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アビューズメントパーク  作者: 三重野 創


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罪と罰

「先輩、ちょっといいっスか?」

 なんか怪しい動きをしてるな、こいつは。

 背後に回るな背後に。


「えいっ!」

 キョン子のやつが急に俺のシャツをめくりあげた。


「逆セクハラだな、これは」

 なんのつもりなんだ。


「ああ、良かった。先輩たまにモノホンの目をすることがあるから、渡世の人じゃないかと思ってたんですよ」

「彫リモンくらいいまや珍しくも無いが、俺はやらない主義なんだ」


「お前、俺をどういう目で見てたんだよ」

 キョン子は任侠衆の生写真を持っていたりする。


 有名人がファッション感覚で入れてたりするから真似する若者も多いが、一回入れたら変えられなくなってしまうのは、ファッション的にどうなんだろうな。いくらでも変えられる服や髪型とは違うしな。


「いえね、先輩のオヤジさんがかなりブイブイ言わしてたお方だって聞いてたので、念のための確認っス」

 お前、他で絶対やるなよ。


「オヤジも悪逆非道の限りを尽くしたが、もう逝っちまったからな」

 いまごろ地獄の鬼達と正拳突きをしてるかも知れない。


「ボク、余計なことを言いましたね」

 珍しくしおらしい。


「んなもん気にすんなよ。寿命だったのさ」

 お決まりのしばらく帰って来れないって台詞も、お勤めだったんだろうな。


「たしか被告人が死亡した場合は、公訴棄却になるんでしたね」

 小難しい話をしだしたが、確かにその通りだ。根拠は刑事訴訟法第339条だな。


「死んだくらいじゃ償えないがな」

 転生先を閻魔様に教えてもらおう。


「死んだらみな仏様ですよ」










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