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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-80 最後の旅仕度

光の玉を受け取ったたかし達はダラトーム経由でダールリムルへと向かった。ダラトームを経由したのはラディスト49世に一言挨拶を済ませる為であった。ラディスト49世は、大魔王マーゾ討伐の資金として5万ゴールドもの大金と、祈りの指輪5個をたかし達に渡した。


既に金入りのものは、ほとんど無かったがそれでもラディスト49世の御厚意はありがたかった。たかしはその資金を銀行に預けた。と言うのも大魔王亡き後の勇者一行の未来の為の事を考える必要が出てきていた。


勇者の一行も目標がなければ活動は出来ない。例えまだ新たに倒さなければならない敵が現れたなら、それは次世代の勇者の一行が倒すべきであり、たかしは大魔王マーゾ討伐後はパーティーを解散させる腹積もりでいた。そして、それはパーティーの暗黙の了解となっていた。


四人がそれぞれ今後の事を考え始めていた中において、やりたい事はそれぞれ違っていた。ゴパンは道場を開いて後身の育成をしていたい様であったし、リュラプスは教会を継ぎ神父として過ごす事を考えていたし、オイツォフはまた遊び人に戻り旅に出たかった。たかしも、強さを求めて一人で旅に出る事を考えていた。


それぞれが目標とする所は違っていたが、パーティー全員が大魔王マーゾを倒す事がいつしか最後のマイルストーンになっていた。そこにどんな試練が待っていたとしても、それを打ち破る術をこのパーティーは持っている。四人は想い思いに最後の旅支度を整えていた。


「いくぞ、最後の大決戦!気合い入れて‼」

「ヨシ。オラはもう鬼神のごとき強さを見せてやる。」

「神の御心の真ん中にどうか救いがあります様に。」

「私の魔法でマーゾもゾッとするはずだよ!」


四人の最後の戦いに向けての準備は整った。


「おい、たかし?そんなに薬草買い込んでリュック、パンパンだぞ?」

「大魔王マーゾ戦までは魔法力を温存したいからな。持てるだけ持った。」

「私達も同量の薬草を持たされました。」

「たかし、マジかよ!?」

「つべこべ言ってないでお前も持てゴパン。」

「オラ、薬草苦手なんだよな。」

「つべこべ言わない。持てるだけ持て。」

「念には念を入れてって感じですね?」

「キングダムオブマーゾの中はいりくんでる可能性が高いからな。マーゾ戦までは出来るだけ魔法力を温存したいからな。特にリュラプスとオイツォフの二人の魔法力は必須だからな。レベルアップして来たとは言え、魔法力も無限にある訳じゃないからな。」

「そりゃ、そうだな。」


たかし達は溢れんばかりの薬草を持てるだけ持ってキングダムオブマーゾに潜入しようとしていた。

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