2. ジェンマ
街の入り口である街門に着くまで、ジェンマについて簡単に教えてもらった。ジェンマは石塀に囲まれている大きな街らしい。石塀に囲まれている理由はもちろん、森からやってくる魔物やスタンピードに対する防壁の役割が主で、オルトキアの森を挟んではいるが隣国にも面しているため、そちらの防衛も兼ねている。ただ、フィオーリ国とは友好的な関係が築けているので、基本的には対魔物用らしい。森まで距離があって見晴らしが良いため、魔物が街の入り口に到着することもほぼなかったようだ。
話しながら歩いていたので、わりとすぐに街門にたどり着いた。デュークさんが警戒はしていたものの森から街門にかけて、最初に遭遇したグレイウルフ以外の魔物や他の冒険者にも会うことはなかった。
街門の左側には見張り塔が建っている。常に森を監視しているらしく、見上げると塔には数人いるようで動いているのが見える。
街門の左右にそれぞれ、スピアを片手に急所を金属製の鎧で保護している門番が立っている。これはRPGのゲームとかで見たことがある風景だ! と思って、ちょっとテンションが上がった。
森側の街門は、オルトキアの森に討伐や収集に行く冒険者か、デュークさんのようにフィオーリ国から来る人しかいないため利用者は少なく、街に入るための手続きを待っている人はいないようだ。都市や街門の位置次第では、街に入るために長蛇の列ができることもあるらしい。アニメで見たことはあるけれど、実際にどんな感じなのかは見てみたい気もする。
デュークさんから、通常、街に入る時には街門の門衛所と呼ばれる場所などで身分証の確認や入市税の支払いを行うと聞いた。
住民は住民カード、冒険者はギルドカードを提示すれば入市税は免除される。身分証がなければ都度入市税の支払いが必要で、10歳までの子供は無料、15歳までは半額、商人は別途関税を支払う必要があるらしい。
私たちが近づいた時から、門番から観察されている視線は感じたけれど、特に何も言われることはなかった。2人の門番が立っている街門を通り抜けると、右側に門衛所と思われる建物があった。門衛所の入り口にも衛兵が立っていて、中に入るように指示を受ける。
建物内にも警備兵が数人立っているのを横目に見ながら、部屋の中央にあるテーブルの前に移動する。テーブルを挟んでおじさんが座っている。真顔で手を組んで待ち構えている感じで、一瞬だけ緊張が走ったけれど、私たちを見るとすぐにニコニコとした表情に変わった。
「大人1人に、子供が3人だね。身分証はあるかい?」
「ああ、俺の分はある」
デュークさんはウェストポーチから冒険者用のギルドカードを出して渡すと、おじさんはテーブルの上にあるタブレットに翳した。何か文字が浮かび上がっているらしく、おじさんはそれを確認してから、デュークさんにギルドカードを返却した。
「そちらのお嬢さんは何歳かな?」
「14です」
「それなら入市料は銅貨2枚だね」
デュークさんが銅貨2枚をおじさんの前に置き、おじさんはそれを受け取ってテーブルの向こう側に置いてある箱にしまった。その後、後ろの棚から台に乗った水晶を出して、テーブルに置いた。
「はい、順番に水晶に手を翳してね」
デュークさんが水晶に手を翳して、おじさんは水晶を見る。「次はお嬢さんね」と言って水晶に手を翳すように促されたので、デュークさんの見よう見まねで水晶に手を翳したが、特に何も感じなかった。
「問題ないね。では、次は君たちだけど、そこにある踏み台を使って、水晶に手を翳してくれるかな?」
デュークさんが踏み台をテーブルの前に置いてくれたので、まずは玲央が踏み台に乗って水晶に手を翳した。その後玲奈も同じように手を翳した。玲央も玲奈も水晶に翳した自分の手の表と裏を確認している。
「よし、問題ないね。通っていいよ」
「どうも。冒険者ギルドはどの辺にある?」
