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アビューズメントパーク  作者: 三重野 創


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誣告罪

「口を開けりゃ法的措置ってなんなんスかね、あれは」

 キョン子は妙に社会派なところがある。


「名誉毀損だから法的措置ってことなんだろうが、権限のある人物が失態をやらかしたときに、その釈明もなく批判されたからといって法的措置だ、なんてのは筋が通らないな」

 暴力行為や脅迫に対しては、堂々と法的措置を取れば良い。


「なんかもっとこう、言葉と言葉を戦わしてほしいですね。ドラマの脚本家でもこんなに同じ台詞のやり取りを書いたら、干されますよ」

 多様性は色んな人の意見を聞くことではなかったのか。


「相手を嵌めるための脅しになってるよな。虚偽告訴等罪(旧・誣告罪ぶこくざい)になる可能性もあるぞ」

「俺は素行が悪かったから、趣味で六法全書を読んでたこともある」


「先輩、あんまり親御さんを泣かすようなことしちゃ駄目っスよ~」

 もう何年も顔を見ていない。


「この店にも訳ありのお客さんがよく来るからなあ。話を聞くと人生勉強になったりする」

 キョン子も堅苦しい家を飛び出したかったってとこかな?


「あの浜ちゃんもパチンコ入浸りだったみたいっスね」

 上京して間もない頃のようだ。隣に未来のビッグスターが座っているかもしれない。


「ところでお前、ゴールデンウィークはどうすんの?」

 軽い気持ちだったのだが。


「え。先輩、ボクの休日の予定聞いてどうするつもりっスか~?」

 何をニヤニヤしてるんだ。


「いや、お前実家京都だろ? 帰らねーのかなって」

 こいつも親を心配させすぎだろう。


「京都っていっても隣っスから。いつでも帰れますよ。それよりプロミネンスが落ち着いたから、激混みっス」

 言う前に一瞬コケたのはなんだったんだ?


「先輩はどうするんスか?」

「俺は休む間もなく、パチンコ業界の次なるエンターテイメントを考えてるんだよ」


「ファミリー層を取り入れるにはいまの形態では不可能だ。健康ランドみたいなところで、子供も遊べて風呂に入れて、うまいもん食ってゲームできれば、人も集まる」


「へえ、いいっスね! ボクも考えましたよ」

 俺はどうぞと促した。


「ゲームをカジノ方式にするんですよ。高得点を重ねるとコインが貯まっていくようにしたり、ミニ競馬場やミニサーキット場があってコインを賭けれたり」

 そういや大昔のゲーセンには、10円玉を溝から落として増やしていくようなシステムの台が置いてあったな。イカサマ防止のために、アナログ方式の実機を使ったモノが望ましい。


「俺が言うのもなんだが、パチンコよりは健全かもな」











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