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アビューズメントパーク  作者: 三重野 創


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菜の花畠に入日薄れ

 キョン子とJUSTOに買い出しに来ている。


「ここの看板、どことなくウッドペッカーみたいっスね」

 ナガシマのマスコットも昔そうだったんだよなあ。


「エンペラーのメンバーでBBQも久しぶりだな」

 岐阜県はBBQ大国だが、三重も負けていない。


「花見の季節にこういうのって憧れてたんスよ~」

 キョン子は初参加だ。


「お前あんな顔だったんだな」

 キャラクター紹介に顔が掲載されていた。


「へ? 毎日見てるじゃないスか!」

 俺も当初の想像とはだいぶ違うが、素人の作者が作ったやつだからな。


「でも、BBQって何を買うかでけっこう話がまとまらなかったりしませんか?」

 それはあるよな。


「自分ちだけならともかく割り勘で買うんだしな」

 この肉は食うが、あの肉は食べないとかな。


「食にも合わせ技ってあると思うんスよ」

 キョン子がバナナを手に取る。猿だ。


「ボクはバナナクレープが好きなんスけど、その時にバナナジュースを飲むのは違うんじゃないかと。バナナジュースも好きなんスけどね」

 もう片方の手でバナナジュースを取り出し、すぐ戻した。


「俺もそうだと思うぜ。ショートケーキを食べてるのにイチゴミルクは頼まない」

 同じく、両方好物である。


 総菜コーナーを見回すキョン子。

「あれもよくやってしまいますが」


「お好み焼きに合わせたいのは御飯であって、焼きそばだとさすがにくどくなりすぎるっス」

 これでもかというソースの摂取量だ。


「話が見えてきたぞ。豆は違うがコーヒーとチョコの組み合わせも俺は好かん」

 チョコにはさっぱりした飲みもんが合うと思う。


「献立考えるのも、そういうところにヒントがあるような気がするんですよねえ」

 似たものばかりにならないように注意が必要だ。栄養も偏るだろう。


「まだ早いが、素麺に天ぷらってのは理に適ってるよな」

「はい。水と油みたいなもんですが、そういうものこそ手を結ぶべきですよ」


「似てるやつは意外と喧嘩しやすいんだ。性格が違う奴ほど案外うまく行くのかもな」

(ボクもそれを言いたかったんですよ! でも先輩ニブイからなあ・・・)















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