「街の西側だよ、大通り沿いだ。今いるのは南門だね。商店や市場は街の南、宿泊なら南西あたりにある。教会は東地区だが、子連れなら南東に行くのは避けた方が良いよ」
「その情報は助かる。ありがとう」
「ジェンマにようこそ」
『ようこそ』は私や双子に対して言っていたので「ありがとうございます」と笑顔で返した。おじさんに軽く会釈して門衛所を出る。
門衛所を出ると、おじさんの言葉通り商業地区でお店が並んでいる。目の前の大通りは中央に馬車が2台、余裕を持ってすれ違えるほどの馬車道があり、道が整備されていた。馬車用の道と歩道の境目には等間隔で花壇やマロニエの木が植えられており、左右のお店の前はおしゃれな石畳の歩道がある。どの建物も煉瓦造りで景観が整えられている。少し先には馬車が走っているのも見えて、お店の前の歩道には一般市民や冒険者らしき人がいて賑わっている。ヨーロッパ風の街並みに、馬車や冒険者が合わさって、おぉ、ファンタジーの街並みだ! と興奮してしまった。
私は街並みに感動していたけれど、玲央はさきほどの水晶が気になっていたらしく、デュークさんに質問をしている。
「ねぇねぇ、さっきのボールみたいなの、なに?」
「水晶か? あれは、犯罪歴を確認する魔道具だ。どこかの国で犯罪者として登録されている場合には水晶が赤く光る。問題がなければ何も起こらない」
「へー! あかくひかると、どうなるの?」
「犯罪歴を確認されて、大体街に入れない」
「おいかえされちゃうの?」
「あぁ、そうだな」
犯罪者かどうかわかる魔道具?! それはすごい! それにしてもこの世界には魔法もあるのか。ますますファンタジー感が増してきた!
「ジェンマに着いたが、最初に冒険者ギルドに行ってもいいだろうか? 冒険者は街を移動する場合、所在地を明確にする必要があり、チェックインでギルドに到着した連絡をする必要がある。Cランク以上は有事の際に協力する義務もあるから重要なんだ」
「わかりました。玲央と玲奈はまだ大丈夫? 疲れてない?」
「うん」「だいじょーぶ!」
「本当はアンナのギルド登録や連絡先登録も一緒にまとめてした方が良いが、ギルドの説明も受けるから時間も掛かる。もうすぐ夕方になるから、登録は明日にしよう」
「連絡先登録ってなんですか?」
「冒険者になにかあった時に、ギルドから家族や恋人など、連絡して欲しい人の情報を登録できるんだ。登録時には本人確認が必要だから、冒険者と連絡先として登録したい人がどちらもいる状態でないと登録ができない。解除はどちらからでも可能だが」
「なるほど。そういうシステムがあるんですね」
冒険者ギルドは大通りの西側とおじさんが言っていたので、大通りをそのまま進んだ。
冒険者ギルドは3階建ての大きな建物だった。扉を開けて中に入ると、正面に受付が10箇所ある。この時間帯にギルドに来る冒険者はまばらのようで、受付の半分には人がいない。窓口はそれぞれガラス張りの半個室のようになっている。一番右が新人の冒険者登録・見習い冒険者用、一番左はチェックイン、その隣は緊急、と窓口の上の看板に書いてあり、それ以外は普通の受付のようだ。
ギルドへの依頼は2階で受付をしているらしく、階段を上がったところに受付用デスクが見える。
新人受付用の窓口が近い右側の壁は大きな掲示板となっている。依頼用の掲示板には、常設らしきものや受ける人が見つからない依頼などが掲示されている。掲示板を眺めていたら、デュークさんから、人気や割のいい依頼は早朝に奪い合いがあって、午前中で根こそぎなくなると教えられた。
依頼掲示板の横には『お知らせ』と書いてある。どうやら注意事項や連絡事項が載っているらしい。注意事項には危険な魔物の出現情報などが、連絡事項にはギルドで開催している研修についての案内が載っていた。
そういえばなぜか文字が読めている。どう見ても日本語ではないはずなのに、文章に目を通すと違和感なく読めて、意味が理解できる。なぜ……?
