが作るべ。
(エドガー特務副官)おー!ありがとうございます!
(ダン副官)おい...、エドガー。
(エドガー特務副官)ダン、これは俺のただの興味だよ。悪用はしないさ!ニコッ!
(マサル)...。
(ワトソン)マサルさん、どうしましたか?ぼーっとして?
(マサル)いや、何もない。さて、みんな!ここで遊んでしまったが目的地の例の通路の崖を目指すぞ
!いいな。
(タロー)あ、そうだった。僕たち崖を目指していたんだった!
(マサル)はぁ...、これだからタローは。何も考えていないからな...。お前が羨ましいよ!
(タロー)いや~、照れるなぁ~。
(マサル)褒めてないぞ、はぁ...疲れる。では、気を取り直して行くぞ!
(タローたち)お~!
タローたちはやっと、地下都市の北門を出て例の通路を目指すのだった。
今回も画像がない理由は、単純にタローたちがゲームオンをやり始めたからである。
ゲームオンをしなければ、今頃は崖にたどり着いていてもおかしくはないんだよなぁ~。




