番外編、日が暮れるその日まで
その作戦は悲惨だった、
自分はそれが終わった後を見ただけだがまさしく悪夢としか言いようが無い物だった、
血に染まる浜辺、死体で見えない地面、千切れた手足、、、
作戦に参加したほぼ全員が精神に支障をきたしたその作戦、
自分はこれからどうなるのだろうか、、、
それだけが不安だった、
そして私はある仮設テントへと呼ばれた、
「失礼します、木下です、」
「やぁ、木下二等兵、大丈夫か?」
上官がそんな事を聞いてくる、
「はい、大丈夫、、、です、、、」
思い出すだけでもあの惨状は吐き気を催す、
「顔色が良くないみたいだが?、」
その言葉で自分の顔色が悪い事に気づいた、
「まぁ、、、あれは流石にキツイです、、、」
「大丈夫、人として当たり前の事だ、その感覚を忘れるな、」
「はい、、、」
「では次の作戦を発表する、」
何人かが集まりその作戦概要を聞く、
「端的に言うと電撃戦だ、」
それはかの国ドイツが考案した機動戦の更にその先の戦術だった、
「最新の戦車で構成された機甲師団、及び装甲師団で強襲する、」
「質問をよろしいでしょうか、」
1人が質問の為、手を上げる
「なんだ?、船坂軍曹、」
「その最新の戦車の能力を教えてください、」
「ドイツと共同開発した機動戦向きの戦車だ、ドイツ側はヤーパンパンターと呼んでいる、」
「具体的な能力は?、」
重ねてその船坂と言う者が質問する、
「150mm傾斜装甲の40t、時速荒地30km整地50km搭乗員5名、幅3m車高2m全長6.5mの中戦車だ、」
「装甲不要論はどうしたんですか?」
「装甲は従来の戦車なら歩兵の攻撃程度なら防げたが、硬い戦車には硬い戦車をぶつけた方が手っ取り早い、」
「なるほど素晴らしい戦車ですね、」
「しかもエンジンはドイツを参考にした三菱製のディーゼルエンジンらしい、」
「主砲は?、」
「ドイツのアハトアハトとか言う主砲を参考にしたヤツだ、」
「威力についての保証は?、」
「米国のシャーマン戦車を一撃で破壊した、」
「それで勝てる見込みは?、」
「、、、、、」
これには上官も黙ってしまった、
「我々が目標としているサンフランシスコを7日で落とせなかった時点で敗北だ、、、」
その結果に驚いた、
上官が続けて言う、
「我々はロサンゼルスに50万の兵力がある、だがそれは食料の減りも相応に速い、」
「現地調達は?、」
「無理だ、奴らが食糧も持って撤退してしまった、」
「援軍がこれ以上来ると兵站が死んでしまいますね、、、」
「だがたった50万で米帝は倒れない、どうにかしてサンフランシスコを取れないとどっち道負ける、」
「これは文字通りの短期決戦ですね、」
「日本が負けると思うか?、」
そんな言葉を上官が漏らす、
「誰にも分かりませんよ、ただ私は祖国に着いていくだけです、日が暮れるその日まで、」
サンフランシスコ電撃戦近日公開‼︎




