63話 占いって素敵
「この服のまま外に出ると悪い噂が立ちそうだな」
暗いうちに一度家に戻って着替えたいがどうしたもんかな。
無空間収納からリュックを取り出して背負う。
「行けるか?」
意を決してサッと足早に家に帰る。
時間にして10秒にも満たない時間だったし大丈夫かな。
とりあえず服を着替えてリュックに予備の着替えを一式入れておく。
「今日はもう集中力も切れてるし風呂に入ってダンジョンで寝るか」
ネットニュースを見ると各地で地震が頻発しているらしい。
専門家たちが30年前から30年以内に起きると名言していたアレの前兆かな?
30年経っても30年以内にと言っていて全く信用できないが、言い続ける事でいつかは当たるんだよな。
当たり前なんだけどねw
そういえば石油も30年で枯渇すると噂されていたらしいが30年経った今では50年後に枯渇すると噂されている。
人間ってのはいい加減なもんだよな。
適当に言っててもいつか当たれば、過去の当たった時の証拠さえ見せれば的中率100%とか言い出しちゃうし、100人に1人は当たったと信じる。
信じた人の噂を信じれば信者は増え洗脳され宗教になるかもしれない。
有名な占い師も数うちゃ当たってそこだけアピールすれば有名になってテレビや雑誌の1日占いコーナーでネタを絞り出し適当な事言ってれば金が入ってくるんだから羨ましい商売だよね。
そんなものに引っかかりたくは無いから俺は無宗教がいい。
昔のこの国の宗教は心が弱かったり生活が苦しかったり病気になって辛い人が仲間を募って支え合い強く生きるためにあったんじゃないかと思ってるが、今のこの国は宗教をやるほどの気力も時間も金もない縋る余裕もない気がする。
平日の昼間に宗教の勧誘にくる人は余裕があるんだなっと思えてしまう。
理由を考えると寄付やお布施やありがたいグッズに宗教勉強グッズにいきあたる。
平日の昼間に宗教の勧誘にくる人はほんと羨ましいよ。
今の世は老若男女、少子高齢化と重税で苦しんで余裕ないのにね。
普段何してるんだろうね?興味深い。
子供の頃に寺の住居に入った事があるが、平日の昼間にパッチ姿で寝転びテレビを見てる様を見てから宗教について考えるようになった。
テレビでも坊主は飲み屋で大きな顔でフラフラしてる様を見たし噂でも聞いた事がある。
昔から坊主丸儲けって言葉があるが宗教に関するものは税金取られないんじゃないかな?
施設が劣化すれば寄付を募り修繕したり自治体に負担させようとしたり、葬式では豪華な飯と「いくらでもいい」と言いつつかなり高額を要求する。
戒名もピンからキリで最上位だと100万以上で文字数が多かったり階級が違う文字を入れてもらえるらしく、その後の法事ごとに豪華な飯と金を要求する。
お参りに行けば神に祈るために賽銭を入れるが、小銭だと両替手数料で儲けが無いから小さい金はやめてくれと宣う。
死後の世界や願い事も金でどうにかなるんだろうかね。
今の世に直送ってのが増えてきているが、死後生き返らない事を確認する期間を経て直接火葬場で焼いてもらう人が増えているらしい。
寺や墓を買うと管理費も掛かるし海に撒いてもらう人が増えている。
まさに天国と地獄だよね。
まともに働いて生活してる人は地獄に住んでるんじゃないかと思ってしまう。
地獄・・・いや・・・贖罪する為の地獄・・・煉獄だね。
今日はもうダンジョンで寝よ。