スッキリしない感じだが、おそらくここで理由を考えていてもわからないと思うので、一旦、頭の隅に残しておくことにした。
デュークさんが用がある一番左のチェックイン窓口に一緒に行く。ただ、窓口は無人だった。デュークさんがどうするのかを見ていると、再びギルドカードを取り出して、目の前の端末に翳した。ピッと音がしてチェックインが済んだらしく、ギルドカードをしまっている。
チェックイン受付の横には奥への扉と2階への階段がある。階段を挟んだ左側のエリアは食堂が併設されている。
「解体場に行ってくるから、ここで少し待っててくれないか? すぐに戻ってくる」
デュークさんは、私たちを食堂の端っこの空いているスペースのところに連れていって、周りをしっかりと見回してから、そう言った。
周りを見渡してみたが、ギルドにいる冒険者はこちらを見ることもなかったので、少しだけなら大丈夫だと思って「わかりました」と答えた。
デュークさんを目で追っていると、1人のギルド職員に何かを伝えてこちらを見た。職員が頷いたのを確認すると、チェックイン受付横にある扉に入っていった。
私の左右に玲央と玲奈が座る形で3人で並んで、玲央が興奮しながら話すギルドの感想を聞いてデュークさんが戻ってくるのを待っていた。
こちらに向かってくる人が視界に入った。清潔感がなさそうで、若干山賊を思わせるようなガラの悪い3人組の冒険者が近づいてきた。その人たちを見て緊張して固まってしまった。
「お嬢ちゃんたち、こんなところで何やってんだ? ちっさい子供まで連れて、来るとこ間違ってんじゃないのかぁ?」
玲奈は怖がって、その男たちを見ないように私にしがみついた。玲央は男の子だからか、勇敢にも目を逸らさずにテーブル越しにその男たちを睨みつけるように見ていた。
「ちょっとあんたたち、やめなさいよ。大の大人がみっともない」
男たちとテーブルの間に現れた女性が仁王立ちをしながら、男たちに向かって発言した。私から見えるのはその女性の後ろ姿だけ。腰ほどの長さで緩やかなウェーブがかかっている艶があるプラチナブロンドで黒を基調としたローブを着ている。
「あ゙ぁ? 俺たちは何もしてねーだろ? こんなところに子供がいたら、危ないだろうが」
「そうだ! 攫おうとして子供たちに目をつける奴らがいるかもしれねーだろ。誰か大人が一緒にいてやらねーと!」
「オレたちがいれば安全だろ?」
絡んできた男達から返ってきた言葉は想定外だった。明らかにその攫う側に間違えられそうな見た目をしているのに、むしろ、守ろうとしてくれたらしい……。ちょっと拍子抜けした。おそらく同様に思ったであろう女性が大きくため息をついている。
「この子たちは、むしろ、あんた達の見た目に怖がってるわよ」
「あん? そうなのか? そりゃあすまんなぁ。はっはっはっ」
1人の男性が自分の頭をガシガシとかきながら、謝って笑っている。
「何かあったのか……?」
デュークさんが解体場から戻ってきたらしく、慌てて私たちのところにやってくる。
「あんた、この子たちの保護者? こんなところに子供だけ置いてくなんて、何考えてんの? 子供だけなんて攫われたり、酔っ払いに殴られたりする可能性だってあるのよ。今回絡んできた奴らは見た目だけガラが悪いイイやつだったけど」
「おぃ、ねぇちゃんそいつは失礼だ。俺たちだって多少傷つくんだからな」
保護者がきて問題ないだろうと判断したらしく、男たちは去っていった。その場に女性は残っていた。さっきは後ろ姿しか見えなかったけれど、紫の瞳でスタイル抜群の美人な女の人だった。ヒールのあるブーツを履いていてスラっとしている。紫をベースに金で縁取っていて、膝より少し上くらいまでスリットが入った動きやすそうなドレスの上にローブを羽織っていたらしい。
「問題なさそうかをしっかり確認したうえで、ギルド職員にも見ていてもらうように頼んでいたから大丈夫かと思ってしまって……すまない。怖い思いをさせちまったか?」
デュークさんは少しバツが悪そうだったけれど、玲央と玲奈にしっかり視線を合わせて謝っている。
「ううん、だいじょーぶだよ」
「このひとがたすけてくれた」
「そうか。礼を言う」
「あの、ありがとうございました」
「いいのよ、気にしないで」
話もギルドでの用事も終わったとして、私たちは席を立った。玲央はデュークさんの横に立ってデュークさんの手を引いた。
「デュークおじさん! そろそろおなかすいたー」
玲央の発言に玲奈も頷きながら、お腹をさすっている。確かに私もお腹が空いてきた。
「そうか、それならご飯を食べにいこうか。ちょっとおすすめの店を聞いてくる」
「また子供を置いてくつもり?」
「あ、いや……」
「はぁ……この街は初めて? それなら、私がおすすめのお店に連れていってあげるわ」
「良いのか?」
「えぇ。ちゃんと子供たちが食べれるものもあるわよ」
私たちは特に異議はなかったので、その女性のお勧めのお店に行くことにした。ギルドを出て再び南側の地区に向かった。女性に案内されたお店は大通りの一本奥の通りにあった。かなり落ち着いた雰囲気で、酔っ払いはいなそうなオシャレなレストランだった。そのお店は各部屋が個室となっているようで、2階の個室に案内された。周りに気を遣わずにすみそうで良かった。
お店の入り口で女性が伝えてくれたので、部屋に入るとすぐに店員さんが子供用の椅子を用意してくれた。テーブルは円卓で、私、玲奈、デュークさん、玲央、その女性という席順で座った。
「遠慮なく好きなものを頼んで良いぞ」
「ここは白パンとサラダがセットでついてくるのよ。メインは選べるけれど、あなたたちは、お肉とお魚なら、どちらを食べたい?」
「ぼく、おにく」
「わたしは、おさかながいい」
絵が描かれているメニューを双子に見せながら、ちょっとした説明もしてくれた。2人のオーダーが決まって、私もメニューを見て食べたいものを選んだ。
「あなたはどれにする?」
「私はこのシチューが良いです」
デュークさんもすぐに決めたようで、店員を呼んでメニューを頼んだ。ジュースや白パン、サラダはすぐにテーブルに並べられた。双子には小さいお皿にちょっとずつ盛り付けられている。足りなかったら、おかわりができるらしい。メインメニューもすぐに出てきた。
「お腹も空いてるでしょうし、早速食べましょう」
そう言われて、つい癖で、手を合わせて「いただきます」と言ってしまった。私に合わせて玲央と玲奈も同じようにした。なぜか女性は驚きに満ちた顔をしていたので、何か問題だったのかと焦ったら、デュークさんから質問を受けた。
「その祈りは食べる時にするものなのか?どういう意味があるんだ?」
「えっと、大切な命をいただくこととか、料理を作ってくれる人への感謝の挨拶です」
「そうか。良い挨拶だな」
デュークさんはそう言ってくれたが、女性は何か思うところがありそうだった。食事をしながら雑談をした。主に女性から質問を受けて、私たちが答える形だった。
「ジェンマは初めて来たのよね? どこからきたの?」
「旅をしていて、ここに来る前はフィオーリにいた」
「あなたたち3人は髪も瞳も珍しい色よね、どこの出身かしら?」
「にほんだよ!」
「にほん……そうなのね。あなたたち3人とあなたはどんな関係なの?」
「家族だ」
「でも、血縁関係はないのでしょう?」
「それに何か問題でも?」
「いえ、問題はないわ。でも、もしかして、あなたたちは異世界転移とかしていない?」
「え?! どうしてそれを?」
「実は、私は異世界転生をしてるのよ」
「え、異世界転生?」
「私は前世、日本で会社員をしていたわ。事故で亡くなったみたいで、この世界に生まれて、幼少期に前世の記憶を思い出したのよ」
「あの、異世界の迷い人ってご存知ですか?」
「迷い人? いえ、初めて聞いたわ。でも、もしかして、あなたたちのことかしら?」
「聞いたことはないんですね?」
「えぇ」
「学校は夏休みで、田舎のおばあちゃんちに遊びに行って、裏山を歩いてたんですが、気づいたらこの世界の森の中でした。通ってきた道は無くなっていて、どうすれば元の世界に帰れるのかをこれから探そうとしていて、その異世界の迷い人の情報があればと思ったんです」
「なるほどね。情報を探すの私も手伝うわ」
「なぜだ?」
「そうね。色々と理由はあるけれど同胞だから。ねぇ、あなたは何歳かしら?」
「14歳です。中学二年生です」
「中学生なのね。すごくしっかりしてるわ。あなた料理が出来たり、料理の知識はあるかしら?」
「はい。両親が忙しくて、双子の面倒を見るようにも言われますが、基本的に食事は私が作っています」
「本当?! レシピとかなくても作れる?」
「作ったことあるものであれば」
「神か! 私はあなたたちが帰れるように協力するわ。だから可能なら、日本食とか作ってもらえないかしら? 転生あるあるなんだけど、日本食が恋しいのよ! でも、私料理が致命的にできなくて、外食するしかしないの! だから! どう? 交換条件で」
「おい、未成年の子供に対価を要求するのか」
「だって、日本食が食べたいのよ! もちろん、その代わり私にできることはなんでもするわ!」
あまりの勢いに「わかりました」と言うしかなかった。料理は慣れているし、嫌いではない。それに日本から転生している大人の女性というのはすごく心強い。帰る方法を探すのに協力してくれるうえ、お礼として私が出来ることで返せるのであれば気が楽だ。デュークさんにもお礼はしたいと思っていたけど、料理じゃお礼にならないだろうか。思考に耽っていたら、女性から追加で質問がきた。
「あなたたちは、これからどうするの?」
「しばらくはこの街にいる予定だ」
「どこに泊まっているの?」
「ギルドに行く前にこの街に着いたばかりだからな。これから探すところだ」
「それなら、とりあえず私の家にいらっしゃいよ。部屋はたくさんあるわ。街の北東よ。小さな子供たちもいるんだから、宿なんかよりは安全よ」
「あぁ、そうだな。じゃあ、よろしく頼む」
「そうそう。自己紹介がまだだったわね。クローディアよ。ディアって呼んで? あなたたちは?」
「俺はデュークだ。Aランクの冒険者だ」
「あなたは剣士よね?」
「あぁ」
ディアさんが自己紹介するように目で促してくる。
「今野杏奈です」
「杏奈ちゃんね」
「ぼく、レオ、ごさい!」
「わたしは、レナ。ごさいです」
「2人とも自分で挨拶できて偉いわね!」
「えへへ」
ディアさんに褒められて嬉しそうだ。
「ところでディアの職業はなんだ?」
「オールラウンダーの魔法使いよ。同じくAランクの冒険者」
「この街の出身なのか?」
「いいえ、違うわよ。エルバはエルフの国でもあるじゃない? だから、珍しい本がたくさんあるの! 本を読むのが趣味だから、家を買って好きに過ごしてるのよ。これからよろしくね! じゃあ、食べ終わったし、私の家に向かいましょうか」
こうして、元日本人のお姉さんも加わって、5人での異世界生活が始まった。




